ムービーモンスターシリーズ ゴジラ2001(GMKゴジラ) | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

2001年、映画公開時に発売されたGMKゴジラ。
このデザイン。
このボリューム。
このディテール。
大切な宝物です。

GMKゴジは、歴愛ゴジラの中でもとにかく怖い顔で有名。

ソフビになっても、その顔つきのヤバさは随一ですね。

 

真横から見た図。

尻尾も太く、非常に強そうです。

このぶっとい尻尾で、バラゴンをぶっ飛ばしたりしてましたよね。

プロポーションは、ミレニアムシリーズから脱して、往年のゴジラ体系。首が長く、やや前傾しているところは、初代ゴジラを思わせますね。

 

全体のボリュームに比して、背びれの大きさは抑えめ。この辺も、初代ゴジラに近いバランスです。

ただ、身体が初代ゴジラ以上にボリュームあるので、背びれがすっごく小さく見えますね。

色は黒と白、灰色のみ。墨汁で描いたような、和の古めかしささえ感じるデザインが、すっごく魅力的です。

 

正面から見た図。

正面から見ると、大きく切れ上がった口が、般若のような鬼面に近い意匠にも思えてきますね。

眉が太かったり、鼻腔がはっきりしていたりするところも、鬼っぽいです。

 

背中。

背びれはかなりぶっとい感じです。ミレニアムゴジラの鋭角な背びれとは、また違って不気味さが強いですね。

キンゴジ以降の○○ゴジは、初代ゴジラからどんなアレンジにするかが見所でもありますが、このGMKゴジは初代に原点回帰したうえで、その怖さ、不気味さをより強調させたデザインですね。

尻尾がかなり長いので、飾るときは前後の奥行に注意です。

 

顔のアップ。この顔大好き。

口の中は肉抜きされていませんが、気になりません。20年前のソフビだしね。

でも、全体的な肉厚や表面のディテールが、すごく細かい。特に目の周りのふくらみが、初代ゴジラのモチーフの一つであるキノコ雲を思わせますよね。

口の中の赤い舌が生々しい。映画本編ではもっと牙も鋭かったし、目つきも悪かったけど、それをソフビ用に上手くアレンジしています。

 

ディテールの細かさは、胴体にも繋がります。

細かい四角形状の鱗が順序良くならんでいる。胸部の流れとか、本当に細かいです。

どっしりしていて、本当にカッコいいなあ。

 

 

お腹はかなりでっぷりしています。

獅子のディテールは、往年のゴジラを髣髴とさせます。

 

そして、巨大な足。

爪にも細かく筋が入っている。

 

アクションは、四肢が動く程度の、一般的な怪獣ソフビ規格。

腕の角度だけで、そこそこ印象は変わります。

 

 

尻尾に支えを付ければ、走る様子も再現可能。

こいつが全力疾走してきたら、本当に怖いだろうな。

 

大きさ比べ。現行のムビモンと比較。

かなりデカいことがわかります。

 

アオリで見ると、さらにデカく感じます。

 

さて、このGMKゴジですが、東洋風な意匠が強めで、狛犬っぽくもあります。

 

そうなってくると――

2体揃えて、

 

置物みたいに飾りたくなってきますよね。

神棚ならぬ、「ゴジラ棚」でも作ろうかな。

 

トラウマガメラ、ならぬトラウマゴジラ。

トラウマガメラは、怪獣被害に遭った女の子の心に刻まれた「ガメラ」の姿でしたが、GMKはデフォルトで怖い顔なんですよね。
 
ということで、GMKゴジラでした。
何十年経とうが、完成度とカッコよさは永遠に変わらない。
何年でも、何十年でも持つソフビだからこそ、受け継がれる怪獣玩具の良さがありますね。