いよいよ次の金曜日スタート!「身体から読む文学」」のご紹介!NHK文化センターオンライン講座 | 「絶望名人カフカ」頭木ブログ

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『絶望名人カフカの人生論』『絶望読書』『絶望図書館』、NHK『絶望名言』などの頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)です。
文学紹介者です(文学を論じるのではなく、ただご紹介していきたいと思っています)。
本、映画、音楽、落語、昔話などについて書いていきます。

NHK文化センターで3回の講座をさせていただくことになりました!

 

『絶望文学館へようこそ

    ──眠れない夜に「読む薬」』

7/22「辞世の句」

8/26「身体から読む文学」

9/23「生きるかなしみ」

 

オンラインなので、全国からお申し込みいただけます!

 

また、それぞれ1週間のアーカイブ配信もあるので、

リアルタイム視聴でなくても大丈夫です!

ご都合のいい日のご都合のいい時間にご覧ください。

 

ぜひよろしくお願いいたします!

 

お申し込みはこちらから。

 

 

 

第1回目7/22「辞世の句」については、

以前、ご紹介しました。

 

 

今度は、

2回目の「身体から読む文学」についても、

少しご説明を。

 

この回は、

夏目漱石の『こころ』を「からだ」から読む

ということをしてみたいと思っています。

その他にも、

他の作家の短篇を2つ、身体から読んでみたいと思っています。

 

通常、文学を読むときは、心に注目して読むことが多いと思います。

登場人物の内面とか心理描写とか。

そういうものを描けるのが文学の強みです。

ですから、

『こころ』という小説はあっても、

『からだ』という小説はありせん。

でも、身体に着目して読むと、じつはまた別の面白さがあるんです!

 

 

(私の持っている、夏目漱石の『こころ』の袖珍本です)