GMKゴジは、歴愛ゴジラの中でもとにかく怖い顔で有名。
ソフビになっても、その顔つきのヤバさは随一ですね。
真横から見た図。
尻尾も太く、非常に強そうです。
このぶっとい尻尾で、バラゴンをぶっ飛ばしたりしてましたよね。
プロポーションは、ミレニアムシリーズから脱して、往年のゴジラ体系。首が長く、やや前傾しているところは、初代ゴジラを思わせますね。
全体のボリュームに比して、背びれの大きさは抑えめ。この辺も、初代ゴジラに近いバランスです。
ただ、身体が初代ゴジラ以上にボリュームあるので、背びれがすっごく小さく見えますね。
色は黒と白、灰色のみ。墨汁で描いたような、和の古めかしささえ感じるデザインが、すっごく魅力的です。
正面から見た図。
正面から見ると、大きく切れ上がった口が、般若のような鬼面に近い意匠にも思えてきますね。
眉が太かったり、鼻腔がはっきりしていたりするところも、鬼っぽいです。
背中。
背びれはかなりぶっとい感じです。ミレニアムゴジラの鋭角な背びれとは、また違って不気味さが強いですね。
キンゴジ以降の○○ゴジは、初代ゴジラからどんなアレンジにするかが見所でもありますが、このGMKゴジは初代に原点回帰したうえで、その怖さ、不気味さをより強調させたデザインですね。
尻尾がかなり長いので、飾るときは前後の奥行に注意です。
顔のアップ。この顔大好き。
口の中は肉抜きされていませんが、気になりません。20年前のソフビだしね。
でも、全体的な肉厚や表面のディテールが、すごく細かい。特に目の周りのふくらみが、初代ゴジラのモチーフの一つであるキノコ雲を思わせますよね。
口の中の赤い舌が生々しい。映画本編ではもっと牙も鋭かったし、目つきも悪かったけど、それをソフビ用に上手くアレンジしています。
ディテールの細かさは、胴体にも繋がります。
細かい四角形状の鱗が順序良くならんでいる。胸部の流れとか、本当に細かいです。
どっしりしていて、本当にカッコいいなあ。
お腹はかなりでっぷりしています。
獅子のディテールは、往年のゴジラを髣髴とさせます。
そして、巨大な足。
爪にも細かく筋が入っている。
アクションは、四肢が動く程度の、一般的な怪獣ソフビ規格。
腕の角度だけで、そこそこ印象は変わります。
尻尾に支えを付ければ、走る様子も再現可能。
こいつが全力疾走してきたら、本当に怖いだろうな。
大きさ比べ。現行のムビモンと比較。
かなりデカいことがわかります。
アオリで見ると、さらにデカく感じます。
さて、このGMKゴジですが、東洋風な意匠が強めで、狛犬っぽくもあります。
そうなってくると――
2体揃えて、
置物みたいに飾りたくなってきますよね。
神棚ならぬ、「ゴジラ棚」でも作ろうかな。
トラウマガメラ、ならぬトラウマゴジラ。