毎日毎日色んな患者さんに鍼をしております。
毎年延べ1万人くらいの方に鍼をしているので、10年以上でもう10万人くらいの方に鍼をしていることになります。
これだけ多くの方の治療に携わっていく中で、病気が治りやすい方と、そうでない方の違いが分かるようになってきます。
色々と要因はありますが、一つは根気強く継続できる方。
1回1回の治療ごとの効果にこだわることなく、治ろうが治るまいが関係なくコツコツと続ける方。
時間はかかったとしても、いつの間にか良くなっています。
逆に治療を始めて間もないのに、「まだ良くならない、まだ良くならない」とあせってばかりの方。
こういった方は、治る治らないの前に、勝手にやっぱり私は治らない、鍼は効かないと決めつけて治療をやめてしまいます。
でも、あせる気持ちも分かります。
私自身、せっかちな性格ですし、あせって不安になる方が人間らしいとさえ思っています。
しかし、これまでの経験上、どう考えてもあせらずコツコツと継続した方は良くなるケースが多いのです。
もし、このブログを読まれた方で、なかなか良くならないと悩んでいる方がおられましたら、症状の良し悪しを気にせず、あせらずひたすらコツコツと治療を続けてみて下さい。
何か病気を治すんだという気持ちさえ忘れて、ただ鍼を受けてリラックスしにいこう!くらいの軽い気持ちでいた方が、かえって身体は良くなりますよ。