坂本 宏(素粒子物理実験) | 科学カフェ京都(特定非営利活動法人)

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◆◆ 科学カフェ京都 第159回定例会 ◆◆




日時: 2019年 2月 16日(土) 2時~4時30分


話題: 『世界最高エネルギー加速器LHCが次に狙うもの 』
ー素粒子物理の最前線は今ー


講師: 坂本 宏 先生
東京大学名誉教授
専門:素粒子物理実験
http://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/~sakamoto/
https://home.cern/

会場: 京都大学理学研究科セミナーハウス
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm
(上記地図の番号10の建物です)



概要:
スイスジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究機関(CERN)に世界最大の加速器LHCがある。そこで行われているATLAS実験に講演者は20年以上にわたって関わってきた。
LHCは2012年に素粒子標準模型で唯一未発見であったヒッグス粒子を発見した。それ以降も加速器や実験装置の改良を重ねながら実験が続けられている。現在の計画では加速器は当初計画の10倍の性能を今後実現し、100倍のデータを蓄積する。実験は2030年代まで続けられる予定である。
そこでは何がわかるのか、そこまでして知りたいものは何なのかを紹介したい。また、それを実現するために、世界中の研究者が協力して様々な研究開発が続けられている。その一端が紹介できればと思う。  


講演資料:
http://kagakucafe.org/sakamoto190216.pdf

講演ビデオ:


質疑応答:


参考:
https://research-er.jp/researchers/view/257009
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E5%8E%9F%E5%AD%90%E6%A0%B8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%A9%9F%E6%A7%8B