リアル・マスター・コレクション ゴジラ2000 ミレニアム ひな形レプリカ [ソフビ版] | 怪獣玩具に魅せられて

怪獣玩具に魅せられて

ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

正式名称は、
リアル・マスター・コレクション
ゴジラ2000 ミレニアム ひな形レプリカ [ソフビ版]
ゴジラ・ストア限定 メタリックレッドver.
です。長いですね。

特撮関係のモデルの中で、一番高い買い物でした。

こういうのをホイホイ買える家ってのが、本当のリッチメンなんでしょうかね。僕には、とても無理です。

このレプリカ(ソフビ版)も、このミレゴジ一体だけとなると思います。

 

こちらは、ゴジラ・ストア限定ということで、本家サイトから予約購入しました。

その日は結構大変でしたね。転売屋からの連続アクセスでサーバーがやばかったらしく、事前にゴジラ・ストアの方から注意喚起のtweetがあったという。プレバンと並行して、怪獣特撮関係の予約がエラいことになっていた時でした。当日も、ストアのアプリからではアクセスできず、safariから公式サイトにアクセスして購入したというね。けっこう神経使いました。

 

 

そんなこんながあって、我が家にやってきてくれたミレゴジ君。1時間でも2時間でも、24時間でも眺めていられそうな、すさまじいモデルです。

でかい。とにかくでかい。

ウルトラ怪獣シリーズとか、ムビモンシリーズの「ソフビ」とは、また全然違う印象を持つ。

XーPLUSのソフビを初めて買った僕からすれば、「ソフビで、こんなことできるんだ……」と新鮮な驚きでした。

 

尻尾まで入らないんですよね(汗)

ポージングなどは、以前紹介した、

ゴジラ ひな型ソフビフィギュア 新世紀バージョン | 怪獣玩具に魅せられて (ameblo.jp)

に近いものがあると思いますが、クオリティは段違いですよ。

「ひな形」ということで、劇中に登場したものとは違います。劇中のミレゴジは、アクションをする着ぐるみの表現上の限界といいますか、やはりどこかで「動かしやすさ」「壊れにくさ」という制約があると思うのですが、ひな形だと、そうしたことをあんまり考慮しなくて良いのでしょう。酒井ゆうじさんの「やりたいこと」「表現したいこと」が惜しみなく詰め込まれている感があります。

 

いやあ、カッコいいなあ。ミレゴジってイマイチ……って思っている人でも、このカッコよさは否定できまい。

 

全体的に右側に傾いだ方を向いておりますので、反対側面から見ると首がぐっと奥に行く。

それによって、首の長さが印象的に見えます。

ミレゴジというと前傾姿勢ってイメージがありますが、ひな形だと前傾とはまた少し違った印象を受けますね。胴体は直立に近く、首を前傾に伸ばしている感じです。

 

 

後ろ姿。鋭角な背びれ。これ、凶器並みに鋭い。

こうして見ると、背びれというより甲殻類が背中から突き出しているような感さえありますな。

平成ゴジまではけっこう直接だったならびも、エメゴジの影響を受けてか、上の方に開きがありますね。

 

尻尾はここまで。

細かいところまで手を抜いておらず、とにかく刺々している。

箱には尻尾が外れたままで入っていたんですがね、それを付ける時、めっちゃ痛かったですよ。

 

 

背びれの根本。

『G消滅作戦』では、この辺に主人公が乗ったんですよね。

あれ、けっこうブッ飛んだシーンだという声もありましたが、『G消滅作戦』それ自体の世界観が、ウルトラマンなどの空想科学的感が強いものだったので、めっちゃ興奮しました。

 

重量感のある巨大な足。足の裏のふくらみが個人的にグッと来ます。

膨らみがあって、爪が接地しないんですよね。こうしたところのボリュームにも、こだわりを感じます。

 

胴体に寄ってみましょう。

彩色は一色のみで、あとはディテールで勝負。

劇中の再現というよりは、粘土で作ったような造形をそのまま再現しています。「ひな形」ですからね。

 

顔のアップ。

イケメンすなあ。

とにかく、イケメンすなあ。

「目撃せよ! ゴジラ新世紀!」という触れ込みで、このビジュアルが初公開された時は、心底アガりましたね。

 

細かい作りです。目つきや口元なんかは、毒々しく生々しく、怖ささえ感じますね。

 

口の中の作りこみが恐ろしい。

ソフビって、ここまでできるんだ――と衝撃でした。

このほっそい牙とかね。できるんかい! と。下手し、口の中を完全に肉抜きしていないものばかり見てきたのでね。まあ、数百円のソフビと、3万するこいつを比べるのがそもそも間違っているんですけど。

 

大きさ比較。アーツと比べてみました。

アーツを上下に2体重ねても、まだひな形の方がでかい。

とんでもない迫力ですね。

 

作品キャプションプレート付き。これもいい味出してます。

こういうのが付いてくると、嬉しいですよね。ちょっと博物館っぽくなりません?

 

 

あと、ハガキサイズの写真も一枚付いてくる。

 
あおりで一枚。
動かないのに見ていて楽しい。
細かいところまで愛でて、語りたくなる一品です。
 
箱もでかかったんだよね。
 
実際に置くと、こんな感じですね。
とにかくでかいです。場所を取ります。
箱の方は、机の上に置いたまま。アーツなどの写真を撮るときの背景になっているのは、これです。
 
このひな形は基本、「ゴジラ棚」の頂上に入るので、あんまり見下ろすことはないんですが、
俯瞰で見ても、やっぱり良いものは良い。
 
この戦闘意欲に満ち満ちた目つきよ。
ここまで明確な「怒り」を感じる目の表現は、アーツでもなかなかお目にかかれません。
 
表面の粘土表現も素晴らしい。
これって、基本的なソフビの制作方法でできるもんなのか?
昔の怪獣映画では、遠目からの視点とかでよく怪獣の人形使ってましたよね。
この再現技術があったなら、どんどん撮影現場に投入されてそうです。
 
 
燃え上がる剣山背びれ。
ゴジラ・ストア限定のこいつは、背びれがメタリック・レッドです。
通常発売版は、ゴジラの体色に合わせた白黒なんですよね。
個人的にはどっちでも良かったんですが、予約しやすそうな方を狙いました。今や、あみあみで一般発売を予約することの方が難しいのでね。
こういうカラバリは、両方とも集めたくなるものですが、値段とでかさを考えると、もうこの一体でお腹いっぱいです。トゥルーリッチメンの方は、両方揃えてください。
 
 
「ゴジラ棚」の頂点に位置する我がミレゴジ。
 
ドアに貼った、「ゴジラストア」のポスターの横に並んでいて、良い感じです。
 
近づいて眺める時には、これくらいアオリになってしまいます。
逃げ惑う人がゴジラを見上げる、その疑似体験ですね。
僕は意外と(といったら怒られるかもしれないけれど)、『G消滅作戦』が好きなんですが、冒頭の大阪破壊シーンがとにかく好きなんです。『X メカゴジラ』でもそうでしたが、手塚監督は冒頭のゴジラVS自衛隊の戦いの演出が本当に上手いと思います。
 
ということで、一生に一回の買い物となろう、X-PLUSのミレゴジでした。
どこかの変わり者の金持ちが、ぽんと50万円くらいくれない限りは、これ以上、新作購買に手を出すことはないだろうな。
もうこの一体だけで十分です。すごくカッコいい。めっちゃお気に入り。
これからもことあるごとに、棚からおろして愛でることになると思います。そのうち、こいつ専用のケースとか設えかねませんね。
ソフビなので、大事大事に扱って、ゆくゆくは家宝にしようと思います。