これは……できれば1号の中に収めてほしかった。
大きさ的にも、ガイガンやヘドラが単号で完成しただから、わざわざ分号する必要性はないと思う。17号なんて、袋のボリューム全然なかったですよ。
複数号を跨いで完成とすることで購読者を離すまいとしているのかも知れないけど、Xでも書き込みを見ていると、ここで一旦買うの止めよって思った人も多いみたい。
個人的には、昭和初期の体高50m、体長100m級であれば、単号発売にして欲しいです。単号完結が、第11号のヘドラ以来なく、今後当分のラインナップを見ても、しばらく望めそうにない。
心配しなくても、よっぽどのことがない限り定期購読するから! もう少し買う喜びを感じさせてくださいよ。
と、文句たらたらですが、アンギラス本体は良い出来です。ってか、こんなに早期に初代アンギラスを出してくれて、実はとっても喜んでいるのです。
『ゴジラの逆襲』70周年を迎えて、今、初代アンギラスがアツい!!
横から。
初代ゴジラと同スケールのはずが、結構デカく感じる。特に尻尾が長いんですねぇ。
うーん、この長さなら、分割もやむを得ないか?? いやいや、やっぱり単号完結で(しつけぇ)
彩色はモノクロで、棘や爪部分に白が入る。
ぐっと身を屈めてゴジラがいるであろう前方やや上を向いて牙を剥く。
暴龍に相応しい闘争心を感じさせてくれます。
上から。
正面から見た際の般若顔と、規則的なようで乱雑な背中の棘の並び。
アンキロサウルスというよりは、亀に近い。これぞ初代アンギラス。
本当に、少し前まで立体化に恵まれていなかったことを考えると、こうして手のひらサイズでハイクオリティのスケールフィギュアを出してくれたことには感激極まりないといった感じですね。
背中。棘一本一本を白く塗っている。
とても大変な仕事です。モノクロだからって手は抜けないんですね。
凄いなと思ったのか、冊子でも原型師の方が言及されていた、体表の処理。
これ、爪楊枝の先端をどうやらして、それをこうやらして作って行ったそうなんですが、どうやればこんなに細かい作業になるのか、ぜひ動画とかで教えて欲しい。
パッケージのところにQRコードシールでも付けといて、それを読み取ったらYoutubeに飛ぶとか、そんなんで原型制作とかの紹介もして欲しいですね。
さて、このアンギラス、左右の前後足で地味に角度が違っておりまして、
特に後ろ足はあんまり目立たないんですが、
裏返すとこんな感じなんですね。
体表のざらつき感を、このスケールで再現するって本当にすごい。
お気に入りな怪獣なだけに、やはり見入ってしまいますね。
顔のアップ。
この雑味というか荒削り感というか、それがたまらなくかっこいい。
アンギラスは後々『総進撃』版ももちろん好きなんですが、どっちか選ばないと○すって言われたら……うーん、苦渋の表情で、この初代版にするかなぁ。
この眉? の深みがね、良いですよね。
一対だけ長く伸びた牙も良い感じです。
鼻先の角は、それほど強調されていないんですね。
やや正面気味から。
ムビモンと並べて。
どちらも素敵です。
単純にアンギラスという怪獣の立体化としては、大きさ的にも造形的にも、ムビモンの方が満足高そう。
『ゴジラの逆襲』特有の、ざらっとした質感まで堪能できるのは、東宝怪獣コレクションかも知れません。密度感も、東コレはけっこう凄いんですよ。
初代ゴジラと。
ポスターでは、この組み合わせが多かったですね。蓋を開けてみたら、ゴジラのデザインが結構違うから、みんな驚いたんじゃないかな。
冊子についてきた、ポスターと見比べてみた。
こうして見ると、四足歩行怪獣であるにもかかわらず、アンギラスってかなりの巨大感。あと、やっぱり純粋にかっこいい。
東コレの中でもお気に入り暫定一位はこれでしょうね。
冒頭であれこれ言いましたが、アンギラス自体に罪はない。このフィギュア自体は、凄く気に入っています。問題なのは…その…売り方ですかね。
今後のラインナップで、当然、総進撃版とFW版も出ると考えて良いんですよね? ラドンはFW版が先に出ているわけで、そのFWラドンやFWキングシーサーと共闘したFWアンギラスが出ないわけはないでしょう。総進撃版についても、一番メジャーなアンギラスデザインは総進撃版なんだから当然出ると。それぞれのバージョンを並べて飾るのが、今からとっても楽しみです。