第1回「宮古島文学賞」の1次選考通過作と最終候補作8作品が発表されました!
「国内外から229作品の応募がありました」とのことで、離島の文学賞の第1回目としては、かなりの数ではないでしょうか。
最終候補作も、全国の人たちがおられます。
http://miyakobunka.com/prize.html
私も選考委員のひとりです。ただ、この1次選考と2次選考にはかかわっていません。最高補作8作のコピーがもうじき私のところにも届くはずで、その最終選考をさせていただきます。他の選考委員は、椎名誠さんと、もりおみずきさんです。最終選考会は1月25日。それまでにしっかり拝読します!
選ばれる側のつらさが身にしみているだけに、選ぶ側に立つのは苦手です…。『絶望図書館』に収録した「おとうさんがいっぱい」を思い出します。選ぶ側の必然は、選ばれる側の不条理です…。それを肝に銘じながら、落とすのではなく、光る作品を拾い上げるという気持ちで、読ませていただきます。
川端康成は文学賞の選考委員になったとき、最終候補作にはいいものがないと言って、応募作すべてを読んで、それまでの1次2次選考で落とされていた作品の中から、受賞作を見つけ出したそうです。そういうことは大いにありえます。ですから、最終候補に残らなかった人もガッカリしないでくださいね。
じゃあ、おまえも応募作すべてをちゃんと読めよと言われると、困ってしまうのですが…。最終候補作8作の中に、光る作品があることを願います。作品としての完成度は高くなくても、何かこれまでにない魅力を持った作品があれば、それを推したいと思っています。
新聞記事にもなっていました。
http://www.miyakomainichi.com/2017/12/104715/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter