ムービーモンスターシリーズ ガメラ1996 | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

平成ガメラがムビモンに登場以降、本日を以てようやく3種そろいました!

『ガメラ2 レギオン襲来』に登場したガメラ(1996)の紹介です。

ハイ、カッコいい。

平成ガメラはそれも超絶クオリティですが、このガメラ1996こそが至高かも知れない。

なにがカッコいいってね、この極端なまでの前傾姿勢。

 

まずは正面から。

前年のガメラ(初代平成ガメラ)に比べると、少し顔が小さくなっています。

愛嬌があった平成初代、険が際立ち、より怪獣然としていた平成三代目(1997)に対して、この平成二代目(1996)は、より生物感を強調したデザインとディテールになっています。

 

横から。どうです、この前傾!

前にも書きましたが、ガメラは前後のボリュームの表現が難しく、ともすれば平坦になりがち。

が、このガメラは前傾にすることでそれを感じさせないようなシルエットにすることに成功している。

 

 

平成ゴジラとも異なって、前足(腕)が相当でかい。

引きで見ると、甲羅の硬質と、それ以外の部分の肉質の違いが際立ちますね。

 

背中。非常に独特かつ緻密な構造。

バイオメカニカル感さえありますね。

基本デザインは平成初代と同じですが、より彫りが深くなっています。色も渋いですね。

 

表面のボツボツも、緻密に表現。

少し金属味を残すカラーリングが重厚感を引き立てる。

 

後から見ると、胴体部分がやや平べったいように見えるのですが、

彫りの深さが全てを凌駕して、非常にボリュームあるように感じられます。

 

 

お腹は

お腹は平成共通の生物味ある装甲然としたデザイン。

 

 

四肢は、初代よりもより亀っぽく、さらに鋭くなりました。

ディテールが重なり合っている様が見事ですね。後ろ脚は、さらに平たくなり、これにより前傾姿勢であってもしっかり自立してくれる。

 

顔のアップ。

凛々しい。

愛嬌があった初代の面影を残しつつ、より怪獣らしく、またヒーローらしくなった。

事実、『レギオン襲来』に登場したガメラ1996は、どのガメラよりも「守護者」的な描かれ方をしていました。

 

その身を犠牲にして戦い続けるガメラ。

その雄姿に、幾度となく熱いものを感じましたね。

ガメラは角度によって印象がだいぶ変わります。

たとえば上の写真だと、ガメラ1995がちょっと小顔になったようにも見えますが、

少し角度を変えると、

 

非常に彫りの深い、鋭角な輪郭を持つ怪獣にも見える。

瞳の塗分けも見事です。本当にムビモンは、ここ数年で驚くほど進化した。

 

俯瞰から前傾を見てみましょう。

守りの態勢。確固たる意志を感じます。

 

可動は尻尾と後ろ脚の微調整くらいです。

そして、それくらいで良いと思います。

もちろん前脚や首が動けばそれはそれで嬉しいですが、そうなるとどうしても分割線ができてしまいそう。

ムビモンのガメラの最大の魅力は、この超絶クオリティのディテールにあると思うので、可動部分を仕込むとそのバランスが崩れかねない。

全体的に皺や襞が多く、その再現にステマ全振りと考えれば納得もできようものです。

 

少し前に出た三式機龍を差し置いて買ってしまった。

三式機龍も好きなんですが、このガメラ1996のクオリティを前にすると、こちらに食指が伸びるのは当然というもの。

今年リリーズのムビモンラインナップとしては、この後シンウルトラマンシリーズを控えていますが、今年は本当に豊作ぞろいでしたね。新たにラインナップに加わったモノでも大魔神やメガギラス、サルンガ、そしてゴジラストア限定のバラン。そして、このガメラ1996! 

 

 

 

 




現行ガメラのフィギュアで、2000円台で買えるものってこのムビモンくらいしかない。だからこそ、このシリーズの持つ意義はでかいです。今年リリースされた中から一つをおススメするとしたら、あるいはこのガメラ1996を筆頭に置くかもしれない。それくらい気に入っております。クリスマスを前に控えて、嬉しいサプライズとなりました!