みんなのもの<後編>
<昨日からの続き>
「みんなのもの」という考え方が理解できなかったむーちゃん。
うーん…公園の遊具は全部「みんなのもの」だ。
このままだと順番が待てない子供になってしまう…。
この先、大丈夫だろうか…?
そんな心配をしていた夜。
晩御飯の時、ふいにむーちゃんがボクの方を見た。
「みんなのペンギンさん…むーちゃんのペンギンさん違う」
たどたどしい口調の中に、彼女なりの答えが詰まっていた。
…あれから4時間…
ずっと気になっていたに違いない。
納得できないボクの説明を、懸命に消化しようとしていたのだ。
「そうだよ…みんなのペンギンさんだよ…」
「でもみんなのだから、むーちゃんも遊んでいいんだよ…」
ちょっとずつ、学んでいこうね。
ボクもキミから、学んでいくから。
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