愛知県美術館
『大ローマ展 古代ローマ帝国の遺産』(2010年)



行ってまいりました、『大ローマ展』!
(全3章、展示総数113点)


この展覧会、ぜひとも見たいものがあったんですよ。
それは、、、


庭園の風景(南壁)
フレスコ ユリウス=クラウディウス朝時代
ボスコレアーレ、アンティクアリウム


庭園の風景(南壁)の部分
フレスコ ユリウス=クラウディウス朝時代
ボスコレアーレ、アンティクアリウム


庭園の風景(東壁)の部分
フレスコ ユリウス=クラウディウス朝時代
ボスコレアーレ、アンティクアリウム


庭園の風景(東壁)の部分
フレスコ ユリウス=クラウディウス朝時代
ボスコレアーレ、アンティクアリウム

水盤、樹木と花、果実、さまざまな鳥たちが鮮やかな色彩で描かれてますキラキラ
2000年前の作とは思えませんねー!目

この壁画は、ポンペイの遺跡「黄金の腕輪の家」にあったものですが、今回の展覧会では、バーチャルリアリティ技術で再現した発掘当時&古代ローマ時代当時の壁画の様子を、200インチ大型スクリーンで楽しむことができます。
その映像のおかげで、2002年の『世界遺産 ポンペイ展』(@愛知県美術館)に出展された「庭園の風景」は、遺跡の北壁の壁画だったんだぁ〜とわかりましたグッ


また、彫刻部門では、こちらをイチ押し!


エウマキアの像
後1世紀初頭
ナポリ国立考古学博物館

会場に入ってすぐ、トップバッターとして出迎えてくれる大理石像。
表情の優しさ、服の襞の美しさにメロメロです……
下に着ている衣裳の襞が、上から纏っている衣を通してうっすらと見えている…のを巧みに表現。
緻密な彫りの技術が素晴らしい!キラキラ


カリアティド(部分)
前1世紀末-後1世紀初頭
フィレンツェ国立考古学博物館

エウマキアの像とともに彫刻部門のイチ押し作品ピンクハート


皇帝座像(アウグストゥス)
後1世紀中頃
ナポリ国立考古学博物館

シルヴェスター・スタローン似の、展覧会の目玉。


アレッツォのミネルウァ
前3世紀
フィレンツェ国立考古学博物館

ミネルウァはギリシャ神話のアテナ神のことです。


豹を抱くディオニュソス(部分)
前1世紀-後1世紀
ノーラ考古学博物館

こちらの像もまた魅惑的!

そのほかのお気に入りは、、、
・骨壺……ガラス製。なんと中身(ボンペイ市民?の遺骨)がマル見え~ガーン
・水道の弁……2000年前のものとはとても思えないタラー
・リュトン……お酒を杯に注ぐための道具ですよ。

みなさまも、おおーっ!と感動してみてくださいねキラキラ


『大ローマ展 古代ローマ帝国の遺産』
◆2010年1月6日(水)-3月22日(月・振休)
 愛知県美術館
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愛知県美術館 →
(名古屋市東区東桜1-13-2)

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