その真偽はともかくとして、お庭のシラカシは花もどんぐりも付けない。
植付けてもうすぐ5年になるが、生育は順調で病害虫が発生したことも無いし、葉の一枚だって枯れたことが無い、お庭の優等生だ。
それなのに・・・。

毎年、この時期になると花芽が無いか探してみるが、枝の先端にある3~4つの芽が春になったら伸びて葉や枝になり、その脇から花も咲かせるらしく、今の時点ではハッキリと確認できていない。ただ、例年と同じように芽はしっかりと付いている。
いろいろ調べてみたけど、シラカシに関してはハッキリわかるものが無かった。
型に入れた情報が多い。
シラカシの花が咲かない、ドングリができないという質問は多いがそれに対する返事は、
「剪定の時に花芽を切っているから」
「まだ花が咲く大きさに達していないから」
「樹木の生長は人間に比べたら遅い。花が咲くまで気長に待って」
中には、「樹形を楽しむ樹木で、花を楽しむ樹ではないのでは?」
なんてものまであった。結構乱暴。
シラカシって、自然では20mまで生長する高木で、一本植えのシンボルツリーとしてお庭でも3m以上には育てる樹木。生垣として仕立てて2mくらいの高さに抑えていたとしても、何本も並べて植えていて1つも花が付かないことなんてあり得るだろうか。
花が付く大きさって何メートルなんだ?
いつまで待ったら良いんだ?
・・・うん。花を楽しむ樹ではないよな。なんて妙に納得したりもするけど、でも、それじゃあ問題解決できへんやん!

(お庭のシラカシの状態)
お庭のシラカシは1.5mの高さのモノを5年前に植えつけて、今は3.5mの高さに生長した。
現在、花もドングリもできたことがない。
(シラカシの花・ドングリの基本情報)
シラカシは、雌雄同株、雌雄異花。つまり1本の木にオスとメスの花が両方ついて受粉できる。花が咲いたらドングリまでできる樹だ。
ちなみに花が咲いたら、その年の秋にはドングリができる。当然だと思うかも知れないが、クヌギやミズナラは2年かかって翌年の秋にようやくドングリができる。そんな樹もあるのだ。

仕方なく情報の断片をつなぎ合わせてみた。
(となりのお庭について)
ネットで見ていると、育て方について書いたものや販売店が書いた説明は、全くあてになる情報は無かった。樹木図鑑などは、花やドングリの写真が多く掲載されていて10mを超えるような大樹が花やドングリを付けた様子が見られた。少し近づいた感じ。
そんな中で役に立ったのが、数は少ないが個人のお庭のシラカシを紹介したものや、悩み相談の質問。上でも書いたが、回答はあてにならなかった。
高さ2.0m、3.5mでは花も実(ドングリ)も見たことが無いという。
一方、一つだけドングリが成りすぎて困っているという記事があった。
気になる高さは、2階の窓の高さとのこと。推定5mだ。
比較的近い種類になるマテバシイでも2階の高さに達して、やっとここ数年ドングリが成っているという記事を見つけた。
もう一つ気になる情報がある。それはシラカシの寿命が200年から300年と長いことだ。
こちらは、何年で花が咲くという情報は見つからなかったけど、うちのシラカシはお庭に来て5年。当時1.5mだったから種から2~3年は経ってたかも知れない。
発芽してから開花・結実まで10年くらいはかかるのかな?
こちらも近い種類では、コナラが5~10年、クヌギ12年、アラカシ10年以内などの記事を見つけた。こちらは、記事中にも個体によって差が大きいと記載されているものが多く、目安として参考にできそうな感じ。
ということで・・・、あと数年はお預けなようだ。
大きさが必要なのか、年数が必要なのか、両方必要なのかは分からなかったけど、何とか開花・結実までの目安を把握できたことで少しはスッキリしている。
シラカシの植栽記録・育て方はコチラ

詳しい育て方はコチラ

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