日本テレビ系 毎週木曜 23:59~24:54
見逃した方は、TVer、GYAO!、Hule(フールー)、YTV MyDo!にて。
GYAO!は、本編にくわえて、6分30秒の関連ミニドラマ(チェインストーリー)が見れます!
※チェインストーリーとは(GYAO!より引用)
ドラマの本編では明かされなかった物語の続きや並行して起きていた物語の裏側を描く、次回エピソードへと続く重要な物語。登場人物たちの過去や生い立ち、そして隠された秘密など、ドラマ本編をより深く楽しめる"もう一つのドラマ"です。
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Yahoo!テレビ ドラマ特集「夏号」を参照(引用)しました。
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2019夏ドラマ、どのドラマ見ようかな。(6/30~7/7開始ドラマ)
2019夏ドラマ、どのドラマ見ようかな。(7/8~7/15開始ドラマ)
2019夏ドラマ、どのドラマ見ようかな。(7/15~7/19開始ドラマ)
2019夏ドラマ、どのドラマ見ようかな。(7/20~7/27開始ドラマ)
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- 小池栄子&りょう&岡本玲の3人が“事実婚”をしていた夫のうそと謎を暴くミステリー
- 何者かに殺された“夫”と事実婚をしていた3人の妻たちが、窮地に追い込まれながらも、謎めいた夫の衝撃的な事実を次々と明らかにするファイティングミステリー。小池栄子、りょう、岡本玲がシングルマザーに扮し、夫の遺産である3億円を巡り、赤裸々なバトルを繰り広げる。
3人と事実婚の関係を続けていた夫役を平山浩行が、また、その遺志を継ぎ“夫が最も愛した妻”を判断するシェアハウスの管理人役に夏木マリが扮する。
現在増え続けているという、シングルマザー専用のシェアハウスを舞台にした設定も見どころ。脚本は、ドラマ「ガリレオ」(フジテレビ系)、「MOZU」(TBS系)などを手掛けた、仁志光佑が書き下ろすオリジナル作品。 - スタッフ
- 脚本:仁志光佑 『全裸監督』(Netflix)、『絶対正義』(東海テレビ)、『MOZU』(TBS)
- 脚本:三浦希紗
- 脚本:本田隆朗
- 演出:湯浅弘章 『探偵が早すぎる』
- 演出:瀧悠輔 『インベスターZ』
- 演出:林雅貴 『ブラックスキャンダル』
- プロデューサー:前西和成
- プロデューサー:中間利彦
- プロデューサー:熊谷理恵
- 主題歌:事実愛 feat. 仲宗根泉(HY)/Hilcrhyme
- 小池栄子 今季『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』(テレビ東京)にもご出演。もっとドラマ出ればいいのにw
- りょう 変わらないね、昔と同じスタイルw
- 岡本玲 もっと売れてもいいのにねぇ。。。舞台とかもっと増やせば。
- 赤楚衛二 トライストーンの若手。バーターではなく実力でこの役を勝ち取ったのね。頑張って!
- 渡辺真起子 映画がメインなのか、大きな役では久々な感じ。wikipediaには、『フルーツ宅配便』にゲスト出演の記載がないね。。。
- 黒木啓司 LDH!
- 平山浩行 大谷亮平と新井浩文と、微妙にかぶるw
- 夏木マリ 50年後にドラマ化されそうな、ロックな生き様の多才な俳優。(女優と呼ばれるのは嫌いらしい。)
- 過去の感想はコチラ⇒第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話、第8話、第9話
- ネタバレ
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ドラマ公式サイトのイントロダクションにある通り、このドラマの見どころは、以下に集約されます。
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・なぜ殺されたのか?
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⇒未解決事件の犯人をあぶり出すため
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・誰が殺したのか?
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⇒実行犯は未解決事件の犯人。
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→掲示板の書き込みは茜(岡本玲サマ)
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・なぜ夫は3人と事実婚していたのか?
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⇒自分の死後も、助け合い、支えあって生きてほしいから。
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・なぜ3億円もの遺産を残していたのか?
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⇒子供の心臓移植費用
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・そして、夫がついた「10の嘘」とは?
