京都の強み・アドバンテージとは?① | かがりんの頭の中の整理術          

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頭の中の整理術をご提供しています濱田香佳里です。


突然ですが、京都の強み、アドバンテージって

何だと思いますか?


2021年に文化庁が東京から京都に移転します


そこで、それがもたらす新たな可能性とは?


落合陽一さんがパネリストとして参加された

京都でのシンポジウムに行ってきました。





オンラインコミュニティ「システムDクラブ」の中で桑田和子さんからご紹介があり、早速申し込み、

ご一緒させて頂きました



京都出身の私は、パネリストの方々がどんな可能性を語られるのか、

生で落合さんの話しを聞きたいと思って参加しました。







 「文化芸術による新しい価値の創出と地方創生」~文化庁京都移転がもたらす新たな可能性~

 ・これからの社会に文化はどう役立つのか

・日本の文化の強みと課題

・京都の強み、アドバンテージをどう生かすのか


      <パネリスト>(敬称略 五十音順) 

 落合陽一(メディアアーティスト)
 小山薫堂(放送作家、京都館館長)
 竹宮惠子(漫画家、京都精華大学大学院マンガ研究科全学研究機構国際マンガ研究センター長)
 村田善則(文化庁次長) 

<コーディネーター>(敬称略)
 中村伊知哉(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、京都国際映画祭実行委員長)




【落合さんの意見】

1.これからの社会に文化はどう役立つのか?

日本の文化の強みと課題は?

 

①文化がないと価値は作られない。

価値の源泉は文化にある。

新機能は作れるが新文化は作れない。

文化は長い蓄積によるもの。お金では買えない。

理解と教育が必要。 


日本では買った時が一番価値が高いことが弱点

価値が下がらない社会・保存される社会へ

 

②マスカルチャーとハイカルチャーがある

AIが描いた肖像画に高い値段がついたのは最初であるから

量産品はブランド品になれない

個別のテクノロジーとしてギリギリかれたあたりが文化

ギリギリ普通になった時にテクノロジーが入ってくる


デジタルネイティブにとってテクノロジーは近いもので、デジタルかアナログかの区別はなく、良い方を使えば良いという考え


日本はマスメディアの本数貧困、食(フランス等に比べ学校給食の内容等)が貧困


アメリカから入ってきたものに価値があるとしてきたことで

ブランド価値を自分で作るのが苦手


日本では宗教はディスリ(批判対象)になるが文化は宗教で保護されてきた  

文化に対して税の考慮必要


SonyPanasonicToyota等が作ってきた工業製品を売る社会から文化・ライフスタイルを売る方向へ転換していく

 

2.京都の強み・アドバンテージとは?どう生かすか?

 

ライフスタイルの中にアートとデザインが融合している

生活に必要なことがベースに肩肘はらずにカルチャーになってきた

物を見る時の佇まい、そこで生きてきていること、住んでいることに価値がある

ロハス、自然、生き方としての京都がブランド化する


3.文化庁に期待することは?


先ず、東京から文化庁がある京都にVIPを連れてくる、オフィシャルツアー 

やばい壺(笑)を見せる。作っている人が生で良さを語ってくれる。

 


全体像から具体的なことまで、端的、明瞭。

さすがとしか言いようがない

落合さんの回答でした。


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