昔は池の水を抜きフナを食べた 郷土料理の継承へ「てっぱい」などの講習会 さぬき市
2/19(水) 16:32配信
KSB瀬戸内海放送
川魚を使った郷土料理を残そうと、さぬき市でフナ料理などの講習会が19日、開かれました。
香川県の郷土料理、「てっぱい」の材料
香川県が毎年行っている講習会で、約20人が参加しました。
香川県では、秋から冬に池の水を抜いてフナやコイを食べる風習がありました。
高松市で養殖されたフナを使って香川県の郷土料理、「てっぱい」などを作りました。
フナ料理「てっぱい」
(記者リポート)
「人生初めての『てっぱい』いただきます。すごい噛み応えがあって、噛めば噛むほど味が出てきます。甘い味噌との相性も抜群ですね。おいしいです」
昔は池の水を抜きフナを食べた 郷土料理の継承へ「てっぱい」などの講習会 さぬき市
講習会には、約20人が参加
(参加者[70代])
「池が干上がって、ごみの掃除をするときに、いっぱいフナが出てきて。家でさばいて『てっぱい』にしたが、こんなにおいしくない」
この季節に取れるフナは、臭みが少なく特においしいということです。
個人の意見
かつて連載を持っていた頃、月刊『へら専科』誌上で紹介した郷土料理。
日本人は乱獲するような低民度ではないので、食文化によって魚が守られる。
フナの食文化を認めることで、ゲームとしてのフナ釣りも理解が得られる。
暗に、そういうことが言いたかった。