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このポイントを明確にして、謎解き(ファインディング・ミステリー)する構成になっているので、ドラマ自体がブレないし、視聴者にもわかりやすく楽しめるはずw
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というわけでしたが。。。
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「恭平に一番愛されていた妻は誰か?その人が指輪をもらう人で、本当の妻」というドラマを牽引していたテーマを、最終回にして、ちゃぶ台返しされましたw
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肩透かしを食らったと思う視聴者もいるかもしれませんが。。。
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「現実を受け止め前に進む役」「サポートする役」など、役目、役割をシェアするという観点で、指輪を贈る人を決めていた恭平は策士すぎますw
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「現実を受け止めて前に進む役」として、小池栄子サマが選ばれますが、「一番愛されていた」という理由で選ばれてはいないことも、自覚して受け止めます。。。
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そして、りょうサマは、一番強いけれど、そこまで強くない小池栄子サマを「サポートする役」として自覚する展開と構成は、お見事!
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この展開を描きたかったのでしょうね。
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しかし、
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「一番心の強い女性に指輪を渡す」という言葉はともかくとして、「この指輪を受け取る人間は、一番不幸になる人間だ」ってのは、言い過ぎw
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- シングルマザーとしての悩み、苦しみ、負担をシェアしていただけではなく、『旦那をシェアしてた』というタイトルと表裏一体、『妻の役割』をシェアしてた、ってことなのでしょうかw
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更には、子供は「親が自分の考えを理解してくれない」ことを、理解済みで、ある意味、見極めて(諦めて)いる一方で、親は子供のことがわからなくて思い悩むという、親子間では考えをシェアできていない構図を見事に描いております。。。
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子離れ、お別れをする展開としての、葬儀シーン
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りょうサマが、宝塚の男役にしか見えないw
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しかも、いい声だしw
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- お見事でした。。。
- 指輪のオチまで付けるとは。
- 小池栄子サマ、りょうサマ、さらには夏木マリも、サイズが合わないってw
- 最後までカラッとした雰囲気でまとめてくれます。
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そして、エンディングへ
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心臓移植が成功し、岡本玲サマも釈放?(刑期満了?)して、シェアハウスへ。
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からの、刑事(渡辺真起子サマ)が、シングルマザーで、シェアハウスに入居というオチ。
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直前に、刑事(渡辺真起子サマ)が子持ちであることが判明してましたが、親子関係のネタだけでなく、ラストの伏線にまで持ってくるとは、お見事w
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刑事(渡辺真起子サマ)が、4人目の事実婚の妻だったのでは?!
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という、モヤモヤというよりも、ワチャワチャとしたノリで終了。。。
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個人的には、「4人目の事実婚の妻」ではない思いますけどw
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夫がついた「10の嘘」
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1つ目の嘘 ☞ 「3人と事実婚していた」
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2つ目の嘘 ☞ 「余命6か月でした」
- 3つ目の嘘 ☞ 「性機能障害、無精子症」
- 4つ目の嘘 ☞ 「好きな食べ物は、母親の味に似た、たまご焼き」
- 5つ目の嘘 ☞ 「外科医でシングルマザーの母親がいた」
- 6つ目の嘘 ☞ 「北神谷町未解決殺人事件の被害者家族」
- 7つ目の嘘 ☞ 「北神谷町未解決殺人事件の犯人は逮捕ではなく殺害するように仕向けた?!」
- 8つ目の嘘 ☞ 「自らを中傷する書き込みを、誰かに、書き込みさせてしまった。書き込みによって自分の命が狙われること、そして誰が書き込みしたのかも知っていた」
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9つ目の嘘 ☞ 「慎吾(岡本玲サマの子供)の心臓病を黙っていたこと。」
