S.H.フィギュアーツ 真骨彫ウルトラマン | 怪獣玩具に魅せられて

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ついに……ウルトラアーツも100体目に突入。
記念すべき100体目は、全ての始まりである、このヒーロー。

来たぞ我らのウルトラマン

 
今年2月に予約開始。本日発売。
TUBURAYAストアで予約できました。TUBUストは送料が少し高い代わりに、けっこう予約在庫があって、一般販売争奪戦では狙い目かもしれません。
 
パッケージは新骨彫ウルトラシリーズ定番の、黒背景。
裏側はこんな感じ。

ではでは、開封してみましょう。

 

 

 

おお……これは――

銀色の流星が、この手に――。

 

 

何十年、何百年、何千年経っても色褪せることのない、究極至高のデザイン。

それが、真骨彫により、最新規格のアクションフィギュアとして登場しました。

 

銀と赤の色合いも素晴らしい。

やはり真骨彫製法は、重量感と高級感があります。

 

 

背中。

後から見ると、手足の可動部分の独特性がよく分かる。

 

 

胸部のアップ。

カラータイマーの中の粒粒まで、非常に細かく再現されている上、青の濃い輝きが美しい。

成田さんはカラータイマーに不満を持っていて、シンウルではカラータイマーが外されましたが、いやいやどうして、この青の輝きは中々ない美しさだと思うのですよ。少なくとも、体色変化よりは「輝き」の特別感がある。

 

 

後に注目。首筋を見てください。

スーツの皺っぽところまで丁寧に再現。

 

 

顔のアップ。

この辺はもう安心と安定ですね。

瞳の中のダイヤモンドカット、そこに宿る光が印象深い。

 

横顔。マン兄さんは横顔美人でもあります。

 

 

さて、ここでアーツのマン兄さんを並べてみました。

右が、「アクションフィギュアベストセレクション」のウルトラマン

左が、「55thアニバーサリー版」のウルトラマン

この2つは、カラーリングが異なるだけで、規格は同じです。

そして真ん中が、真骨彫ウルトラマンーー。

 

 

マン兄さんはシンプルなので、顔の造形に大きな違いはない。

敢えて細かいところに目を向けるなら、真骨彫のウルトラマンの方が、少し輪郭に膨らみがあって、目の幅や大きさに若干の余裕がある。よって、少し柔和な顔になっていると思います。

 

この真骨彫、ウルトラアーツの最高傑作であることは確かなのですが、唯一不満に思うところがあって、

ちょっと腰の部分に隙間があるんですよね。

これは、マフェックスのシンウルに近い隙間。ちなみに腰回りは軟質素材。

 

同じ軟質でも、真骨彫ティガのそれとは少し違っていて、

ティガのそれが隙間なく入っているのに対して、ウルトラマンやティガ・パワータイプ真骨彫のそれは、けっこう隙間が空く仕様になっている。

ティガの軟質には結構不満が多く出て、パワー以降は素材が少々変わったようなのですが、腰部分はなあ……ティガの方が、すごく良かったんですよね。難しいところです。

 

さて、可動を見ていきたいんですが、まず可動手首の多さにびっくり。

エフェクトなしの交換手首だけで12個もある。

 

 

中には、これって何の手首だっけ? と思うものもある。

親指がピンと立った手首。

個人的に思いつくのは、ウルトラ水流くらいですが、合ってるのかな。

 

それでは、いよいよ、可動を見ていきましょう。

今回の真骨彫ウルトラマンは、本当にヤバいですよ!
 
 
まずは基本のポーズから。
真骨彫は腕部分に可動が豊富。
向きを変えたり、角度を付けたりするのも凄く楽。
 
基本の格闘スタイルは、安定のアーツという感じですね。
 
ビックリした。足はここまで上がり、ちゃんと自立する。
腰の軟質と腹部の可動範囲の広さが凄い。
この状態で、一発自立が可能でした。
 
しっかり屈めたポーズもばっちり。
身体の捩じりが、一々カッコよく決まります。
 
いやあ、本当に良く動く。
マン兄さんは当然ながらアーツのうちでも初期にリリースされたので、近年の驚くべき可動を誇るアーツに比べると、時代を感じさせる制限が多かった。
それが、真骨彫製法で、全く新しい形で生まれ変わっております。これはもう、遊び倒すしかないよね。
 
