『海底軍艦』に登場した守護竜マンダ。
東宝怪獣コレクションの第19・20巻で完成。
ひょろいけど長い。
本当に、東洋の龍そのまんまで、怪獣と言うよりは、完全に龍。
『海底軍艦』で大活躍した後、角と髭をなくした単なる蛇として、『怪獣総進撃』に登場。
モノレール? に巻き付いて倒壊させるシーンの操演が見事でした。
『海底軍艦』では、「マンダの生贄にせよ!」の呼び声に応じて登場し、轟天号に牙を剥く。
横から。
長いです。
にょーんとした長さが、いかにも操演怪獣って感じで味がある。
後肢の、ちょこんと出てる感じとかも、とっても可愛い。
大きく波を描く長い身体。
肌理細やかな鱗の造形。
後から。
真ん中に色違いの毛並が走っております。
顔のアップ。
まあ、取り敢えず、龍ですわ。
このサイズで、口の中の歯がしっかり生えそろっているのは素晴らしいですよね。
こっからのアングルもカッコいい。
下顎がかなり長めですね。
蛇腹部分の造形も凄い。
完成した時は、「龍やん」っていう印象しかなかったけど、寄りで観たら、光る部分がたくさんある造形でした。
リボルテックの轟天号と。
危うし、海底軍艦!
大きさもちょうど良い感じかな。
リボルテックで、可動部がふんだんについたマンダが出てくるのを期待したんですが、それまでにシリーズが終わってしまって……。
やっと、良い感じで絡ませられるマンダに会えました。
東洋龍の顔をした怪獣との比較。
昭和版のキングギドラと。
さすがに造形美はギドラの圧勝ですね。
ギドラの鱗が真ん中に向けて斜になっているのに対し、マンダの鱗は基本的に扁平です。
東洋龍の顔っていうと、初代アンギラスもそうかな。
面長なところも共通点かな。
見返りマンダ。
2巻分のボリュームかと言われると苦しいところもありますが……。
ひょろっぽさや程よい長さなど、「マンダっぽさ」はピカイチですね。
東宝怪獣コレクションの中では、かなりマイナーな怪獣の登場となりました。
シリーズも20巻を超えて、だいぶ増えてきた東宝怪獣たち。
ここでマンダを出してくるってことは、当然、ゴジラシリーズ以外の怪獣映画……バランやバラゴン、『ヤマトタケル』のヤマタノオロチなども期待して良い範囲でしょうか。全100巻行く頃には、東宝特撮におけるマイナー怪獣も、けっこうな数揃いそう。月に一度の楽しみとなってきました。