一足先に、キムジャンをした。キムジャンとは毎年立冬の前後に大量のキムチをそれぞれの家庭で漬けることである。
デンマークではキムチの入手が困難なため、自分でキムチを漬けていたが、本場韓国でキムチを漬けるのは初めて。韓国ではわざわざ自分で漬けなくても、いつでもどこでも買えるし、ここ最近は韓国の友人のお母さんが漬けたキムチやご近所のママ友さんの義母さんが漬けたキムチをお裾分けしてもらっていたためだ。
私はどれも美味しく頂いていたのだが、我が家の男どもは買ったキムチや頂いたキムチを一切食べない。手を出そうともしない。せっかく買ってきても、頂いてもキムチを食べるのは私だけ。デンマークではよく私の手作りキムチを食べていた旦那を思い出し、どうしても我が家の男どもにキムチを食べさせたい一心で、重ーい腰をあげ、キムジャンに乗り出したのだった。
まずは、白菜を洗って刻む。これで白菜3株分。
放置後、白菜を水で洗い塩気を落としてから絞る。3つのタライに入っていた白菜が萎んでこれだけの量になった。
次に、用意した材料を順に入れていく。
まず、手前にある米粉(もしくは小麦粉)をお湯で溶かして作った糊。
コチュカル(唐辛子粉)
刻んだネギ、刻んだにんじん、ブレンダーで砕いたニンニク、ショウガ、玉ねぎ、にんじん、梨、リンゴ
こうなごのエキスやいわしのエキス(つまり、フィッシュソースのことだが、我が家はこうなごエキスを使用)
こんな風に上記の材料をどんどん投入していき、ビニール手袋をした手で混ぜる。息子のことも考えて唐辛子粉は少なめに。(もちろん、食べさせるときは水で洗いますが。)
タッパに入れて、おしまい。これで一冬
越せるかな?
さて、キムチを作り終えるなり、いままでキムチをまったく食べようとしなかった息子が「キムチ、ちょうだい」と言うではないか。早速、水でよく洗って、ちぎってあげたら…食べる食べる。時々、辛そうにしていたが、「ママ、キムチおいしい!」と絶賛してくれた。そして、夕食でもひじきご飯と一緒にキムチを食べていた。
一方、旦那はというと、味見をして「うん、ナカナカうまい」とのこと。
☆ ☆ ☆ ここまでは数日前に書いた記事 ☆ ☆ ☆
その後、遊びに来た韓国人の友人も味見し、「美味しい!」と褒めてくれた。キムチを出せば、旦那も自然とキムチをつまむようになったし、息子も「キムチ、ちょーだい」とよく食べるようになった。取りあえず、キムチ食え食え作戦は成功のようだ。



