設計段階で仕様変更したい間取りとは!家具の配置から考えると…どこにソファを置くか?から考える設計 | 家具なび~家具の使い方を提案するブログ~ 名古屋・インテリアショップBIGJOYが独自のアイデアで家具の配置術などを提案

家具なび~家具の使い方を提案するブログ~ 名古屋・インテリアショップBIGJOYが独自のアイデアで家具の配置術などを提案

家具なびで住宅探訪しませんか?インテリアショップBIGJOY 「家具から始まる家づくり」をコンセプトとしたオリジナル家具・オーダー家具を提案するインテリアショップ。 コーディネート事例はBIGJOY独自の家具の配置術など家づくりに役立つ情報を発信してます

インテリアショップBIGJOYが手掛けた

コーディネート事例をご紹介します。

 

 

 

今回はブラックチェリー材の

フローリングに対して

オーク材のナチュラル色の家具で

統一したリビングダイニングを

コーディネートしました。

 

 

2階がリビングダイニング

という間取りに家具を配置させて

頂きました。

 

コーディネートして気づいたのですが、

 

テレビボードを置く位置が固定

されてしまうため

なんだか家具が置きにくい

リビングダイニングでした。

 

その間取りがこちらです

 

 

西側の壁面には収納スペースと

固定棚がついており、

バルコニーの出入りは青色の

TVマーク横にあります。

 

リビング空間は広いのですが

キッチンの前、階段回り、

青色のTVマーク前は導線となります

 

せっかく広いリビングなのに

家具が置きにくいためお部屋が狭く

感じてしまいます。

 

この場合どのように家具を

配置したらいいのか考えた結果・・・

 

BIGJOYは以下のように考えました。

 

 

テレビボードは配線の関係で青色の

TVマークの位置にしか置けず

ソファをキッチンの前に置くべきか?

階段側の壁に置くべきか悩んだ結果

階段側の壁としました。

 

 

 

キッチン前のスペースにソファを置くと

ソファの前を横切る機会が多くなる

ことを考え、

また、その位置にソファを置くと

お部屋が狭く感じる点から

ソファを階段側の壁面に設置することと

しました。

 

 

ソファを階段側の壁面に置くことで

階段上がってすぐ見る景色が

空間が広がって見えるように

思ったのでこの配置としました。

 

 

そんな間取りですが、

家具の配置を考えると問題が

見えてきます。

 

設計の段階で

ちょっと仕様変更することで

随分使いやすい間取りとなる

のではないかと思いました。

 

では、

設計の段階でどんなことを考えて

仕様変更したらよいのでしょうか?

 

家具屋目線でご紹介したいと

思います。

 

まずこちらの図面をご覧ください

 

 

こちらの間取りが従来の間取りです。

この間取りをBIGJOY流に

使い方を考えて仕様変更すると・・・

以下のようになります。

 

 

こんな感じとなります。

変更箇所は3つ

 

まず一つ目は

 

バルコニーの出入り口を

青色のTVマーク横ではなく

当初赤色のTVマークがあった

壁面につけ替えます。

 

 

リビングはテレビボードやソファと

置くものが多いのに対して

ダイニングスペースは

置きたい家具が少ないため

リビング側に掃出し窓をつける

のではなく、

ダイニング側に掃出し窓を

つけることをおすすめします。

 

 

 

こちら側の壁面に掃出し窓をつけた

方がリビング空間を広く使用する

ことができます。

 

2つめは・・・

 

 

リビングのマルチメディアコンセントを

2か所にします!

階段側の壁面にもテレビボードを

置くことができるようにします。

(青色のTVマークを2つにします)

 

こうすることで

テレビボードの位置が2か所置けるため

使い方に合わせてテレビボードの

場所を換えることができます。

 

3つめは・・・

 

ダイニングスペースの西側の

壁面にある収納スペース(物入れ)、

固定棚をなくします。

 

 

東側を掃出し窓とするため

いろいろな使い方ができる広い壁面を

自由に使用できるようにします。

 

造り付けの棚などがあると

かえって使い方が固定化されてしまう為

おすすめではありません。

 

これら3つの点を仕様変更すると

 

このように家具を配置をする

ことができます。

 

 

こちらの方が大きなソファを置くことができ

導線もしっかり確保し、

かつ広いリビング空間、

ダイニング空間となります。

 

(以前にコーディネートした似たようなリビング【配置】)

 

 

同じ間取りでも

窓の取付位置、窓の大きさを考え

マルチメディアコンセントの位置を

使い方に合わせて考え

造り付け収納部分を無くすことで

このような家具の配置が

実現可能となります。

 

間取り自身は大きく変更せず、

窓の位置やマルチメディアコンセント

の位置、固定棚を無くすという

考え方で使い方が随分変わるのです

 

みなさんはどちらの家具の配置

間取りがお好みですか?

 

 

家具の置き方、使い勝手から

間取りの良し悪しを検証することで

現在計画されている間取りに

問題がないか?検証することが

できるのです。

 

現在、新居を設計中の方が

いらっしゃれば

家具の置き方をアバウトなまま

ではなく、具体的に考え

その大きさを図面に書き入れる

だけでも、図面の問題点が

見えてくることもあります。

 

 

是非、設計の段階で

家具の使い方、置き方を考える

ことで理想の住まいへ

近づくことができるのです。

 

是非参考にしてください。

 

現在新居を設計中の方へ

設計図面が確定する前に

インテリアショップBIGJOYへお越しください。

その間取りが家具が置きやすいか?

お部屋が広く感じることができるか?

施主様の理想の間取りかどうかを

診断させて頂きます。

 

これぞまさに「家具から始まる家づくり」

なのです。