霊幻道士10を観ました(*^_^*) | かづきの逆ギレポジティブな日々

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本日二度目の更新(*^_^*)

昨日せっかくの休日なのに、ずっとどしゃ降りの雨で寒かったので、せっかく咲いた桜を観に行くこともできず、家でのんびりしておりました。

 

時間があるから、今自分の中での再ブーム来てる(笑)キョンシー映画の続きを観ようと思い、アマプラで霊幻道士X(10)を観てみることにしました。

 

 

前作の「霊幻道士Q(9)」が微妙( ̄▽ ̄;)だったので(笑)今回もあまり期待しないでおこうと、最初からハードル下げて観たからなのか…

 

え、思ってたよりもいい(*゚∀゚*)

え、私これ前作のよりずっと好きだぞ(≧▽≦)
 

と、いい意味で裏切られて早速感想を書きたいーヾ(≧▽≦)ノってなりました(笑)

 

ネタバレもありなので、下げますね。

 

 

 

 

 

あらすじ

青龍(チンロン)に住む妖怪退治専門のハオ道士とその弟子、チュウサムとモンチョイ。

モンチョイの恋人アーシャンが住んでいる豪族のお屋敷で狐の妖怪退治をして報酬を得たりもするが、普段は内職や自営をして生計を立てている。

ある日埋葬には向かないはずの土地で、土木工事中に地中から棺が掘り起こされる。

どうやらそれは普通に埋葬されたものではなく、悪しきものが封印されていたものであるとハオ道士は警察署長に忠告するが、

署長は近々行われる万国博覧会にこの棺と埋葬されていたミイラを出展しようと考え、それに激しく反対したハオ道士とモンチョイを捕らえて遺体安置所に閉じ込めてしまう。

棺に封印されていたのは、人の生気を吸い取る山猿の妖怪山魍だった。

遺体安置所で山魍が蘇り、モンチョイの生気を吸ってしまったために、狂暴化してしまう。

その場は一旦ハオ道士が術で抑え込んで、博覧会終了後再び地中に埋め直し封印することになった。

 

一方、アーシャンの父に「お前のような貧乏道士の弟子に、わしの娘はやれん!どうしても結婚したかったら、3日間以内に結納金を用意しろ!」と言われて落ち込んでいたモンチョイ。そんな彼のために、チュウサムはハオ道士が持っていた「茅山(マオシャン)秘術」という本を読んで、街外れの墓地に住み着いて宝を守っているという、伝説の女妖怪からお金をもらおうとする。

美しい娘の姿をしたその妖怪は、友達のために危険を冒してやってきたチュウサムの男気を見直し、望み通りお金を渡したが、翌朝それはお金ではなくただの紙切れになっていた。

文句を言おうと再び彼女に会いに行き、最初は険悪な感じだったものの、130年以上ものの間この地にとどまっている彼女に悪意は感じられず、むしろ同情の気持ちが芽生え次第に仲良くなっていく。

自分の名前は持っていないと寂し気に言う彼女に、チュウサムは「スースー」と名付けてあげた。

妖怪と毎晩会うようになったチュウサム、魂が薄れてこのままだと死んでしまうと見抜いたハオ道士は、モンチョイと共に幽体離脱して、2人の元に行きスースーを退治しようとする。

ハオ道士はその昔、チュウサムと同じように女性の妖怪と恋に落ちて結婚したが、彼が危険な目に合った時、彼を助けようとして消滅してしまったのだった。

だからチュウサムの気持ちもわかるが、生きている者と妖怪では住む世界が違う。

弟子としてチュウサムを必要としているからこそ、連れて行かせるわけにはいかないと彼女を退治しようとしたが、チュウサムはそれを強く引き止め、もう二度と彼女と会わない誓いを立てた。

 

