家族苗三 95 | 日陰で絵日記

日陰で絵日記

イラスト描きとその家族の日記

 いつもより少し歩く、遠めの公園。

 

 広くて遊具も沢山あるんだけど、その分子供も多いので競争率も高い(笑)。

 

 むーちゃんは怖がりなのであまりスリルのある遊びを好まない。

 すべり台もおっかなびっくり。

 でも他の子がやってるのを見ると、自分もやりたくなるみたいだ。



 むーちゃんより少し小柄な子がすべり台ですべっていた。

 体格はむーちゃんの方が大きいけど、運動能力と度胸はその子の方が全然勝っている。

 一人でのぼり、すべり、またのぼり、すべる。

 両親らしき人は手助けをせず、ただ見守るばかりだ。



 むーちゃんもすべり台に近寄っていった。

 最初、むーちゃんもすべりたくなったんだろうと思ったボクだったが、そうじゃない事がわかった。

 

 むーちゃんは、その子と遊びたかったのだ。




 まだ他の子に無関心な様子の、1歳6ヶ月の女の子。

 冒険心豊かで、いろんな遊具に次々挑戦していくその子は、アンリちゃん。



 手をつないで仲良しに。

    日陰で絵日記-20090502anjutyan.jpg


 むーちゃんが他の子供と遊ぶ姿を見るのは、ボクにとってはじめてだった。

 マヨには見慣れた光景らしいけど、ボクには感動ものだ…。


 

 アンリちゃんと出会ったのは、むーちゃんがたっぷり公園で遊んだ後だった。

 むーちゃんは、とても疲れていたのだ。

 しかしアンリちゃんと遊びたくて、頑張っていた。

 そんな姿を見るのも、はじめてだった。



 アンリちゃんとは、握手して別れた。

 もっと遊びたかったけど、むーちゃんは疲れきってきたし、アンリちゃんもお昼寝の時間のようだった。

 別れるのは寂しそうだった。



 その後、何度か同じ公園に足を運んだけど、アンリちゃんには会えなかった。


 「アンリちゃんオソイネー」


 きっと来ると信じているむーちゃんは、その公園に来るたび同じ事を言う。


 そろそろお友達が欲しいのかな? 







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