8/5(土)シアタークリエへ行ってきました。
昼に友人達とランチの予定があり、直前で、ソワレのチケットを格安で譲ってくださる方がいたので、行ってきました。
出演者は、この方々。
⾼梨次郎:山口祐一郎
⽊下 渉:浦井健治
⾼梨⺠⼦:大塚千弘
⽊下園江:保坂知寿
どちらかといえば、ミュージカル俳優の印象が強い4人が、歌無しのお芝居。
そこにも興味がありましたし、家族モドキっていうタイトルも気になりました。
歌わない裕一郎様を見ると、いつも思うのは、「意外と高めの声なのよね」という事。
そして、たまたま見る演目が、そうなのか、コミカルな感じが多い。
素の雄一郎様を知らないから、何とも言えないけれど、きっとご本人も愉快な方なんだろうなぁ~と思う。
この舞台とは関係なく、たまたまこの記事を読んでいました。
だから、今回の舞台に出演されるにあたって、色々と思い入れもあるのかなぁ~と舞台を見ながら、思いました。
その記事は、こちらです。林真理子さんとの対談。
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山口さん演じる父親は、昭和なら、恐らくどこにでもいた父親像。
娘の事を本当は思っているのに、素直に表現できない父親。
一方、娘も、父親に似て素直じゃなかったりする。そこは似た者同士。
そこに、学生時代の友達とその妻が関わってきて、お話が進んでいく。
保坂さんは、姉御肌的で、頼りがいがあって、安心がある。
裕一郎様とのボケとツッコミ的な呼吸も、面白い
浦井君は、どこかボーっとした感じもありつつ、裕一郎様につっこまれて、おろおろしてる様子は、浦井君っぽいと思ってしまう。愛すべき人ですよね。
大塚さんは、ちょっと遅めの反抗期って感じのする娘さんだったけど、それが逆に、お父さんである裕一郎様からの愛情が欲しいっていう風にも見えて…
前半、ドタバタな感じで色々笑いがあったけれど、ふと漏らしたセリフで、
「あ~そういう事か」と後半の流れはわかってしまった。
とはいえ、やっぱり切なかったし、やり場のない悲しさがこみあげてきた
私の隣にいた方は、すすり泣きしていたし、会場中あちこちで、そうでしたね。
家族って、どの家族も、みんな幸せなわけじゃない。
兄妹の仲や、親との関係が悪かったり、毒親がいたり、義理の両親と同居なら、色々な問題もあるだろうし…ヤングケアラーや、母子家庭で経済的に大変だったりもするだろう。
「家族モドキ」を見て思うのは、血の繋がり=家族なのではなくて、人との絆=家族モドキになっていくんじゃないのかなぁ~
強い絆を持っているならば、それは血の繋がりがなくても、家族なんだと思う。
家族モドキは、色々な家族のパターンを考えさせられる舞台でした。