名古屋市美術館
『クノップフ展』(1990年)

ワタシのだぁい好きな画家、
フェルナン・クノップフ(1858-1921)キラキラ

今回ご紹介するのは風景画です。
ベルギーの景色を描いた彼の作品を選んでみましたピンクハート

家族の別荘があった高原の村フォッセと、
幼少時代を過ごし、当時は観光客から見放されていた「死せる都」ブリュージュ。
どちらもクノップフにとって思い出深い場所…とのこと。


フェルナン・クノップフ
《フォッセの夜明け》
キャンバスに油彩
1882年 32×40


フェルナン・クノップフ
《フォッセ、雨》
板に油彩
1890年頃 19×23.5


フェルナン・クノップフ
《フォッセをよぎる雲》
キャンバスに油彩
1890年 28×51.5
フォッセをよぎる雲


フェルナン・クノップフ
《フォッセの風景》
キャンバスに油彩
1890-95年頃 33.3×25.5


フェルナン・クノップフ
《フォッセの風景》
キャンバスに油彩
1894年頃 34×37.3


フェルナン・クノップフ
《フォッセ、モミの木の林》
キャンバスに油彩
1894年 66.5×45.2


フェルナン・クノップフ
《フォッセの橋》
キャンバスに油彩
1897年 44×64


フェルナン・クノップフ
《ブリュージュ、教会》
紙に鉛筆、パステル
1904年 100×122


フェルナン・クノップフ
《ブリュージュの思い出 ベギーヌ修道院入口》
紙にパステル
1904年 27×43.5


フェルナン・クノップフ
《フランドルの思い出 運河》
紙に鉛筆、木炭、パステル
1904年 25×41.5


フェルナン・クノップフ
《ブリュージュ、正門》
キャンバスに油彩
1904年頃 44×87


フェルナン・クノップフ
《見捨てられた町》
キャンバスに裏打ちされた紙にパステル、鉛筆
1904年 76×69


ブリュージュの風景は、子どもの頃の記憶と印象と想像で描かれました。
どんよりと曇った鈍色の空、古びた灰色の壁、暗い運河の水……
「死」のイメージが漂う古い都への郷愁は相当なものだったようで、彼は、そののちブリュージュがどう変わったか見ようとしなかったらしいですタラー
どうしてもブリュージュへ行かねばならないときは、町の様子がわからないように黒眼鏡をかけ、駅からタクシーで移動してたそうなタラー

最後の一枚は、再びフォッセ。


フェルナン・クノップフ
《フォッセ、薔薇色のヒース》
キャンバスに裏打ちされた紙にパステル
1916年頃 50×50


以上、「黙して語る」クノップフの風景画でした~ピンクハート


『クノップフ展』
◆1990年8月18日(土)-9月30日(日)
 名古屋市美術館
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名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

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