マーク・トウェイン「ハックルベリー・フィンの冒険」0 | 世界文学登攀行

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世界文学の最高峰を登攀したいという気概でこんなブログのタイトルにしましたが、最近、本当の壁ものぼるようになりました。

「ハックルベリー・フィンの冒険」
作者:マーク・トウェイン
場所:アメリカ
時期:1885年(トウェイン50歳)

マーク・トウェインの代表作「トム・ソーヤの冒険」は有名な作品である。

本稿を書くためにwikipediaを読んでみる。
「ハックルベリー・フィンの冒険」は「トム・ソーヤの冒険」の続編に位置づけられる作品であることがわかるが、それよりも「ハックルベリー・フィンの冒険」に対する各作家の賛辞の嵐である。

ウィリアム・フォークナー(「死ぬまでに読みたい本リスト」39人目の作家)「最初の真のアメリカ人作家であり、我々の全ては彼の相続人である」
アーネスト・ヘミングウェイ(「死ぬまでに読みたい本リスト」92人目の作家)「あらゆる現代アメリカ文学は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』と呼ばれる一冊に由来する」

また本作は、比較的毒のない『トム・ソーヤーの冒険』(この作品は、いかなる特定の社会的メッセージも含んでいなかった)の続編として捉えられているにもかかわらず、学術的な研究対象でもあり続けている。
とあり、アメリカ文学にとって重要な一冊であるらしい。

と、まあ、こういう情報を先に入れてしまうと、どうしても肩ひじ張ってしまうから、いつものように軽い気持ちで読みはじめようと思う。

先に種明かしをしておくと、僕は「ハックルベリーフィンの冒険」を3分の2くらい読んだことがある。
とても読みやすくて面白かった記憶がある。
なぜ途中で読むのをやめてしまったかと言えば、本の責任というよりも、まだ僕が1冊の本を読み通すだけの忍耐力と集中力がなかったというそれだけのことである。

せっかくなので「トム・ソーヤの冒険」を読んでから、「ハックルベリー・フィンの冒険」に取り掛かりたいと思っている。楽しく読みはじめたい。