『THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」』
という本が発売されました。
THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」/ミシマ社

¥1,620
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詳細はこちらです。
『THE BOOKS green 365人の本屋さんが中高生に心から推す「この一冊」』
ネット上ではよくわかりませんが、
薄いグリーンの、とてもキレイな本です!

私の写真でもよくわかりませんが……。
全国の365店の書店の書店員さんが、「この1冊」を推薦されています。
「中高生に心から推す」ということですが、
ヤングアダルトな作品ばかりが紹介されているわけではなく、
軽い本から重い本まで、かなり幅広いです。
中高生のときに読んで面白い本は、いくつになっても面白いわけで、
誰が読んでも興味深い本だと思います。
目次も面白いです。
1月 1年の初読書はハズレなしの名作で
2月 受験で緊張した心を和ます本
3月 人生の節目を迎えたときに
4月 新生活をがっちりサポートする本
5月 ウツウツした気持ちに効く本
6月 雨の季節。世界の広さ、深さを知ろう
7月 思春期の悩みは、この本で解決!
8月 真夏に読みたい冒険本、戦争本
9月 秋学期、きりりと気合いの入る本
10月 スポーツもので熱くなろう!
11月 芸術の秋、食欲の秋、恋の秋
12月 1年の終わりにじっくり読みたい本
本をめくると、
1ページに1冊ずつ紹介してあって、
まず、本の表紙の画像と、著者・出版社などのデータ。
そして、書店員さんの手書きキャッチコピーがあり(これがいいです!)、
推薦文が載っています。
さらに、その本を読んで面白かったときには、
次には何を読むといいか、
「次の一冊」の紹介もあります。
書店の情報と、
どういう特徴のある書店なのかという、編集部のコメントも載っています。
巻末には、書店マップもあるので、
書店ガイドブックとしても使えます。
巻末にはさらに、
タイトル索引、
著者・編者・翻訳者索引もついています!
印象として、
とても丁寧に編集されていて、
細かいところまで丁寧に工夫されている、
心地いい本です。
ある作家さんが、
「高校の途中までまともに一冊も本を読んだことがなかった」
「あるとき部活の先輩が、『これ、読んでみな』と、一冊の本を渡してくれた」
「本当にあの一冊が俺の人生を変えたんです」
というお話をされて、
それが企画のきっかけとのことです。
実際、1冊の本との出会いが人生を変えることはありますね。
私もそうでした。
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嬉しいことに、
この本で、私の編訳書もご推薦いただいています!
この本です。
希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話/飛鳥新社

¥1,620
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推薦してくださっているのは、
KANEIRI museum shop 6(せんだいメディアテーク1F)
の菅原匠子さんです。
KANEIRI Museum Shop
東北各地の伝統工芸品、クリエイターの作品、デザイングッズ、
アート・建築・ものづくりに関する本等をセレクトされているそうです。
今、気づいたのですが、
このお店のロゴ包装紙デザインは北川一成さんだそうです!
私の1冊目の本の装幀をデザインしてくださった人です。
この本の装幀は、いまだにちょっと類例がないと思います。
素晴らしいデザインと、印刷技術でした。
(出版社がなくなってしまったので、現在は入手困難ですが)
逮捕+終り―『訴訟』より/創樹社

¥1,728
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その北川さんがかかわっておられた書店さんとは、
なんとも奇遇です!
菅原匠子さんの推薦文は、
とても素晴らしいものでした。
ぜひご一読いただけたら、嬉しいです。