デストロイアに続いてこちらも大物。
同じく『ゴジラvsデストロイア』に登場した、1995年版のゴジラ。一般的にはバーニングゴジラの名称で人気です。
東宝怪獣コレクション13〜16で完成。
この分割タイプ、定期購読でも一ヶ月くらい待たないといけないから、中々辛いものがある。
ラストの第16号にて長い尻尾が付いたことで、ようやっと出来上がりました。
じゃじゃん。
カッコいい! けど、思ったよりもオレンジ??
Xなどを見ると、この状態から黄色を入れたり瞳を塗り直したりと、早くもリペイントの対象になっているようです。
個人的には、ゴジラシリーズの中でも拘りのあるゴジラとそこまで拘らないゴジラとがあって、このバーニングは、迫力とカッコ良さがあれば良いかなと。なので、届いたものを組み上げた素の状態で紹介しています。
横から。
長い首をぬっと出している。上半身はムビモンのソフビよりほっそりしていて、がっしりした下半身と好対象を成す。
背鰭が腰のあたりから元の色になっている。これで、標準仕様なんだって。
やっぱり平成ゴジラは生物的なリアリティがありますね。着ぐるみでありながら、着ぐるみとは思えない。
後ろ。
長い尻尾。これがあるので、用意していた棚に収まりませんでした。シンゴジラ、デストロイアに続いて、お前もか。
オレンジ色に包まれた背鰭。
後ろ斜めからの画角でも、ゴジラは映えますねぇ。
顔のアップ。
目が綺麗に描かれている。ただし、瞳の塗り分け等はありません。確かに、ここにもう一色添えるだけで、ぐんと印象が変わる感はありますね。
今の所、東宝怪獣コレクションのゴジラは口閉じバージョンが多い。
次のビオゴジで、初口開けゴジラとなりますが、完成まで先は遠い……やれやれ。
平成ゴジラのシュッとした顔は、やはりカッコいいですね。
僕が子供の頃に劇場にかかっていたのは平成vsシリーズとミレニアムシリーズ。平成vsシリーズは、生まれる前から、小学校の低学年くらいまでやっていたので、ゴジラにハマる最初の時期とちょうどリンクしているわけです。だから僕の中のゴジラのプロトタイプって、実は平成シリーズ。それを基盤にして、顔が超怖い初代とか、平成ゴジラとは差別化を図ったミレゴジとかが好きになったわけで。そういう「どのゴジラが好きか」という命題の根本にいるゴジラが、僕の中ではこのvsゴジラなんです。
ポーズは抑えめながらも威圧感があります。
ゆったりと、しかし着実に進行している感がある。
アクションフィギュアとは違う、スケールフィギュアの魅力ですね。
身体の赤はいかにも塗りました! って感じですが、
爪などは綺麗に塗り分けられています。
まぁ、そこそこでかいんでね。塗り分けはしやすいですよね。
宿敵との対峙。ようやく叶いました。
デストロイア大きいね!!
平成ゴジラの、よりにもよって最終作が真っ先に完成しました(笑)
睨み合う両者。
同一スケールフィギュアなんだから、目線は合わしても良かったかも。デストロイアを見上げ気味に、吠えているところの再現とか、どうです?
ここまでの東宝怪獣コレクションのゴジラを並べてみた。
初代から95ゴジラまででも、相当デカくなっている。これは深読みすれば、ゴジラを取り巻く環境と言いますか、もっと端的にいうと日本の建物がどんどん高層化して行ったことの裏返しなのでしょう。
夜に映えるデスゴジ。
ただ、光の当たり具合によって、目がかなり残念なことになっている。
やっぱりカッコいいよなぁ、平成ゴジラって。
ゴジラと初めて出会った、その刷り込みがなされたのがこの平成版なんですよね。あの頃のゴジラ情報というと、現行でやっているVSシリーズが圧倒的前面で、少年誌のビジュアルも当然ながらこのゴジラばっかりだった。
今の少年が、ゴジラって聴いて思い浮かべるのは、果たしてどのゴジラなのでしょう? まぁ、今後はマイナスワンゴジラが、ディズニーでいうアナ雪のように最新クラシック化していくと思うのですが、続き物として毎年のように劇場でかかり、ゴジラといえばこれ!! という、当時不動の「正解」があった平成初期に比べると、ゴジラの劇場シリーズ自体は終了して、新作はシンゴジラ以降、「ゴジラをどのように解釈するか」を前面にしている現況では、ゴジラに対して持つビジュアル的イメージも、大きく変わっているのかも知れませんね。