食玩サイズのフィギュアの中では、完成度No.1! 特撮大百科のアンギラスの紹介です。
1968年の「怪獣総進撃」に登場した二代目アンギラスのフィギュア。通常彩色版とモノクロ版とがあって、僕が持っているのはモノクロ版だけです。
着ぐるみ感があって素晴らしい。特に、吊られていますと言わんばかりの尻尾のうねりが良い。
瞳の位置なのか、横といっても右側と左側とで印象が変わるのが、怪獣フィギュアの面白いところ。このアンギラスで言うと、こっちの側の方が攻撃的な目つきをしています。
威嚇しながら前進するアンギラス。前脚に勢いがあって良い。
これぞアンギラスって顔。反り気味になっている下顎、細い上顎など、特徴はバッチリ捉えております。口の中はが凄まじくリアル。このサイズでこれは凄い。
モノクロのざらついた感が効果的な尻尾のデザイン。荒々しさを感じます。背中は、外向きに広がるように棘を配置。ボリューム感がありますねぇ。
アンギラスは地面這いつくばりスタイルなので、中々ポーズがカッコよく決まることがない。このアンギラスについても、前脚をちょっと持ち上げたというだけの簡単なものではあるけれど、造形が神がかっているので物足りなさはありません。
こうして見ると、モノクロの効果が際立ちますね。白と黒の濃淡と陰影だけで勝負するからこそ、表皮のディテールを存分に堪能できます。
そんなに小さいという印象はないのに、比べて見ると食玩サイズではあるのね。この大きさの中で、ここまで作り込めるのは凄いなあと思います。
二体あります。
向かい合わせに並べて狛犬ごっこも楽しいです。
『怪獣総進撃』のアンギラスはモノクロになったことはないはずなのに、通常彩色版よりもしっくりくるんだから不思議です。