旧規格のウルトラ怪獣シリーズで、中々見つからなかったダダさん。
こちらもリサイクルショップでレスキューしました。
大怪獣バトル期の一つ前だと思います。
赤目が印象的ですね。
正面から。
全身アートのようなデザインが唯一無二。
これがカッコいいのかはともかくとして、人間の価値観を超越した、トンデモない者である感がビシビシ伝わってきます。
ウルトラマンに登場する宇宙人の中でも、忘れがたい印象を残しますね。
横から。
彩色は基本的にモノクロなんですが、この細かいラインをしっかり塗分けるのは中々に大変な仕事。
現行規格では、黒線の殆どがオミットされていますからね。
リサイクルショップでレスキューしたものなので、ちょっと汚れはありますが、奇麗な方だと思います。
じっと見ていると、催眠にでもかかってしまいそうだ。
後ろ。
左右対称の複雑な模様。
ただ幾何学的なだけじゃなくて、背中なら背中、尻なら尻で、部位ごとにちゃんと区切られて見えるのも、ダダのデザインの凄いところだと思います。
顔のアップ。
子供の頃は、この顔が怖くてねえ。
特にダダが登場する「人間標本５．６」というのは、ホラーよりな演出だったので、よく覚えているんです。
アクションですが、両腕と首。
胴体部分も回せますが、体表のラインが分かれてしまう。
首が動くだけでも、それなりに雰囲気が出ます。
少しだけ体をねじってみた。
ひょろっとしたスタイルですが、意外と安定感がありますね。
腕の角度が付くだけで、身体の模様が違って見える。
本当に面白い宇宙人ですね。
ウルトラマンとの比較。
アーツだとちょっとダダの方が大きかったので、ACTを引っ張り出してきました。
本編では6分くらい闘っていた、ウルトラマンとダダ。
満を持して対峙した両者でしたが……
ぼこっ。
うげっ
ばきっ。
あべっ。
べしっ。
ぐぅえっ。
終始劣勢。
上司に助けをこうも、「とにかく頑張れ」くらいしか言われないダダさん。可哀そうでしたね。
平成版ダダとして知られている、コスモスに登場したギギ。
ダダが幾分オシャレになったバージョンがギギ。
ただエラいもんで、並べてみると、身体のラインの面白さはやっぱりダダの方があるんですよね。余計な小細工や造形がなく、ダイレクトに勝負しているからだと思います。
時空を超えた戦い。
モノクロの悪夢に、赤と青の正義が挑む――！
ということで、三面怪人ダダでした。
ちょっと前にプレバンで、ダダのアーツの予約販売があって、届くのを待っている状態なんです。
それに先んじて、このソフビが手に入ったわけですが、やっぱり初代ウルトラマンの怪獣や宇宙人はデザインが面白い。ダダなんて、子どもの頃に何度も観返した話だから見慣れてはいるんだけど、見飽きることがない。これは、本当に凄いですよね。