ついに入手した書籍2 安芸楽竿坊(あきらっかんぼう)氏の「川釣り百科」 | 千客酩酊

千客酩酊

「ただ一人を客として催す茶事」は「一客一亭」といいますが、ブログの表題は「沢山の客を酔わそう」という意味を込めた造語です。紆余曲折あって、速やかに削除されてしまうYahoo!ニュース記事のスクラップを目的としたブログとなりました。

 DVDの付いた雑誌で、それなりの年月連載をしてきた。

 そこでも取り上げた、全関東平鮒釣研究会・名誉会長の安芸楽竿坊氏。

同氏の著書もまた、入手できず、数十年が経過していたが…古書のセット売りに入っていたのである。

 

 

 田園調布の住所が掲載されている辺りは、昭和の書籍のご愛敬。

一応、消しておく。

 安芸先生の魚摺(魚拓とは違うという)も見事で、同書でも解説している。

ヘラブナの魚摺は以下の通り。

 

 

 先生の書籍は、魚摺の上に記された歌も特長だ。

 

 明治生まれは硬派だと言うが、田園調布ともなれば洒落ている。

 シビれる内容、こんな釣り百科があっていいのだろうか。
 肝心なヘラブナの頁も、単なる釣り紹介ではない。

 実に、おもしろい文章で、単なる釣り方紹介の入門書ではない、歴とした「安芸楽竿坊先生ワールド全開の読み物」なのである。