マン兄さん特有の、屈み気味ファイティングポーズも非常に上手くできる。
今回の真骨彫ウルトラマン、特に前後の身体の傾きに対する可動の広さと安定感がスバ抜けています。
マン兄さんのファイティングポーズ、好きなんですよね。
何で好きかって、これが「守り」の態勢なんですよね。
 
ここで良い仕事をしてくれるのが、首と腹部の可動です。
どちらも大きく前に傾けられるので、視線がしっかり合っている。
 
ACTと比較してみた。
ACTで前傾ポーズができた時にも感動したんですが、そのACTでさえ真骨彫と比べると、ちょっと「守りの態勢」に入り切れていないように思える。
 
それくらいマン兄さんの「屈み」がしっかり、行くところまで行くんですよね。
ここまで姿勢を低くできる。
 
 
ティガ「マン兄さん……どうしましたか?」
マン兄「え? ああ、コンタクト落としてさ」
 
ここからはマン兄さん独特のポーズや光線を紹介!
 
まずは、やっぱりこれですよね!
 
 
腕を十字に組んで――
スペシウム光線!!!
 
 
正面から。
この左手の指の反りが素晴らしい。
 
 
今まで、この反りを再現した手首には、中々お目にかかれなかった。
 
カッコいいなあ。十字クロスも凄く深いところまで組める。
 
ちょっと屈み気味でのスペシウム光線。
 
ここまで姿勢を下げられるのも嬉しいですね。
マン兄さんは、色んな姿勢でスペシウム撃ってますからね。
 
こんな感じで、膝立ちでも発射できる。
この時、左足が大きく上を向く。腰部の軟質の恩恵は非常に大きい。
うわ、このポーズからのスペシウム、めっちゃカッコいいな。
 
足元撃ち!!!!
バル「あっちっ!! やめい!」
 
八つ裂き光輪エフェクト。
これも、マン兄さんのアクションフィギュアには付いてきますね。
指先にエフェクトが付いているverもあれば、
 
投擲版もある。
 
こんな感じで、飛んでいるところを再現できるのも嬉しいサービスです。
 
 
座りながらの八つ裂き光輪。
 
光輪の白一色でシンプル、それでいながら異様にトゲトゲして危険な香りのする感じが好きです。
 
指先に付いているタイプは、至近戦でも使えそう。
バルタン星人にハサミで受け止められるも、そのまま力押しするウルトラマン。
 
最後のアツい交換手首。
ティガとの握手。
これはACTでも同じような交換手首が用意されていましたが、こっちはそれぞれ別個の手首を組み合わせて再現する。
 
 
この握手、ティガ本編における番外的エピソードにありましたね。
真骨彫同士、仲良くやりましょう。
 
 
しっかし、こうして見ると――
マン兄さんの貫禄って、やっぱヤバいんだな。
 
せっかくなので、バルタン星人と絡ませてみた。
とにかくウルトラマンが良く動くので、めちゃめちゃ合わせやすいです。
 
 
ハサミを掴み、進撃を止めるウルトラマン。
 
 
バルタン星人の弱点はコレだ!! スペシウム光線ッ!
 
ウルトラマン視点から。
怪獣アーツとの絡ませがとにかく楽しくて、いろんな 怪獣や宇宙人と絡ませたくて仕方がない。
ただ、もう写真が50枚を超えそうなので、別記事にてやっていきたいと思います。
 
 
本当に、カッコいいアクションフィギュアが登場しました。
アオリで見ると、胸元や肩の皺など、スーツらしさの表現が非常に丁寧。
 
これは――すべての人が持っているべきウルトラマン。
そのためにも、ふた月に一回くらいのペースで、定期的な再販をしてほしい。
 
ということで、3体目の真骨彫製法にして、ウルトラアーツ100体目、「真骨彫製法ウルトラマン」でした。
ウルトラマンのアクションフィギュアも、ついにここまで来たかと感慨深いです。
そして気づけば、一つの記事のために撮った写真が50枚を超えるというね。まあ、ウルトラマンですからね。彼こそが、「すべての始まり」ですからね。少なくとも、ウルトラシリーズに関して言えば、今年一番の嬉しいプレゼントです。この調子で、セブンとかダイナとかが真骨彫で出ないかな。特にセブンは、前のアーツを持っていないので、かなり期待しております。