大国ロシアの軌道 | 2丁目食堂トレドへようこそ!

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 ロシアの歴史は1480年モスクワ大公国のイワン3世の時代から始まリます。13世紀初頭ユーラシア大陸にジンギスハーンが現れます。この騎馬民族は機動力を駆使して中央アジアから南ロシアまで一気に制圧します。その勢いは止まりません。アジアのみならずヨーロッパの一部、宋、朝鮮にも影響を与えます。1274年、1281年日本にも侵攻してきます。あまりにも広大の領土のモンゴル、ほころびが見え隠れしてきます。弱体してきたモンゴル。イワン3世、4世はモンゴル軍を手本に領土拡大を。黒海、カスピ海の騎馬民族コサックを利用してシベリアをも征服。植民地にします。

 この時代、大航海時代とも言われ、ヨーロッパの列強はアジア、南北アメリカ、アフリカに船団を送り込んで、未開?の土地の陣取り競争をしている時期です。スペインの植民地だったオランダでさえ遅れて、今のインドネシア、それに日本にも。アフリカの直線の国境はその時の遺物です。スペイン、ポルトガルはアフリカから人間を略奪して、アメリカ南部の綿農家に奴隷として売却、多大の利益を得ました。ヴァスコ・ダ・ガマがアフリカ南端のケープタウンを。それからインドへの道が、インドはイギリスの植民地に。

 ロシアは海の植民地略奪競争に遅れを取ったのです。ヨーロッパから遠い大地を標的にします。ロシアの歴史は食糧不足の歴史です。粗放農業が原因の一つです。農地に種を撒いて、収穫。土地が痩せてくると、新たな土地に移動。この繰り返し、ある意味これが領土拡大になっているのです。ロシアに都合の良い事に、大国中国は清の時代、急速に頽廃していきます。アヘン戦争でイギリスに破れ、ヨーロッパ列強に食い荒らされようとしていました。ロシアは極東のウラジオスストックを自国領としました。

 さてウクライナです。モンゴル軍に蹂躙されました。キエフ公国。風光明媚なシルクロードのオアシスでした。ロシアが穀倉地帯を狙って侵略。自国民のロシア人を入植させます。これがロシアの常套手段なのです。ロシアの保護国とされている、諸国全てにロシア人が多数、存在しています。だからプーチンは占領地域の住民投票に踏み込むのです。

 日本もロシア相手では暗澹がぬぐえません。北方四島もロシア人が入り込んでいます。公正な選挙?でやがてロシアの領土に認定されるかもしれません。ロシアというのはそういう国です。国際法など・・・なんの効力を認めません。日本は歴史で対抗すらできません。情けない国になってしまいした。未だに政治家たちは国を守るより、自分を守るのに汗を流しています。それもヒア汗を脇にためて・・・