ブログを更新しないで早4ヶ月が過ぎてしまった。
さっき、息子と旦那を寝かしつけ、夜の自由時間を得た私は数ヶ月ぶりに湯船に浸かった。平日は息子とシャワーで簡単に済ませるだけだし、週末はパパが息子をお風呂に入れてくれるけれど、やはりシャワーで簡単に済ませる日々だ。独身時代は風呂好きで1~2時間も湯船に浸かっていた私だが、海外生活をするようになってからはもっぱらシャワー。子供が生まれてからは、頭を洗っても10分で済ませるようになってしまった。
そんなこんなで湯船に浸かっていたら、昔、当時一番親しかった同僚と箱根の温泉宿に泊まったときのことが思い出された。誰もいない露天風呂に彼女と2人で2時間くらい浸かっていたっけ。1999年の秋のことだから、ちょうど10年前のことになる。
2人は湯船に浸かりながら、25歳のOLらしく、仕事の話、恋の話、将来の話に花を咲かせていた。
「私たち、これからどんな人生を歩んでいくんだろうね。」
「10年後の私たちってどうなってるだろう。」
なんてことを何度も何度も繰り返していた記憶がある。
当時、まったく結婚願望のなかった私に彼女は言った。「そんなことを言ってるけど、あなたは絶対に早く結婚するわよ。これは私の勘。そして、私は不倫の泥沼に嵌るの」と。
その数ヵ月後、私はその会社を辞め、ワーホリで韓国に飛んだ。そこで今の旦那と出会い1年半の恋愛の末、27歳で結婚した。、そして、彼女は当時まさに不倫の泥沼に嵌っていた。私が結婚してから、彼女とは疎遠になってしまった。彼女は今、どこに住んでいるだろうか?幸せな生活を送っているだろうか?
10年。あっという間だったような気がするけれど、10年の間に起こった様々なことを思い浮かべるとやはり10年の長さや重みを感じる。
10年前、私は箱根の温泉に浸かりながら、当たり前のように今の姿は想像できなかった。まさか自分が10年後も韓国に住んでいるなんて、まったく思ってもいなかった。当時、韓国に行くことは決まっていたが、ワーホリビザが切れる1年で帰ってくるものだと思っていたし、ましてや韓国でデンマーク人と知り合い結婚し、デンマークに渡り、母が大病をし、6ヶ月間の別居生活もあり、さらに旦那と共に韓国に移住し、旦那の両親を亡くし、祖母を亡くし、子供を授かった。この10年間で3カ国を移動し、家族の病気、死と生にも直面した。
そして今、35歳。韓国在住、1児の母。
25歳の私は35歳の私をどのように思い描いていたのだろう。それが、思い出せない。25歳の私は35歳の自分の姿をぼんやりとも想像できなかったのだろう。というのは、35歳の私は45歳の自分の姿を少しも思い描けないのだから。
人生は小説よりも奇なり。
これから自分にはどんな人生が待ち受けているのだろう。分からないからわくわくする。
そう、19歳の誕生日をまじかに迎えた私は、イギリスのボーンマスという町の夜の砂浜に友人と寝転がり、空に広がる星を眺めながら、同じことを言っていた。
「これから私たちにはどんな人生が待ち受けているのだろうか」と。