下谷 政弘(経済史) | 科学カフェ京都(特定非営利活動法人)

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◆◆ 科学カフェ京都 第143 回定例会 ◆◆




日時: 2017年 9月 9日(土) 2時~4時30分


話題: 「経済用語で考える経済史」


講師: 下谷 政弘 先生
京都大学名誉教授 住友史料館館長 
元京都大学経済学部長、前福井県立大学学長
経済史、経営史
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E8%B0%B7%E6%94%BF%E5%BC%98
http://www.shiryokan.jp/

会場: 京都大学理学研究科セミナーハウス
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm
(上記地図の番号10の建物です)


概要:
『明治の近代化がはじまって西欧の経済学が新しい概念を引き連れて流れ込んできた。数多くの「和製漢語」が作られたが、経済分野で使われる用語には社会一般に用いられてきた日常語(中には軍事用語)から転用されたものも多い。たとえば、「系列」「談合」「財閥」「市場」「戦略」、など、また大正期以降には「コンツェルン」や「コンビナート」などカタカナ語も増えてきた。これらの日常語は、どのようにして経済用語に生まれ変わり、あるいは定着してきたのだろうか。逆に、江戸期によく使われた「経済(学)」の語は、明治期には「理財(学)」にとって代わられた。それはなぜか。あるいは、「重化学工業」は戦前の文献には出てこない戦後生まれの用語、なぜ異質な重工業と化学工業とは一語に合成されたのか、漁業はなぜ「第一次産業」だといえるのか、などなど、経済用語の出自や疑問点をめぐる四方山話。』


講演資料:
http://kagakucafe.org/shimotani170910.pdf



講演ビデオ;


質疑応答:


参考:
http://www.osaikikj.or.jp/jyukunen/sub130x17x2.htm
https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8B%E8%B0%B7-%E6%94%BF%E5%BC%98/e/B001I7MPO8