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10個目の嘘 ☞ 「刑事(渡辺真起子サマ)もシングルマザー。4人目の事実婚の妻?!」
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総評
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脚本の構成が、1話毎の盛り上げ、シリーズ全体の展開も、まあ良かったです。
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旦那をシェアしていた、シェアハウスに住まわせるという、かなり無茶な設定を、不自然でない展開に持ち込むのはお見事。
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そして、シリーズを通して、「10の嘘」、「課題」を入れることで、1話毎も楽しめました。
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時に、ムリヤリ強引な「課題」や、確かめようのない「嘘」もありましたけれども。
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このドラマで描くテーマのために、シーンやストーリー上、間延びする展開、強引な展開(小池栄子サマの部下がパワハラで訴えたりとか、岡本玲サマの子供の心臓移植とか)もありましたが、尺の都合、ストーリー展開上、盛り込む要素の都合等、仕方ない部分もあります。
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- 映像演出はキレイで美しかったけれど、小池栄子サマには、ベタな恋愛要素はあんまり需要がない気がしますw
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と思う一方で、7年後(hulu限定配信)を描くにあたり、「それぞれが新しい恋に向かう」という伏線を、このころから張っているのだろうと思うと、脚本家ってスゴイなぁと思うばかりです。。。
- 「強いようでいて、そこまであなたは強くない。だから、私があなたを支える役目」という趣旨のセリフは、シングルマザー、キャリアウーマン、見た目ドSwな小池栄子サマが、号泣するにはピッタリの内容でした。
- そういえば
- 未解決事件の真犯人ってのは、黒木啓司サマが死んでしまったことで、うやむやになっちゃったね。。。
- いちおう、快楽殺人というか、そんな感じのオチでしたけれども。
- まあ、このドラマが描くテーマとは、そこまで深く関係ないので、仕方ないですけれども。
- この殺人の要因も、「シェア」に絡んでいたら、更に深いのですが、それは求めすぎでしょうかw
- ただ、岡本玲サマが、殺害現場にいたってこと、指輪を隠し持っていたことを、ずーっと隠してシェアハウス暮らしをしていたという点が、同一人物?ちょっと後付け、唐突な感じがしました。。。
- 精神的に弱いならば、隠し通すなんて、ムリでしょうw
- 岡本玲サマや夏木マリ様の演技のおかげで、回想シーン時点での気持ちというは、再現ドラマ的に理解できましたけれども。。。
- キャラクター造形の深堀、時間経過の中での統一感、というよりも、ストーリー展開をパズルのように理詰めにすることを優先して、キャラクターが、不自然な感じになった気がしますね。。。
- りょうサマについても、サポート役というキャラクター造形が、元々のベースに流れているような描写も特になかったのでね。。。
- もちろん、サポート役を自覚して、突然発露したというのでも、イイのですが、ドラマなので、伏線が欲しかった。。。
- ジムのトレーナーという、頑張る人のサポート役としては、ぴったりな職業のキャラクターだったわけで。。。
- ストーリー展開が理詰めなのはわかるのですが、視聴者の感情や感覚的に、「このキャラならそうだよね~」が、小池栄子サマ以外のキャラには、伏線となる描写がちょっと足りなかったですね。。。
- この点、比べて申し訳ないですが、『凪のお暇』のキャラクター造形とストーリー展開と見比べてしまうと、ちょっとオシイ。
- また最初から見返そう、と思えるドラマではないかなぁ。。。
- ただ、役者サマに関しては、とても良かった。
- 小池栄子サマ、りょうサマ、岡本玲サマの熱演がとても良かった。
- 役者としての力量を再認識しました。またほかのドラマでも、見たいです。
- 赤楚衛二サマは、まともに見たのは、このドラマでは初めてでしたが、いい味出してましたので、今後も期待です。
- 渡辺真起子サマは、今季『ドラマ24「Iターン」』での、ムロツヨシ様の妻役とは、まったく別ベクトルの演技で、お見事w
- 『最後から二番目の恋』の続編が見たいなぁ。。。
- ちょっと、痩せすぎな気がして、心配です。。。
- 黒木啓司サマは、正直期待していなかったけれど、このドラマで一番ビックリした。LDHの看板いらないからw普通に役者として見てみたいですねw
- 平山浩行サマは、新井浩文サマのような露骨な狂気ではないですが、底知れない感じがするので、今回の役はぴったりでしたね。
- 今季『これは経費で落ちません!』に、経理マン役でご出演中です。
- 今後も気になる役者さんです。
- 夏木マリサマは、さすがでした。
- 普段の派手なイメージから、地味目なこういう役柄もイケるんですね。
- って、『家政夫のミタゾノ』で、家政婦総取締役でゲスト出演してたから、それで目を付けたキャスティングだったのでしょうか。。。
- 野際陽子サマ的な立ち位置で、強い部分、弱い分を併せ持った、味わいのある大人の女性役を今後も見てみたいですねw
- まあ、ロックな方ですから、人と同じ道でなはなく、思いもよらないことがお好きかもしれませんけれど。。。
- というわけで、まとめです。
- ストーリーとしては、事件、出来事の概要、事実関係は明らかになったものの、その原因や理由が、明確に演出的に提示されず、「あのヒトなら、きっとそう考えただろう」という点、キャラクターの一貫性としても、モヤモヤする部分もありましたが、展開としては楽しめました。
- 「一番愛した人が誰かなんて、本人にしかわからない」というように、あえて、ぼやかしたのかもしれません。。。。
- 不在(このドラマでは死んでしまった)の登場人物の考えを想像、思考を推察する展開は、『ゴドーを待ちながら』的でもあり、余白部分の解釈は、視聴者に委ねているのかもしれません。。。
- って、深読みしすぎかなw