アンニョンハセヨ~
最近この投稿シリーズの内容がマニアックすぎて、自分でも若干引きぎみなんですが、ここまできたらとりあえずシーズン1だけでも頑張りたいと思います!
通常のドラマOSTは、その作品に合わせたオリジナルが作られると思うので、作品と音楽の親和性が高いのはある意味当たり前といえます。
今回は、その中でも特に驚いた選曲です。
同テーマの過去記事リンク
※メニュー画面のサムネ画像は、tvN公式より。
※以下、ドラマのネタバレあり。また、勢い余って「応答せよ」シリーズのネタバレもするかもしれません。
※kabo調べ(ネットの拾い情報)も含みますので、もし誤りがある場合はご指摘いただけると幸いです。
※一部文章は過去記事と重複しています。
S1-ep11 バンド演奏曲
「愛するってわかってた」
(原曲リリース:2006年)
バンドシーンの前提となるのは、NSの飲み会シーン。
NSではないのになぜかイクジュンも参加していますw(これまでにイクジュンのキャラがしっかり描かれているので、全く違和感なし)。
焼酎の瓶を回して、その口先の方向に当たった人は、質問に答えるかイッキするかという飲み会ゲームで、チホンがイクジュンに「チェ教授をこれまでに異性として意識したことがありますか?」と質問し、「ある」と回答するイクジュン(この瞬間に流れるのはもちろん「華やかじゃない告白」のイントロ)。
このときのソンファをめぐる2人のバチバチ感は、「応答せよ1994」のスレギvs.チルボンを彷彿とさせます。
そのあと、イクジュンとソンファは、99'sの3人がすでに盛り上がっているカラオケへ合流。
すでにベロンベロンに酔っていたジョンウォンが歌っていたのは、「応答せよ1994」のOSTにもなった「君だけを感じて」
半年前に賢医を視聴したときは1994の視聴前だったから、もちろんこの曲を知らなくて、今回初めて気づいてめちゃくちゃ感激
1994で一番大好きなOSTをこんな形で聴くことができて、今回再視聴して本当に良かったと心から思えました
そして、「君だけを感じて」の後にイクジュンがしれっと予約を入れていて歌い始めたのが、今回のバンド曲にもなる「愛するってわかってた」。
この曲はS2でも、ここぞというシーンで流れたし、タイトルからも察するように、サビの歌詞
好きになると思った
初めて会ったあの日に
が、ソウル大受験の時に出会った2人を表現しているようで印象的です。
しかし今回改めて歌詞を確認したら、
とんでもねー事実が判明したのであります(かなり今さらな話かもしれないですけど、自分は今回初めて気づいたので興奮気味に書きます
)。
イクジュンが歌いだしたAメロ歌詞は、
君を初めて写真で見たあの日
1999年1月31日
その日から今この瞬間まで
僕だけを待ってくれた君を
※上記後半の歌詞は字幕になかったのでネットの拾い情報から抜粋。
S2の「君に」のように歌詞を改変したのかと思って念のため調べたら、原曲ママのようです。
当時の韓国の大学受験事情までは調べきれませんでしたが、「1999年1月31日」は、時期的には限りなくあのシーンに近いはず。
99'sの年齢設定は、もしかしたらこの曲から着想されたのでしょうか。
さらに、この回はチホンの誕生日エピソード(タメ口で「気をつけて帰れ」)があって、食事の後にチホンを病院まで送る途中のソンファへ、イクジュンから電話ががかかってきます。
2人が食事に行くことを知っていたイクジュンの“探り電話”かなと思う一方で、
今日も習慣のような僕の電話に
温かく出てくれた君
この歌詞を表現しているようにも思います。
そしてサビ後半の歌詞は
時間とともに薄れていく愛に君が揺らいでも
その時は僕が捕まえるよ
これはイクジュンの気持ちの再燃のほか、
遠距離恋愛をすることになったジュンワンの気持ちも表現していて、イクスンへ渡せずにいるペアリングを握るジュンワンの表情に泣けるのーーーーー
(イクスンは指輪やネックレスはいらない主義)。
そして99年4月の回想シーンですよ、奥さん
ep6の回想シーンで、ソッキョンの気持ちを知ったイクジュンが、ソンファへの誕生日プレゼントを捨てるシーンがありましたが、その中身が指輪だったことがようやくここでわかります(この貴金属店、1988の鳳凰堂に似ているw)。
イクジュンもジュンワンも、そして20年前も今も、愛する人に指輪を贈りたい気持ちは変わらないのね
このシーン、上京したばかりのイクジュンがまだ方言なのもエモい。
そして、カラオケシーンと回想シーンを経てバンドシーンへ。
バンド演奏で「愛するってわかってた」を歌う現在のイクジュンは、
NSの飲み会で過去のイクジュンの気持ちを知って動揺し、カラオケで今の気持ちにも薄々気づき始めたソンファは、このバンドシーンで完全にイクジュンの気持ちに気づいたはず!
