先週は雨が多くて湿気が多く、なおかつ暑く、身体にとって辛い一週間でしたね。
体調を崩される方も多く、治療にも一工夫が必要となる週でした。
湿気が多いと、身体が怠く重くなりがちです。
湿気は気の流れを阻害するので身体が重くだるくなり、胃の機能を弱めるので下痢や便秘など胃腸症状で悩む方も増えます。
胃腸の機能が弱ると、体内における湿気を捌く力が弱まり、更に気の流れが滞ります。
こういった時は湿気を捌いたり、胃腸の機能を高めるような一工夫が必要なのです。
ただ、今週からはおそらく梅雨が明け、一気に気温が高くなりそうな雰囲気がありますね。
湿気というのは、一定レベルであれば身体に潤いをもたらしてくれる必要な存在です。
しかし、一定レベルを超えると、身体にとって悪影響を及ぼします。
その一定のレベルを超えた湿気のことを、湿邪と呼びます。
湿邪も大変ですが、暑邪(暑さ)も身体に大きな影響を及ぼします。
湿邪は気の流れを阻害しますが、暑邪は気を消耗します。気の量を減らすのです。
これを「暑邪は気を食む」といいます。
暑邪が気を消耗すると、身体に力が入らない、やる気が出ない、汗が止まらない・・などの症状が現れます。
湿邪とはまた違ったタイプの症状で苦しむことになるのです。
ですから、これからの時期は通常の治療に加えつつ、暑邪の影響を受けて身体にこもる熱をうまく捌くことが要求されます。
選ぶツボを変えたり、ツボは変えなくても鍼の刺し方を変えたり、養生法を伝えたり、様々な方法で対応していきます。
しっかりと皆さんのお身体を守っていきますので、安心して通院なさって下さい。
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