年間100冊大計画! | 世界文学登攀行

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世界文学の最高峰を登攀したいという気概でこんなブログのタイトルにしましたが、最近、本当の壁ものぼるようになりました。

大きなことを言うと、できなかった時に恥ずかしいから言わないようにしているのだけど。


今年は、100冊読もうとひそかに決意していた。
かつては、冊数で目標を決めると、どんどん読みやすい本に流れてしまうから、過剰に意識しないことにしていたのだが、おととしくらいから、読む本のレベルは安定してきているし、それなら読む量の方に固執しても、読書のクオリティが下がることもないだろうと、そういう気持ちになっていた。


実際、できるかどうか考えてみる。
自分の読書データをエクセルに突っ込んでみると
2016年 67冊 20,316ページ 週平均1.29冊 日平均55.7ページ
2017年 85冊 25,106ページ 週平均1.63冊 日平均68.8ページ
1冊あたりのページは2016年303ページ、2017年295ページだから、だいたい1冊300ページの本を読んでいることになる。


本当は、新書と小説でページ数も読みやすさも1日に読みたい量も違うのだけど、ざっくり1冊300ページと考えると、100冊読もうとすれば、1年に30,000ページ読めばいいことになる。
30,000ページは、単純に365で割ると1日82ページ。1週間で1.92冊。
結論から言うと、読めないこともない数字である。リズムとしては、朝、家を出る前に30ページ、行き帰りの通勤時間で40ページ、帰ってから20~30ページ読めばいいと考えると、平日忙しい日でさえ1日90~100ページ読めるわけであり、お釣りがくるほどだ。


さて、さんざんここまで吹いてきたのは理由がある。
この年間100冊ペースと、2月までの実績を比較してみようと思ったからだ。
<2月までの目標ベース> 16冊 5,000ページ
<2月までの実績ベース> 6冊 2,498ページ
ページ数は達成度49.9%。冊数に至っては、年間36冊ペースである。
念頭の決意とは、と、語尾に(笑)をつけたくなってくるほどだ。


と、現実を見たところでもう一度現実をにらんでみる。
2月までの実績をベースに年間100冊目標を再計算してみると
1日平均は(30,000-2,498)/306≒89.9ページ
1週間で(100-6)/43≒2.19冊
お、さっき、理想のリズムとして書いた90~100ページにちょうど届く計算であり、まだ、ギリギリいける、まだ、頑張れる数字である。


本は、読みはじめれば、読んでしまうのである。
学ぶことは楽しいし、小説の面白さは中途半端な娯楽をはるかに凌駕する。
ただ、読むまでがなかなか億劫で、読まなくなれば案外読まなくても平気なものである。
だから、目標というムチで自分の尻を叩き続ける努力が必要なわけで、今年は自分の尻を真っ赤にはらしながら、読書にいそしみたいと思う。
あと2,3年で、ムチを入れなくても自然に読めるようになるといいなとは思うのだけど、生来怠惰な自分には年間100冊読むことよりも、自然な読書の習慣をつける方が遠大な目標に思えてくる。だからこそ、意識して取り組むべき課題なのだろうと改めて思った。