新タイプは以前、紹介しました。たしかあれが、メビウス期に新造されたものであり、それまではこの旧版のバキシムが流通。何回かのリペイントを繰り返しつつ、けっこう息長くあったように思います。
足裏を見ると、1989となっている。奇しくも僕が誕生した年ですね。
正面から見た図。
少し小さめですが、造形が素晴らしい。長らく決定版扱いだったのも頷けますね。
横から見た図。うわ、めっちゃカッコいいやん。
このソフビ自体は、前に実家の知り合いから貰ったものですが、子供のころに持ってましたね。僕が持っていたのは、こいつよりもずっと水色が強かったので、たぶんもう一つ前世代の彩色。今あるこのバキシムの色は、とっても色がきれいです。
斜めにすると、背中のオレンジ部分がのぞく。この色のインパクトは、現行ソフビでもお馴染みでしたね。
背中部分のボリュームが控えめな分、しっかり自立します。足裏の数字を信じるなら僕と同じ32歳。
30年前とは思えないほど、鮮やかな色をしています。
そして、その背中に回ってみると――
腰から尻尾にかけてのダイヤ型のディテールもばっちり再現。この不揃い感が良いですねえ。
顔のアップ。
丁寧な塗分けです。
造形も素晴らしい。実はこの旧版が一番似てるんですよね。後発~現行のものは、嘴部分が短すぎるんですよ。
横から見てみましょう。
口の中が肉抜きされていないことが残念ですが、顎の下の髭や、首筋のぶよっとした丸いものなど、特徴はしっかり押さえられています。
目のグリーンもきれいですね。
目や腹部には金属的な輝きが。
美しいです。この頃のソフビは、こういう仕様が多かったですね。用心棒怪獣ブラックキングもそうでしたしね。
後ろ部分を横から見てみましょう。
オレンジも濃い目で、リアリティがあります。
硬質部分には罅割れも表現されており、質感の表現の違いが面白いですね。
可動は基本の四肢。
重塗装的な部分が、違和感なく本来の青に混じってっています。
大きさとしては、ギンガまでのソフビと比べると、ちょっと小さい。
ということで、アーツがちょうど良いサイズですね。
にらみ合う両者!
パンチすると、これくらいの部分にヒット。
頭部の角によって、広がりのある画になりますね。
キック!
そんなに動かなくても、気になりません。だって、カッコいいもの。
当時販売されていたエースと並べると、こうなる。
ね。体高差がかなりあるでしょう。角まで入って、それでもエースの方が背が高い。
腕が動くだけでも、それなりに雰囲気は変わりますね。
突進するバキシム。