東宝怪獣コレクション ヘドラ1971 | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ゴジラの強敵、続々と登場。

その中でも特にゴジラを苦しめた公害の堕仔、ヘドラが11号目で登場です。

ぎょぇー!! 不気味じゃ。

この質感、このサイズでしか味わえない、冷たい迫力。こいつは……すげぇぜ。



前から。

素立というよりは、やや体を傾いで、歩いているようなポーズ。

重いものを引きずっているかのような、このぐっちょり感……良いですねぇ。



横から見ると、凄く重そう感がより伝わってきます。

彷徨う幽鬼のよう。これはムビモンでも中々出せない味わいかも。




ヘドラは左右非対称なので、向きによって印象が結構変わりますね。

全身をとりまくビロビロ。

ヘドラの動きに合わせた、非常に自然な流れが見事。風にそよぐ柳のようでもあります。



背中。

赤や黄色の原色は、坂野監督が塗りたくったらしいですね。その部分の膨らみの柔らかさとか、もう、何とも言えん。


ごそごそとムカデのように動いてきそうな尻尾にも注目。いやはや、本当に抜かりがない造形です。




顔のアップ。

この大きさで、ここまで纏まったヘドラの顔になるのは凄いですね。もっとごちゃっとするか、薄味になるかと思ったのですが。


目の周りなど、非常に彫りが深くモチーフとなっているあれがちゃんと想起できるようになっている。ヘドラに言うべきことじゃないかも知れませんが、非常に端正な顔です。



佇まいが最高。

このお化け感。唯一無二。

傑作ですね。東宝怪獣コレクションは、小さいサイズでも、クオリティ神めなのが多い気がする。




サイズは50m規格。

ヘドラが60mなので、50mゴジラと、ちょうど良い体高差ですね。




頭部のひび割れまで、まぁ手が込んでいること。

当時の設定では、怒ると頭部のひび割れから脳味噌がごぼれてくるんですよね。キモちゃんすぎる。



ご当地怪獣のウードンと。

体高はウードンの方が背が高い。

密度はヘドラの圧勝ですね。



さてさてヘドラというと、巨大感も味の一つですが、

この大きさだと、巨大感よりも幽霊的な怖さの方が勝ちますね。



こんな感じの舞台に間に合うんじゃないかしら。

幽霊怪獣現る。



おいおい。

そこは僕の足場だらう。



真っ赤な瞳の中まで、丁寧な塗り分け。

掌サイズの公害怪獣。こいつの良さは、実際に手に取ってみなければ分からないかも……