開業30周年を記念して「日比谷シャンテ」がリニューアルオープン。その時に制作された、日比谷ブロードウェイの「新・ゴジラ像」。
ベースとなっているのはもちろん2016年の映画『シン・ゴジラ』なわけですが、この3mの像を、ムビモンがソフビ規格で忠実に再現したのが、この「日比谷スクエア ゴジラ像」です。
横から見た図。
けっこうデカいですね。僕自身は大阪在住なので、実際のゴジラ像を見たことはないのですが、写真を見る限りではけっこう忠実に作られていると思います。
映画『シン・ゴジラ』の、最後の東京決戦のシーンをイメージしたポージングなのかな。尻尾の躍動感が凄いですよね。絶対、ビーム出してますよね。
反対側。
像なので色は一色ですが、重塗装の感じがあります。
けっこう艶があって、雨に濡れたようにも見えます。
単色彩色なので簡単だろうと思いきや、色が単調ってことはその分、ディテールで勝負しないといけないですから、それはそれで大変です。
前から見た図。
良い意味で「作り物」っぽい。
置物感が凄い。
背面。
うねる尻尾の迫力よ。
光が反射して、ギラギラしております。
顔のアップ。
乱杭歯など、頑張って再現しようとしています。
首筋の、本来なら赤く発光している部分も、単色に埋め込まれることなく、ちゃんと主張していますね。
虚空をひっかくような指も印象的です。
顔をさらにアップに。
よく見ると、瞳もちゃんとあります。
ゴーヤみたいな表皮のディテールも、際立って見えます。単色だと、ゴジラ本体のモチーフの一つであった「キノコ雲」感も相応に強いですね。
身体。上半身は、かなり頑張ってる方ですよ。
彫りこみがやばい。
筋組織がむき出しになったような胸部。けっこう怖いです。
下半身は、上半身のグロテスクな感じとはまた違って、怪獣らしさが強い。
足部分をよく見ると、爪のようなものが途中から突き出ている。
尻尾の付け根部分の、ちょっとぼてっとした膨らみも、着ぐるみっぽくて良いですね。
蛇腹の凹凸や、そこに密集している鱗など、ディテールも細かいです。
この尻尾が、大きくうねりを上げて先端を空に向け、
こんな感じで反りあがります。
劇中では尻尾の上の突起が、本当に脊椎のように一本一本伸びているんですが、このソフビを見る感じでは、そんなことありませんね。
普通のシンゴジのムビモンも、ここは抑え気味に作られているので、ムビモンのアレンジと考えるべきなのか、あるいは元々のゴジラ像からして、ここは抑えめに作ってあるのか。まあ、シンゴジをベースにってだけですもんね。
先端は、相変わらず気持ち悪い。
ここから第五形態が分化しかけているタイプも、過去にプレバンで出ていたようですね。
背びれ。黒一色なのが、逆に不気味です。
岩の裏とかに繁茂する珊瑚のようでもありますね。
部分部分でも興味深いところは多いですが、やはり全体で撮ると迫力があります。
可動はほとんどないんですけどね。気になりません。
なにせ、「像」の再現ですからね。四肢の角度も、「像」本来のものに合わせてナンボでしょうね。
通常版のシンゴジと比較。
艶がある分、ディテールが際立って見えるのは、限定版の方かもしれません。
並べてみると、雰囲気の違いというか、趣向の違いがよく分かります。