ウルトラマンコスモスより、古代怪獣ゴルメデのソフビ。
ゴルメデは作中に複数回登場しましたが、これはβと呼ばれる個体です。
βは第32話「悪夢の実験」に登場。地球防衛軍の兵器工場から垂れ流れていた汚染水の影響で、体内化学反応が起き続けて凶暴化している上、攻撃をエネルギー変換して吸収する能力まで持ち合わせているという、かなり厄介な怪獣です。体色が黄色いのは、そのせいですね。
正面から。
王道怪獣の安定したプロポーション。
帰ってきたウルトラマンにも、このタイプの怪獣は豊富ですね。
コスモス怪獣は、その作風から生物感が前面に出ている怪獣デザインが多く、ゴルメデもその優れた例の一つです。
横から。この角度が好きですね。
頭部と背中を覆う硬質の鎧が素敵。ただ、体色が毒々しい黄色なので、カミキリムシみたいな不気味な色合いに感じてしまいます。
首筋に緑がかっていたり、塗はけっこう細かいですね。
ひび割れたような表皮のディテールも、しっかり彫られています。
後。
緑がかった黒で、突起の先端に金。
この辺もちょっと甲殻の虫っぽいです。
顔のアップ。
僕が覚えているゴルメデは、もう少し凶暴な顔つきだったんですが……。大部柔和ですね。
ってか、体色の黄色に頭部ディテールが塗りつぶされているところも多いと思う。
頭頂から鼻先に伸びる硬質な角のディテールとデザインが最高。カッコいいです。
ちょっと笑っているようで、可愛いんだよな。
本編の顔つきには遠いんですけどね……。
さて、可動ですが、四肢と尻尾が主ですね。
けっこう自由度があり、アクションに雰囲気が出ます。
前傾のままで自立保持も可能。
尻尾がしっかり浮いたままで、立つことができます。
進撃するゴルメデβ。
地響きを立てながら歩く感じが出ていれば嬉しいのですが。
コスモスとの戦い。
鋭い蹴りで、ゴルメデの動きを制するコスモス。
角は強力な武器だぞ! 気を付けろ!
カオスゴルメデと並べて、
頭部と彩色以外は変わらんですな。
頭部は、βの方が少し長い印象です。
後から見ると、頭部の違いがよく分かる。
やはりカオスゴルメデの左右の角は、元のゴルメデの鼻先が二つに避けたんじゃないかしら。
そう思わせる造詣と色彩です。
あと、これは個人的な感想なんですが、このゴルメデβの生気のない目は、
初代怪獣王を髣髴とさせますね。
リドリアスと並べて。
設定では、ゴルメデとリドリアスは敵対関係にあるんですよね。
これは『ウルトラQ』の、ゴメスとリトラへのオマージュです。
鏑矢諸島で保護中のゴルメデとリトラが、またケンカしています!
やめなさいって!
と、両者を宥めにかかるコスモス。
森林のセットとゴルメデ。
けっこう合っていると思います。都会よりも、こうした自然の中で映えるタイプの怪獣かもしれません。
化学汚染したからだということで、コンビナートの近くに。
これはこれで、中々良いですね。
ということで、ゴルメデβのソフビの紹介しました。
テレスドンを買ったのと同じ店で660円。
コスモスの怪獣は中々見つけにくいので、手に入って嬉しいです。2話に登場したオリジナルの別個体は、単体売りではなくボックス抱き合わせ売りだったので、これまた見つけにくいのですが、ちょっと頑張って探してみようと思います。