怪人の菜草園(1) | 怪人・炎帝神農 時空変遷

怪人・炎帝神農 時空変遷

野人エッセンすの理論で覚醒。これからその理論の実践をできるところから進めていく。今の一般常識との差や壁も、自分なりに表現する。数年内に草の根地域起こしを始める。現代の炎帝神農に成るべく日々精進。

怪人菜草園の成り立ちを紹介したい。

 

(2022年 10月)

 

 

面積は約12㎡、始めたのは2020年4月から。

この地は、水田を宅地用に埋め立てした造成地であった。そのため、土は固く締まっていて、当初より雑草等も

全く生えない植物にとって劣悪な生育環境。転居当時、この荒れ地と化した庭に緑を植えようと、わざわざ砂を

まいて芝生を植え付けたが、当然ながら生育は不十分。芝生の隙間からたんぽぽやイネ科の雑草が生えてきてし

まい、そのまま放置。何も手入れをしない時期が5年ほど続いた。

 

2020年の3月、「何もしないのももったいないから畑にして野菜でも育ててみれば」と言われ一念発起。

芝生を剥がしてホームセンターから購入した鶏糞・石灰・腐葉土をばらまき、職場の同僚に耕運機でかき混ぜて

もらってから畝を3本立てて完成。

畝には、かぼちゃ・ピーマン・中玉トマト・ミニトマトの苗を植付けしたが、中玉トマト以外はまあまあ育ち、

短期間だが収穫も楽しめた(今思えば、初回の鶏糞肥料と栽培中に与えた化成肥料の影響だろう)。栽培中に

少しだけ生えた雑草は根から抜き去り、収穫後の苗も同じように根から抜き、庭の隅に投げてそのまま放置。

栽培が終了した後の土には何もせず、当然ながら表土は剥き出しの状態。

 

たった2年前の出来事だが、今振り返ると「ありえない」「信じられない」行為の連続である。

今は、「土つくりや野菜つくりは、その環境下で生きる多種多様な動植物が協働して築き上げる」という原理

原則を守り、動植物が協働して整える生態環境に対して余計なことを一切しないようにしている。

有機肥料や化学肥料、除草剤や農薬を使用することは、動植物や自分にとって「余計なこと」になる。また、

雑草を敵視し、これらを根こそぎ抜くことも余計なことになる。さらに、せっかく動植物が創り上げている

土壌を耕運機などで掘り起こして土壌構成を破壊することも、余計なことになる。

(つづく)

 

 

 

 ↓ 剥がした芝生のスキマ跡地(砂地)で育っているダイコン。今年9月に種まきしたものが成長している。

   ダイコンの裏には、自生のヨモギが生えている。ダイコンの手前に見えるのはイチゴ。10月頭に苗から

   植えたが、今のところ病気も虫食いもなく育っている。もちろん、肥料や農薬はなし。

 

 

 ↓ 1年前に植えたブドウの木。9月には立派に実を付けた。

   手前にキャベツがあるが、5月に野菜くず(キャベツの芯)を捨てた場所から勝手に育っている。