開展の10時きっかりくらいに入ったのに、中々混んでましたよ。
僕含めて、大学生以上の「大きなお友達」ばっかりでした。意外--でもないのか。60歳くらいの人も、見に来ていましたね。
展示内容は、「庵野秀明」氏という一人のクリエイターの作品解説や、メイキング関係の山のような資料。
そして、庵野氏が影響を受けた、特撮シリーズに関する紹介や展示などもある。
庵野氏の作品遍歴を追うだけでも膨大な資料になるけど、この展示会はその前に、少年時代の庵野氏がどのようなものに影響を受けていたのかを、展示品込みで紹介してくれる。ここのボリュームが、意外と凄くて見ごたえがありました。
特に僕のような、『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』あるいはDAIKONフィルムの『帰ってきたウルトラマン』など、庵野秀明氏の「特撮」の面に興味を持って展示会を訪れたような人にとっては、非常に嬉しいものでしたね。
それぞれのミニチュアだけでなく、絵なんかも飾ってあって、良いですねえ。
特にウルトラホーク1号の絵が最高にカッコよかった。
ビートルやマットアローなど、うちの子も大好きなメカニックのモデルもずらりと並ぶ。
昭和トラマンのメカニック・デザインがいかに洗練されているかを、本当に実感させられます。
ウルトラマン・スーツも2体。
新マンのスーツの褪せ感が、時代を感じさせます。
けっこう至近距離で、じっくり眺めることができるので、貴重な体験になるかもしれません。色んな細部に気付けるしね。
セブン、ミラーマン。ジャンボーグA、スペクトルマン。
特にセブンのマスクの美しいこと。
ウルトラマンやセブンの飛行モデルもありました。
ガラスケースを挟んでではあるけれど、これらも至近距離で眺められるので、材質感も伝わってくる。
これらの展示の後、庵野少年の習作から始まって、色んな映像作品や、そのメイキング素材などが紹介されていく。
個人的には、この辺が印象深かったです。
こちらは、DAIKONフィルム『帰ってきたウルトラマン』に登場するマットジャイロ。
これは当時のものではなく、改めて制作された紙製のモデル。
『帰ってきたウルトラマン』観ました。このマットジャイロが発進するシーンが、すごくスタイリッシュだったのを覚えています。
ここからアニメの方へ展示内容がシフトしていき、DAIKONフィルムから『ナディア』や『トップをねらえ!』、そして『エヴァ』につながっていきますが、ここについては割愛。
次に目を引いたのが、『巨神兵東京に現る』でした。
いやあ、エゲつない。
この辺からですかね? 竹谷隆之氏と組み始めたのは。
巨神兵から、いよいよ2016年の『シン・ゴジラ』へ。
作中の小道具から、
蒲田くんの制作過程とモデル。
品川君のモデル。
鎌倉さん。
『シン・ゴジラ』の一連の形態がずらりと並ぶ。
特に鎌倉さんは、大迫力でした。
一家に一体欲しいですね。
神棚に飾りたい神々しさ。
そして一番見たかった。
鎌倉さん(第4形態)の尻尾から誕生しようとしている、「人間大」ゴジラの皆さん。
そんな中で、竹谷隆之さんが監修した食玩シリーズ「百鬼夜行 妖怪コレクション」にドはまりしまして。
百鬼夜行シリーズだけは、フルコンプした状態で今も持っているんです。ここから竹谷さんのことを知って、後年、リボルテックタケヤなど、海洋堂による可動フィギュアシリーズにも注目することになります。
『シン・ゴジラ』に関しては、コンセプトスケッチなども豊富に紹介されている。