名古屋市美術館
『クノップフ展』(1990年)

今回のイチ押しは、
ワタシの印象に残った作家・Part2キラキラ

19世紀末のベルギー象徴主義の画家、
フェルナン・クノップフ(1858-1921)です。

1990年に開かれた個人展の作品をどうぞ。
(展示総数128点)


フェルナン・クノップフ
《グレゴワール・ル・ロワとともに―我が心は過去に涙す》
紙に鉛筆、色鉛筆、白のハイライト
1889年 50×29.5 


アルフォンス・ミュシャ、サルバドール・ダリ、
そしてフェルナン・クノップフ……
この3名は、
ワタシのお気に入り外国人アーティスト・ベスト3ピンクハート

19世紀後半、機械と科学万能の時代に、
人間の内なる思考や精神の状態、夢の世界を表現しようとした「象徴主義」の画家たち。
クノップフは、ベルギーの象徴主義芸術を代表する作家です。


フェルナン・クノップフ
《ステファヌ・マラルメの詩より》
紙に鉛筆、パステル
1892年 21×10.5


作品が醸し出す雰囲気はもちろんのこと、
《愛撫》《ヴェラーレンとともに―天使》の合成獣、
《青い翼》《秘密》の「眠りの神」ヒュプノス、
《眠れるメドゥーサ》のメドゥーサなど、
謎めいたモチーフも全部ワタシ好み~ラブ
錬金術や交霊術といった秘密の儀式をこっそり覗き見るような、そんなドキドキ感がありますね。


フェルナン・クノップフ
《愛撫》
キャンバスに油彩
1896年 50.5×150


フェルナン・クノップフ
《ヴェラーレンとともに―天使》
紙に鉛筆、白のハイライト
1889年 33.1×19.8


フェルナン・クノップフ
《青い翼》
彩色写真
1894年 33.2×14.5
風景写真 レンズ4


フェルナン・クノップフ
《秘密》
紙にパステル、木炭
1902年頃 径30


フェルナン・クノップフ
《眠れるメドゥーサ》
紙にパステル
1896年 72×29


フェルナン・クノップフ
《ジャンヌ・ケフェルの肖像》
キャンバスに油彩
1885年 80×80


フェルナン・クノップフ
《エミリー・ツェルステヴェンスの肖像》
キャンバスに油彩
1885年頃 64.5×55.5


フェルナン・クノップフ
《マルグリット・クノップフの肖像》
板に裏打ちされたキャンバスに油彩
1887年 96×74.5


フェルナン・クノップフ
《沈黙》
キャンバスにパステル、色鉛筆
1890年 87.8×44.3


フェルナン・クノップフ
《楽奏する女》
紙に鉛筆、パステル
1899年 11×7


フェルナン・クノップフ
《褐色の瞳と青い花》
紙に鉛筆、グワッシュ
1905年 径18.5


この展覧会から、
もう20年近く経つんですね~~。

クノップフよ、もう一度!
And、フランス象徴主義の代表的作家、
ギュスターヴ・モローの個人展も
ぜひぜひ見たーいワタシですピンクハート


『クノップフ展』
◆1990年8月18日(土)-9月30日(日)
 名古屋市美術館
・Twitter →


名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

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・『クノップフ展』③(1990年)


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