名古屋市美術館にレンブラントがやってきました
実は6月10日まで販売してた、
「レンブラント(名古屋市美術館)・フェルメール(豊田市美術館)共通前売券」
を購入しておりまして、、、(照)
『ゴッホ展』のようにあわてて最終日に駆け込まないように
早めに行ってまいりました
会場に入るまではまったく混雑なし。
ただお昼過ぎに行ったので、
「ランチ後組」の波がすこし押し寄せたくらいかな。
さてさて、内容はといいますと、ほとんどが銅版画。
モノクロの世界が広がっておりました~
では、その中から気になったものを3点。
レンブラント・ファン・レイン
《3本の木》
1643年 21.3×27.9
東京、国立西洋美術館
TVでちょうどレンブラントの特集をやってるのを偶然見て、
そのときこの絵の解説がありました。
・右上の丘の上で写生してる画家はレンブラント自身?
・雲の書き方が3通り(直線、煙のような雲、ただよう雲)
・のどかな風景の中に少し暗い感じを受けるのは前年の妻サスキアの死の影響では?!
この作品はひとつのステート(ようするに一回刷って、その版を変更してない)しかないということで、
レンブラントの版画の中ではやや異例だそうです
たしかに他の作品はいろんな段階のものが並べてあり、
「同じ作品でもこんなに変更しちゃってるんだ~」ってことも。
ざっくり、そこにあった人たちが消えちゃってたりね。
レンブラント・ファン・レイン
《石の手摺りにもたれる自画像》
1639年 20.5×16.4
アムステルダム、レンブラントハイス
自画像をたくさん残したといわれるレンブラント作品の中でも、これが一番いい出来だそうです。
油彩では《アトリエの画家》(1628年頃/ボストン美術館)があったり、(これは肖像画というわけではないですが)
いろいろと肖像画の遍歴をみるのも面白いです。
レンブラント・ファン・レイン
《羊飼いへのお告げ》
1634年 26.2×21.8
アムステルダム、レンブラントハイス
羊飼いたちに神の御子の誕生が告げられる場面ですが、
なんともこのコントラストがいいですね~。
後光が。。。そして天使が飛んでます。。。
この天使たち、よーくみると顔ははっきりかかれてない・・・
全体的にエッチングとかだからか、
ものによっては
漫画の下絵のような印象を受けるものもありました
こちらはレンブラントハイスのパンフ↓
この絵は《サスキアを伴う自画像》です。
これもみれますよ~
レンブラントハイスはアムステルダム中心地にある、
かつてレンブラントが住んでいた家を美術館に改築したものです。
アムステルダム行ったけど、ここには行かなかったな・・・うっかり?!
そうそう、3年前にアムステルダムに行ったときに
国立美術館で《夜警》みました
どっかのサイトで「《夜警》はきてないんですか?」みたいなコメントをみましたが、あれはそうそう無理では!?
レンブラント・ファン・レイン
《夜警》(参考作品)
キャンバスに油彩 1642年 363×437
アムステルダム国立美術館
というのも壁一面のキャンバスっっっっ
とにかく”ど迫力”です。
教科書とかで見てたのと違う....と圧倒されました。
#あれが外に出ることなんてできるのかな~??
エッチングは小さいものがおおいですが、それはそれで、
その繊細さについつい食い入ってみてしまいます。
#すごいですよね、極小から極大まで・・・
ぜひ~いってみてくださいね
#館内は21度設定なので、かなり涼めますよん
『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』
◆2011年6月25日(土)-9月4日(日)
名古屋市美術館
・Twitter →
(名古屋が最終会場です)
☆ スズのブログ →
★ 名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)
「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』①(2011年)
・『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』②(2011年)
【レンブラント・ファン・レイン作品集】
・テーマ「オランダ」の記事一覧 →
実は6月10日まで販売してた、
「レンブラント(名古屋市美術館)・フェルメール(豊田市美術館)共通前売券」
を購入しておりまして、、、(照)
『ゴッホ展』のようにあわてて最終日に駆け込まないように
早めに行ってまいりました
会場に入るまではまったく混雑なし。
ただお昼過ぎに行ったので、
「ランチ後組」の波がすこし押し寄せたくらいかな。
さてさて、内容はといいますと、ほとんどが銅版画。
モノクロの世界が広がっておりました~
では、その中から気になったものを3点。
レンブラント・ファン・レイン
《3本の木》
1643年 21.3×27.9
東京、国立西洋美術館
TVでちょうどレンブラントの特集をやってるのを偶然見て、
そのときこの絵の解説がありました。
・右上の丘の上で写生してる画家はレンブラント自身?
・雲の書き方が3通り(直線、煙のような雲、ただよう雲)
・のどかな風景の中に少し暗い感じを受けるのは前年の妻サスキアの死の影響では?!
この作品はひとつのステート(ようするに一回刷って、その版を変更してない)しかないということで、
レンブラントの版画の中ではやや異例だそうです
たしかに他の作品はいろんな段階のものが並べてあり、
「同じ作品でもこんなに変更しちゃってるんだ~」ってことも。
ざっくり、そこにあった人たちが消えちゃってたりね。
レンブラント・ファン・レイン
《石の手摺りにもたれる自画像》
1639年 20.5×16.4
アムステルダム、レンブラントハイス
自画像をたくさん残したといわれるレンブラント作品の中でも、これが一番いい出来だそうです。
油彩では《アトリエの画家》(1628年頃/ボストン美術館)があったり、(これは肖像画というわけではないですが)
いろいろと肖像画の遍歴をみるのも面白いです。
レンブラント・ファン・レイン
《羊飼いへのお告げ》
1634年 26.2×21.8
アムステルダム、レンブラントハイス
羊飼いたちに神の御子の誕生が告げられる場面ですが、
なんともこのコントラストがいいですね~。
後光が。。。そして天使が飛んでます。。。
この天使たち、よーくみると顔ははっきりかかれてない・・・
全体的にエッチングとかだからか、
ものによっては
漫画の下絵のような印象を受けるものもありました
こちらはレンブラントハイスのパンフ↓
この絵は《サスキアを伴う自画像》です。
これもみれますよ~
レンブラントハイスはアムステルダム中心地にある、
かつてレンブラントが住んでいた家を美術館に改築したものです。
アムステルダム行ったけど、ここには行かなかったな・・・うっかり?!
そうそう、3年前にアムステルダムに行ったときに
国立美術館で《夜警》みました
どっかのサイトで「《夜警》はきてないんですか?」みたいなコメントをみましたが、あれはそうそう無理では!?
レンブラント・ファン・レイン
《夜警》(参考作品)
キャンバスに油彩 1642年 363×437
アムステルダム国立美術館
というのも壁一面のキャンバスっっっっ
とにかく”ど迫力”です。
教科書とかで見てたのと違う....と圧倒されました。
#あれが外に出ることなんてできるのかな~??
エッチングは小さいものがおおいですが、それはそれで、
その繊細さについつい食い入ってみてしまいます。
#すごいですよね、極小から極大まで・・・
ぜひ~いってみてくださいね
#館内は21度設定なので、かなり涼めますよん
『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』
◆2011年6月25日(土)-9月4日(日)
名古屋市美術館
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(名古屋が最終会場です)
☆ スズのブログ →
★ 名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)
「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』①(2011年)
・『レンブラント 光の探求/闇の誘惑』②(2011年)
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