2月29日に発売されたばっかり。心斎橋のゴジラストアまで遥々足を運んで買ってまいりました。
ゴジラストアの店舗では、売り切れ御礼のマイナスワンゴジラも結構な数入荷していましたよ。
じゃじゃん。
3300円で、ゴジラストア限定だから安くなる見込みはない。
ムビモンソフビとしてはお高めですが、一般店舗流通のゴジラは割合安く変えているので、ここで定価という贅沢も許されるよね(誰にだ)。
ゴジラ自体のソフビもけっこう増えてきたので、近々おススメTOP5を紹介したいと思っています。
正面から。
割合ほっそりしている感じがありますが、これぞモスゴジって感じの造形とスタイル。
全体的なもっさり感も含めて、よくできている。
良いなあ。発売まで、本当に長く待った。
横から。
鎌首を持ち上げているような頭部の向きも良いです。首が長めなのは、モスゴジならではですね。
足の角度が初代ゴジラ以上に直立。かなり人間に近い足の向きになっている。ムビモンで比べると、近いのは実は逆ゴジです。
体表は割かしシンプル。
お化けのようだった初代ゴジラ。
格闘特化&狂気を孕んだ逆ゴジ。
キングコングとの対比を狙って爬虫類感を前面に出したキンゴジ。
これらの変遷を経て、ゴジラという「キャラクター」の顔が定着したように感じます。だからこそ、この顔のデザインが長く踏襲されることになったんですね。
背中。
尻尾の持ち上がりの様子なんかも、モスゴジっぽい。
真ん中の背鰭だけ、えらく白いですね。
横から見ると、先端に向けて白色しているようです。
初ゴジや逆ゴジと比べると、背びれ一つ一つがかなり大きく、大雑把になっています。
顔のアップ。
鬼を思わせる、ぎろりとした眼がカッコいい。
歴代ゴジラの中でも、特に「和」を感じさせる顔つきだと思うのは僕だけでしょうか。
鼻づら部分が異様にボコボコしているのも、ゴジラの「キャラ化」に一役だ買っていると思います。
極端な眉や、口周りの輪郭など、ちょっとデフォルメ的でもありますよね。
横から見ると、84年版ゴジラに近い目つき。
初ゴジや逆ゴジの胡乱な目つき、キンゴジの恐竜然とした目つきを経て、ぎろり感の強い眼差しになりましたね。
可動ですが、四肢と首。ただし足は殆どポージングには役立ちません。
腕も最初から角度が付いているから、動かしてもあんまりカッコいいポーズにならないんですよね。
街中のモスゴジ。
モスゴジの難攻不落感は、ゴジラシリーズの中でもトップクラスでした。
キンゴジのように敏捷に跳ね回るんじゃなくて、のっしのっしといかにも重そうに動くんですが、その一見のろそうな挙動に、どうしたって行く手を阻めない威圧感がありましたね。
それ相応に体高があるので、ジオコレにも合わせることができます。
破壊されたビルをナメにすると、中々良い画になる。
さて、前述の通りこのモスゴジのデザインはその後、昭和ゴジラシリーズにおいてはゴジラデザインの基盤として踏襲されることになります。
『メカゴジラの逆襲』に出てきたゴジラと。
着ぐるみの劣化やキャラ変を理由として、どんどん顔は変わっていくんですが、やっぱりモスゴジの面影は多分に残っているんですよね。ゴジラ70年の歴史の中で、影響と言う意味では初代ゴジラを凌ぐんじゃないですか? このモスゴジ。
何せ、影響を与えているのはゴジラシリーズに留まらないですからね。
新旧の踏襲。
ウルトラQのゴメスに着ぐるみ流用されたモスゴジ。
シンウルトラマンに登場したゴメスにデザイン流用されたシンゴジ。
時代を超えて再び起こる、怪獣デザインの継承。
ウルトラマンに登場した、エリマキ怪獣ジラースも、「怪獣大戦争」を経た後のゴジラを改造している。
せっかくなので夢の競演させてみた。
森を舞台にすると、本当に「謎の恐竜基地」みたいになる。
モスゴジの方が若干背が高いので、ちょうど良い体高差ですね。
ウルトラマンの方がよく動いてくれるので、可動に乏しいムビモンのゴジラであっても、上手く組ませることができます。
ゴジラの進撃を止めろ!!!
楽しいですね。
色々と怪獣玩具を紹介していましたが、そろそろシリーズの枠を超えた競演をさせたいです。
長く待っただけの甲斐はありました。
ゴジラソフビの中でも、相当にお気に入りです。
この調子で、キンゴジも早く出してほしい。
順番に並べると、ゴジラの顔の変遷が把握できて楽しいです。