2枚引き 本日のお題カップのキングと力(正位置)
カップのキングからメッセージ
カップのコートカードの人々はとても優しくて思いやりがある人、ふところの深い人達ですが、カップのキングはその中でも最も行動力がある人になります。
彼はあなたに寄り添い、あなたの気持ちを誰よりも理解してくれる優しい守護者のような存在ですが、カップのキングはあなたに自ら行動することも促してきます。
このカードが出たら、あなたの近くには、あなたの心に寄り添い、励まし、あなたの夢や目標を支援してくれる人がいると思ってください。
ただし、彼はあなたに寄り添うだけではなく、あなた自身にも行動を起こすことを望んでいるでしょう。彼は正しい方向性へ後押ししてくれる、とても心強い味方。
あなたは良き支援者を得ているのです。
<本日のテーマカード>
カップのキング
<2枚目>
力(正位置)
■ カップのキング(正位置) ■
以前、ワンドのペイジを勉強した時に、コートカードにもエレメントがある、キングは火の要素であることを学びました。
水と×火の要素が欠け合わさった意味になりますね。
■水=感情、愛情、感受性、共感
■火=やる気、情熱、活力、快活、積極的
これまでカップのコートカードの人達が、どの人も人の気持ちに寄り添い、共感する能力が高い人達であることを学びました。
カップのキングは、その性質に火の属性の性質、積極性や情熱、やる気がプラスされます。相手の感情を受け入れるだけでなく、能動的にアクションを起こすことができるのです。
積極的に相手の気持ちや状況を理解しようとする、懐の深い包容力のある人なのですが、その人の気持ちを理解するだけでなく、能動的にその人のために動いてくれる人物なのです。
では、今日は「タロット象徴辞典」の解説を見てみましょう。
ウェイト博士の"The Pictorial Key to the Tarot"によりえば、この札は、肌の白い男、実業家、法律家、あるいは聖職者を意味するもの。即ち質問者の相談事を聞き入れたいという人間の情をもって、責任ある態度で悩む人物を示すということになるでしょう。科学、法律、芸術を意味するとも語られています。学術分野一般の有識者として、解釈していくのがよいでしょう。
井上教子 (著), 「タロット象徴辞典」国書刊行会
”質問者の相談事を聞き入れたいという人間の情をもって、責任ある態度で悩む人物を示す”
カップのキングは、人の感情に依りそってくれるだけでなく、あなたが動きだせるように背中を押してくれるような存在です。そしてその支援には責任感を持ってくれているのです。
■ 力(正位置) ■
「力」のカードについては一度勉強しています。
獅子とは、自分の外にあるとする場合(人間関係)と、自分の内側にもある(自分の欲望、恐れ、不安、見栄、嫉妬)とする場合があると学びました。
そして、この絵柄の女性は精神や忍耐力でその獅子を押さえつけることに成功しています。
そう、自分の中にある獅子を無理やり力づくで押さえつけるのではなく、心の中にある、そんなネガティブな部分も丸ごと自分だと認めて、自分に優しくしてあげましょう。
自分の中にそういったネガティブな感情があることを認めたら、案外獅子はおとなしくなるものなのです。
さて、包容力のかたまりのようなカップのキング、「柔よく剛を制す」のような「力」。この2枚の組み合わせ、皆はどう読むのでしょうか。
姫 二郎太が仕える屋敷の姫で次郎太の片思いの相手。
都一のプレイボーイである頭の中将にあこがれる
(だが、まだ頭中将のことは見たことすらない)
カップのキングみたいな上司もいますね。
「こういうのがやりたいな、こういうことがしたいな」。と思うと大きな方向性だけを示して、あとは部下のやりたいように泳がせてくれる人。
あとはこういうお父さんもいますかね。口やかましいお母さんと違って、いつも無口で静かで、黙って子供のやりたいことを受け入れてくれている。
多くは語らないけれど、部下や子供が進む方向をそれとなく示して、「いいんじゃない。やってみれば?」って背中を押してくれる。
けれど、この人が「それは違うぞ?」って思った方向に部下や子供が進みそうになったら、全力で止めてきます。
優しいようでその力は結構強く、部下や子供はなぜか抗えないのです・・・
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