ソードの5 ワンドの5の戦いとは何が違うのか? | いにしえの道歌 恋の歌 & タロット ~海棠 和喜~

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おみくじや古今の和歌、昔の人が残した言葉・・・。そしてタロットカードから得た教訓と感動を皆様に共有させてください。
読んでくださった方にほっこりしていただければ幸いです。

タロット2枚引き練習[ソード](5)

 

本日のお題ソードの5とコインのナイト(逆位置)

 

 これからしばらくはソードの正位置を1枚目に選んで、こちらで紹介した2枚引き練習を続けます。今日のテーマカードはソードの5、そしてコインのナイト(逆位置)です。

 

<本日のテーマカード>

[現在] ソードの5

 

<2枚目>

[未来] コインのナイト(逆位置)

 

わきちゃん
 
 
 
 
 

今日のテーマカードは、ソードの5。

手前に描かれる男は、後ろの二人を打ち負かして剣を奪い、後ろの二人は戦いに敗れた結果領地を出ていく、そのようなイメージですね。

 
 
 
 
 
 
 

2枚目はコインのナイトの逆位置。

節制のカードを勉強した時に、2枚目のカードとして正位置で出てきたね。


(14)節制 節度と調整、融合を試行錯誤中

師匠
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【文献担当】師匠

ソードの5は勝利を手にした男が狡猾な笑みを浮かべているところが気になるの。なりふり構わずに勝利を奪ったと見える。

それでは今日は「タロット象徴辞典」を参照してみよう。

    

「争いごと一般」を示す「棒の5」と重なる面があるでしょうが、棒/WANDが象徴する火と、剣/SWORDが示す風の根本的な違いを押さえてください。火の戦いとは命を懸けた争いで、野生の生き物にとっては茶飯事です。~中略~

他方、人間特有の争いを表すのが風の闘争。ただ、相手をやり込め、優位に立つことだけが目的になる争いです。

マーカス・カッツ (著), タリ・グッドウィン (著), 伊泉龍一 (翻訳)「シークレット・オブ・ザ・タロット 世界で最も有名なタロットの謎と真実」株式会社フォーテュナ

シークレット・オブ・ザ・タロット

 

わきちゃん
 

ワンドの5の争いというとこれですね。

ソードの5の争いと違って、もっと原始的な本能から起こる戦いを表しているということですね。
 

 

師匠
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ワンドの5の戦いは若者がスポーツとして戦っているようにも見える。少し、のどかというか微笑ましいイメージもある。ソードの5のような殺伐とした感じはないの。

ソードの5の戦いは、もっと人間の知力を尽くした戦い、あるいは精神戦の結果、勝利を手にしたという感じじゃ。

 

冷酷な笑みを浮かべているところから、やや非情な気持ちで、狡猾な手段で勝ち取った勝利かもしれないよね。

 

師匠
 
 
 
 
 
 
 
 

では、次にコインのナイトの逆位置の考察をしてみよう。


正位置のときは、物質や能力、安定を意味している。着実、堅実な気持ちで、目標を真摯に見据えている、努力を続けて行こうとしていると読んだの。

わきちゃん
 

その堅実さや真面目さが裏目に出そうです。安定志向、保守的、効率主義、融通が利かない、意固地というところでしょうか。

 

さあ、みんなは一体どう読むのかな。


クローバー登場人物紹介はここを見てね 

 

二郎太
 
 

【テーマ:恋愛(片思い)担当】次郎太

ソードの5:私はこういう男は好かぬ。たとえ知力を尽くして競争に勝ち意中の人を手に入れたとしても、人と摩擦を起こしたり人を傷つけてでも何かを得ることは虚しいことだよ。

コインのナイト(逆位置):これは私のことかなあ。真面目だけれども、頭が固くて融通が利かないと言われる。でも、人と争ってまで何か競争に勝ったり何かを得たいとは思わないよ。

                      

             

 

  姫[二郎太が仕える屋敷の姫で次郎太の片思いの相手。都一のプレイボーイである頭の中将にあこがれる(だが、まだ頭中将のことは見たことすらない)]。

 

クローバー

 

頭中将
 
 

【テーマ:大人の恋(不倫の恋を成就した)】頭中将

ソードの5:生き馬の目を抜くと言われる宮中では少々ずる賢いぐらいでないと恋愛でも仕事でも生き残れない甘いことを言っていると、こっちの足許がすくわれてしまう。

コインのナイト(逆位置):自分でも気が付いているようだが、二郎太のことだろう。今のまま陰ながら姫を見守るだけで本当に良いのか? 二郎太の恋はこのままでは遅々として進まない。

 

わきちゃん
 

【テーマ:仕事担当】わきちゃん

ソードの5:接待攻勢で仕事をゲット、ライバル会社を蹴散らしました。というところでしょうか。あ、私の会社はそんなことしてません。絶対に。

コインのナイト(逆位置):保守的な考えのチームを思い浮かべます。真面目だし、堅実だけれども何か起死回生のアイデアやヒット商品などは浮かばなそう。わたしのこと???

 

 

【テーマ:オラクル担当】

ソードの5勝ち負けや競争にさらされることは、人として成長するには必要な経験ではあります。でも、それに囚われてばかりでは心が殺伐としてきませんか。

コインのナイト(逆位置):いつも真面目できっちりしているあなた、もうすこし肩の力を抜いて! いつの間にか体がカチコチ、頭の中も古臭くなっているかも。失敗を恐れないで新しい考えも取り入れてみたら?

 

このカードは友人の姪っ子ちゃんの習い事(ダンス)の結果を占った時に最終結果として出たものです。姪っ子ちゃんは努力家で小さな時から大人顔負けの努力と練習を続けてきました。

 

このカードを見たときに、これは「この子は最終的にはライバルを蹴散らす(つまりコンテストやオーディションで勝利する)」と判断しました。でも、「わ~い!勝った~」という無邪気な勝ち方ではないということなんですね。これはかなりの精神戦になるということ。結局メンタル強い人が勝負強いということになるかもしれません。

 

ひと昔前の私たちが子供の頃と比較すると、現代の子供は小さなうちから塾に習い事にと競争社会にもまれているな~と思います。

 

自分の子供をお受験の荒波に揉ませるかどうかは、その子がソード5的なメンタルの持ち主かどうかの見極めが必要ですね。

 

ちなみにくだんの姪っ子ちゃんは、荒波にもまれても絶対勝てそうなメンタルの持ち主です照れ

 

↓次のソードのお話はこちらから

 

 

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