その一方、警察の遺体安置所に保管されていた山魍は、窓から入り込んだ黒猫から生気吸い取って力を得ると、封印を打ち破って暴れ出した。

そして自分を封じた道士に復讐しようと、幽体離脱中だったハオ道士たちのところへ向かう。

ハオ道士とモンチョイが幽体離脱している間、その体を守るため見張っていたアーシャンが襲われかけるものの、夜が明け陽の光を浴びてしまった山魍は退散する。

自宅に戻ってきたハオ道士たちは、山魍を退治するため、開催された万国博覧会の会場で待ち伏せする。

突如現れた猿の妖怪に人々は逃げ出し、ハオ道士たちは必死で戦うも強過ぎて全く歯が立たない。

アーシャンがとっさにかけた温泉(硫酸)で弱ったのを見て、チュウサムは仲間を逃がし、山魍を展示されていた温泉の水槽におびき寄せようとした。

妖怪もろとも水槽に叩き付けられそうになった瞬間、彼の手を引いて助けたのはスースーだった。

彼女は山魍に憑りついて、自分もろとも水槽に体当たりし山魍を退治した。

 

 

封印されていた大猿の妖怪退治と、チュウサムの悲恋ストーリーが軸になってます。

霊幻道士シリーズは清王朝末期のものが多いのですが、この話の最初の方で「中華民国」というワードが出てきました。

満州民族が建国した清王朝が滅んだあとに、中華民国となります。

なのでラム道士たちが活躍していた頃から、半世紀ほどあとのお話になのかな。

万国博覧会もそうだけど、警察署のところで車が登場してきたりするのを見ると、かなり現代に近づいてきてた時代背景だったのかな。

 

演じてる役者さんは前作と違いますが、弟子の名前はもうずっと「チュウサム・モンチョイ」のままで固定らしい( ̄▽ ̄;)

弟子の役割として、チュウサムはイケメンで武道に長けた優秀な弟子、モンチョイはちょっと劣るけど憎めないいいやつという霊幻1からのセオリーな感じですね。最早それについては何も言うまい(^_^.)

ハオ道士がチュウサムを見て「私の若い頃にそっくりだ」とつぶやくところ(笑)

元祖チュウサムが新チュウサムを褒めるという、霊幻1ファンにしかわからないようなメタ発言(笑)

このセリフだけじゃなく、女妖怪スースーと恋に落ちたチュウサムに「生きている者と妖怪とでは住む世界が違う」と諭す場面は、霊幻1のチュウサムと女幽霊シャンシーの場面のオマージュになってました。

かつてラム道士に言われたことを、何十年経って弟子に言っている姿がなんか感慨深い(゜´Д`゜)

ここはもう完全に、霊幻1を観ていたファンへのサービスだったに違いない(´Д⊂ヽ

 

前作の弟子たちはパッとしない感じだった(笑)のですが、今回のチュウサムはかなりのイケメン(*´ω`*)

しかも友達想いで優しい性格なので、美しいスースーとの場面はとても素敵でした。

彼女が「人間の女の子が羨ましい。美味しいお菓子を食べたり、頬紅を買って綺麗にオシャレできたりするから」と言っているのを聞いて、お菓子や頬紅を買ってきてあげたりするところがとても優しくて素敵だったな~(*´ω`*)

多分霊幻シリーズにおいて、歴代NO.1のイケメン弟子だったと思う(笑)

 

霊幻1のチュウサムとシャンシーもお似合いで美しかったけれど、あっちは出会ってすぐに濡場シーンになってしまい(笑)

あまりの大人な展開に子供時分に観た時はドキドキしましたが、今回の2人は仲良くなっていく経緯を微笑ましく描いていて、2人の純愛な感じがラストの切なさを引き立てていたような感じがしました。

山魍退治が終わって数日後のシーンがとてもよかったです。

自分を助けてくれたスースーのことが忘れられないチュウサム。そんな時、街の男性が「ハオ道士、娘が生まれたんだ!この子に名前を付けて欲しい」と頼みにくる。

その赤ん坊の額に、スースーと同じ赤い点が着いていた。それを見てハオ道士はチュウサムに「お前が名前をつけてやれ」と言う。

チュウサムは微笑みながら、その女の子に「スースー」と名付けてあげた(ノД`)・゜・。

ちゃんと生まれ変われたんだ、よかったね(゜´Д`゜)

 

どんなジャンルの作品であっても、出てくるキャラクター達の間に優しさや思いやりが見受けられるものが好きなので、今作のストーリー展開はとても好きです。

ちゃんと伏線回収されていたり、彼女の冥福を心から祈る気持ちを、彼女に買ってあげた頬紅を供えることによって表されているところがとても丁寧に作られているなあと感心しました。

