飯塚 哲也(昆虫遺伝学) | 科学カフェ京都(特定非営利活動法人)

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◆◆ 科学カフェ京都 第158回定例会 ◆◆




日時: 2019年 1月12日(土) 2時~4時30分


話題: 『カイコのすごい可能性?! 』
ー遺伝子組み換えカイコによる物質生産と新素材開発ー


講師: 飯塚 哲也 先生
農研機構 上級研究員 生物機能利用研究部門
新産業開拓研究領域カイコ機能改変技術開発ユニット
専門:昆虫遺伝学
http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/nias/index.html
https://researchmap.jp/tiizuka

会場: 京都大学理学研究科セミナーハウス
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm
(上記地図の番号10の建物です)



概要:
かつて近代日本の発展を支えたカイコは、現在、遺伝子組換え技術により大きく生まれ変わろとしています。シルクはタンパク質でできており、シルクをたくさん吐くように改良されてきたカイコは、高いタンパク質生産能を持っています。この能力を活用して、遺伝子組換えカイコによる骨粗鬆症の診断薬、ヒトコラーゲンの生産が始まっています。
また、シルクそのものに機能性を付与することもでき、クモ糸シルクや蛍光シルクが得られました。緑色蛍光シルクは、昨年養蚕農家での飼育が始まり、本格的に遺伝子組換えカイコの商業利用が始まっています。


参考: