ゴジラストア限定のメカゴジラ1975 ダメージカラーver。
公式ストアで売り切れていたのを、メルカリでの抱き合わせで運よく手に入れることができました。
現行規格の昭和メカゴジラは、これが最初で最後になりそう。今年、メカゴジラって50周年になるんじゃない? 一度再販はかかっていましたが、50周年を機にもう一度、再販掛けてほしいですね。
正面から。
ずんぐりしたフォルムも含めて、メカゴジラの魅力。もっと早くにチェックしとかないとダメだったソフビですね。
横から。
シンプルなようでいて、実は情報量の多いメカゴジラのディテール。
たくさんの鉄板を張り合わせたような造形で、この無骨さが良いんですよ。
腕部分や胴体部分が円筒なのもロケットっぽくて良い。
これは凄いですね。この頃のゴジラは、ベビーフェイスから脱却しようとしても名残があった頃なので、余計にメカゴジラのエッジが引き立って見えます。
背中。
重そうなボディと、蛇腹状の関節。
いかにも中に人がいます! って感じの構造。これがメカゴジラだと違和感にならないから不思議。
体表。
かなり複雑です。ボルトのような小さい点が無数に並んでいる。
やっぱり、この鉄板切り出し、および溶接感が味わいですね。
腕部分にはMG2の文字が。
この辺も、奇麗に塗分けられています。お見事。
顔のアップ。
下の歯は浮き出ていますが、上の歯は切り出しなし。
まあ、ここまで細かい造形なんでね。あんまり文句は言えません。
こうして見ると、顎の所も何重か重なった、面白い構造をしていますねえ。
無数のボルトは、顔の左右にも規則正しく並んでいます。
さて、可動ですが、四肢と首。
腕部分もロールが欲しかったところですが、贅沢は言えないかな。
手部分が回転するところを強調するためか、左右で手の角度が違うんですね。
進軍するメカゴジラ。
銀一色ながら、煤けた感じを出す「汚し」も入っていて、よりリアルな感じが出ています。
首が回転するので、お馴染みの攻撃方法も可能。
体感が安定しており、少々傾きがあっても自立します。
カッコいいなあ。
機械と怪獣の融合で言うと、ゴジラ怪獣の中では「サイボーグ怪獣ガイガン」があって、あれも相当にエッジが立ってカッコ良かったのですが、全身武器のロボット怪獣と言うと、やっぱりこのメカゴジラを最初にイメージしますよね。
この後、メカゴジラはVSメカゴジラ、Xメカゴジラ(機龍)とバリエーションが出てきますが、初代から完成されたデザインのため、これを超えるものはでてきません。機龍のデザインはカッコいいけど、それとても昭和メカゴジラの面影を多分に残していましたからね。
コンビナートを襲撃するメカゴジラ。
煤けた感じが、コンビナートに良く似合っています。
侵略宇宙ロボット出現! 地球のエネルギー施設を破壊しています!!
荒野の大決斗――。
ゴジラストアで75年版のゴジラを持っていて良かった。
ゴジラ75の腕が格闘できそうな感じなので、組み合わせると面白いですね。
お互いに首が動くのも、ちゃんと目線が合うから嬉しい。
メカゴジラ戦は、初戦も逆襲戦もゴジラはえげつないくらい血だらけになる。
本当に、傷だらけになって戦う感じでしたね。たぶん、ヘドラくらいから傷を負うゴジラっていうのがパターン化していったんだと思う。
共闘したチタノザウルス。
東宝怪獣の中でも生物感に秀でているチタノザウルスと、有機的意匠を持たないメカゴジラ。
素晴らしい対比ですね。
二大怪獣、街を破壊し尽くすの図。
背が高いチタノザウルスを奥に、目線がちゃんと合うメカゴジラを手前に。
プレバンのストレイジ格納庫に置いてみた。
尻尾があるから正面になるように置けないんですけどね。
斜めでもそれなりに様になるから良いですね。
『メカゴジラの逆襲』は、メカゴジラが格納、修理されているところから始まりましたね。
『メカゴジラの逆襲』の3体がこれで揃った。
ゴジラとメカゴジラが同じくらいで、チタノの体高がかなりある。
画面に奥行きが出ますね。低迷期の先、休止状態に入る最後の作品。もっと予算が潤沢にあれば、この体高差を活かせるダイナミックな都市部破壊シーンとかがでいたかも知れない。そんな、ない物ねだりをしたくなるような、魅力的な組み合わせではありますね。
眺めて良し、遊んで良しのメカゴジラ2。
『メカゴジラの逆襲』では、このメカゴジラ、狂気に蝕まれた科学者の愛娘にコントロール装置が埋め込まれているという設定で、人間の憎しみや怒りのような負の感情を原動力に駆動するメカゴジラの姿が、前作よりもダーティーで大人な感じがしたものでした。全体に煤けた感じの「汚し」が入っている「メカゴジラ ダメージカラーver」は、そんな『メカゴジラの逆襲』の作品カラーに合っていると思います。いぶし銀、という表現がぴったりで、現行ムビモンの東宝怪獣の中でもとりわけ異彩を放つ存在。いやはや、すっかり魅せられてしまいました。