当直室のチホンに場面が切り替わり、2016年春のインターン初日の回想シーン。
ソンファと初めて出会った日の思い出ですね
ここで流れるのがソンファ版(ミドさん版)OST「愛するってわかってた」。
僕を世界で一番幸せな人にしてくれた君をとても愛してる
のように、ソンファと過ごしたチホンの4年間が、どれほどのものだったのかを窺い知ることができます
バンド曲とは別に、たぶんこの回から流れ始めたOSTは「生きていれば」(原曲リリース:1987年)。
ep9の「風が吹いています」 とともに、患者とのエピソードで何度も流れる曲です。
ネットで拾った和訳歌詞を一部抜粋すると
生きていればいつかは
明るい日も来るだろう
とても若いということが
一財産なのに
明日は日が昇る
と、ドラマの内容とぴったりなんです。
この回では、手術で命は助かったけど麻痺が残った患者が「なんで助けたんだ! こんな体でこれから生きていくのがつらい」と悲観し、必ずしも「命を助けること=患者の喜び」に直結しないNS医師(ソンファ)の苦悩が描かれました。
改めて思うけど、患者の病気エピソードとOSTの親和性も毎度すごいですよね。
この曲は、個人的にとても大好きなエピソード“賢い看護師生活”でも流れました。
ユーチューバーの娘(「ラケット少年団」のヒロイン)の動画を見たソン看護師が、「今朝も大ゲンカしてきたばかりなのよ」と言うセリフと表情が絶妙すぎて、毎回泣いてしまうシーンです。
なんでもない一言のセリフが、毎回素晴らしい
■ラブラインの進展とOST
●ジュンワン&イクスン
学会の準備で休日出勤するイクジュンに代わって、ウジュの子守りをすることになった2人。
ここでイクジュンのさりげない神シーンがあるから書いときますね。
2人を残して出かける前、まるで2人の関係に気づいていないように振る舞うイクジュンですが、学会の準備はとっくに終わってるのにPCの
ゲームをしながら教授室に残って時間をつぶしているの
明らかに、ジュンワンと妹カップルを2人きりにさせてあげたいという兄の粋な計らい
物語上では、S2でイクスンが病気再発で緊急帰国する際に打ち明けられて知る流れですが、実はだいぶ前からイクジュンは気づいていたんですよね~。
ep7で99'sがジュンワンの車に乗っていた時に「愛しのハト」から着信があった際、車を降りたイクジュンが「なぜか急に妹に会いたくなった」とさりげなく言うの
話がそれましたが、イクジュンが帰ってきたので外に出た2人。
ジュンワンはイクスンにブルートゥースのイヤホンをプレゼントして、片方ずつ耳に挿して一緒に「ER」という曲を聴きます。
この曲にも絶対に意味があるはずだから、歌詞を知りたい!と思って調べてみたら、やはり
このシーンで流れている歌詞…「もう一度、愛するように戻ってくる」なんです!!
という情報を得ました(Misaさんすごい……)。
※引用元
どうでもいいけど、韓国ドラマってイヤホン半分この演出多いですよねw
昭和生まれの自分からすると、イヤホンの左右それぞれから聴こえる音が違うから、これはあり得ないと毎回思ってしまうwww(今どきのイヤホンはそんなことないのかしら?)。
●ジョンウォン&ギョウル
物語の冒頭で、ジョンウォンは院長に退職の意思を伝えます。
前回イクスンから「、迷ったら心に従え」と言われ、「華やかじゃない告白」まで歌ったのに、なぜ
と悲しくなるシーン。
そして前回までの流れで、ギョウルの医師としての成長を評価したジョンウォンが、初執刀を任せます。
この手術のシーン、全然ロマンス要素がないのになんだかめちゃくちゃ官能的に感じるのはわたしだけでしょうか?(もう感覚がおかしくなってるのかもwww)
手術が無事に終わり中庭で談笑する2人を見て、策略が浮かんだロサオンマw
そして、コールがかかってその場を去るギョウルを目で追うジョンウォンの背後で流れるのはep7の「あなたはいつも」。
僕が君のために生きていると感じた
僕はここにいるよ
初めて愛を知った
の歌詞がぴったりな笑顔
それなら退職は取り消してーーーー(この後の展開知ってるくせに騒ぎすぎw)
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残すところ2回となりましたジョンウォン様の萌えシーンを発表します
ダラダラダラダラーーーーーーーーー(ドラムロール)。
やはり、酔っぱらって「君だけを感じて」熱唱するジョンウォン様です
ソッキョンと2人でポールの周りをスキップする姿がたまらねえ!
あとはマニアックなところで言うと、サムギョプサルのテイクアウトを食べるシーンの冒頭で、デスクでお祈りをしているシーンかなw
ストーリーには直接関係ないけど、さりげない描写でキャラクターが立体的に見える大好きなひとコマです。
ではまた次のエピソードで
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※ドラマの感想
※OSTの感想(好きなOST中心の心の叫び)