 

あとBGMが中国楽器を用いた中国らしい音楽で、とても雰囲気がよかったです。

予告映像にもチラッと映ってる天井に吊るされた白い傘とか、無人の馬車に乗ってスースーに会いに行くところとか、幻想的な映像も中華ファンタジーしててよかったです(*^_^*)

 

まあその分アクションとか、山魍の見た目とか(笑)(プレデ〇ーズかと思った(笑))霊幻道士ならではのアクションシーンやキョンシーを期待していた人はガッカリするかもしれない(;^ω^)

キョンシー研究所の所長さんも「近年のキョンシー映画で残念に思うところ」という動画で、アクションシーンがCGに頼り過ぎてリアルに戦ってる感じがしないのが残念と語ってました。

いわゆる波動みたいな気功で相手を倒すCGアクションですね(^▽^;)

 

 

これは映画技術の時代の移り変わりなのかもしれないですね。

霊幻1の頃の香港アクション映画は、実際の役者さん達が体張って相手を攻撃してリアルな迫力がありました。

それが好きだった人には、今のCG映像で迫力あるように見せるやり方は、なんか違うなあと思われるのかもしれないです。

後者のCG波動アクションは牙狼で観慣れているので(笑)私はどちらでも楽しめるのですが(^▽^;)

 

ラム道士の霊幻1~8は1980年後半から1990年代。

今のハオ道士の霊幻シリーズは2010年後半以降のものですから、撮影方法がだいぶ違っているのは致し方ないし、

キョンシー自体が出ないのは、中国の検閲が厳しくなっているため、昔のようなキョンシーを出すことが中国製作映画ではできないらしいです。

キョンシーはNGだけど、妖怪ならOKなのか??という疑問もないではないですが(;^_^A

キョンシーだって大きく括れば妖怪みたいなもんじゃん!と思ったけど、人間が妖怪化してしまう部分がダメなのかな?

 

そしてハオ道士も前作のQに比べて、若い頃のチュウサムを彷彿させるような場面が多く見受けられました。

妖怪退治は得意なのに、人間の死体を怖がるところとか。寒い霊安室に閉じ込められているから、寒くてモンチョイの上着を奪ってしまうところとか(笑)

最後街を救った英雄として、新聞記者に写真を撮られてカッコつけてみせるところとか。

いたずら好きでお調子者だったチュウサムならこういうことやりそう(笑)っていうのが随所に出てました(*^_^*)

だから塩屋翼さんの吹き替えの声も、前作よりもこっちの方がハマってるように聴こえました。

ラム道士を模倣していくのではなくて、あの時のチュウサムが年老いて(と言っても若々しく見える)こうなったんだなーというのを前のより感じ取れたので、私はこっちのハオ道士の方が好きです。というかこの路線で行って欲しい(笑)

 

とにかく霊幻10は面白かったし、この作品「こちらキョンシー退治局」と同じくらい好きです。

前作の霊幻9と全然繋がっていないので、あっちを観なくてこれだけ観ても全然大丈夫です。

むしろ霊幻1を観てない人は、そちらを観てからこれを観てチン・シュウホさんの成長具合を見比べて欲しい(笑)

という訳でお薦めです(*^_^*)

 

 

 

若かりし頃のチン・シュウホウさんはこちら

 

 

 

 

 

でも記念すべき初登場シーンは、キョンシーに化けてモンチョイを脅かすというシーンなので素顔ではなかった(笑)

 

思っていた以上に私好みの映画だったので、この勢いで霊幻11観ようとしたら、11から13までは有料レンタルになってた…(゜´Д`゜)

アマプラ会員なので、見放題作品なら無料でサクッと見ることができるけど、11以降のものはレンタル料金が発生するみたい…

今まで無料だから、どんな作品なのかお試し感覚で観てきたけど、レンタル料発生するとなるとちょっと躊躇する(笑)

だって面白くなかったらなんかもったいないし…(^▽^;)

でも考えてみたら、ゲオでDVDレンタルして観るのと同じことか…(;´∀`)

アマプラでレンタル利用をしたことがないので、また時間のある時霊幻11以降を観てみようと思います。