霊幻道士3と4を観ました(≧▽≦) | かづきの逆ギレポジティブな日々

かづきの逆ギレポジティブな日々

思い通りにならない人生でも、
大切なものがあれば、幸せに生きられる!(*^▽^*)
そんな私は俳優の小西遼生くんや牙狼にハマり中vv
痛いですが、いろいろバカみたいに語ってます~(;^_^A

早いもので、2023年もあと2ヵ月と11日…あっという間に年末になってしまいますね(^▽^;)

今年は比較的秋台風が少ないものの、寒暖差が激しくて疲れやすくなってます(T▽T;)

午前中はいいんだけど、午後から夕方にかけて急にダルくなって夜ダウン(T_T)してしまうことも多かった(T_T)

休める時はなるべく体を休ませてはいるけれど、自律神経の乱れなのか更年期障害なのか(;´Д`)

9月年度末決算のピークはなんとか超えて、通常の仕事量になってきたので、今後一層寒くなるのに備えて自愛していきたいと思います。

 

さてさて!以前の記事にも書きましたが、少し前からなぜか私の中でキョンシー映画ブームが再来してまして(笑)

ベッドで横になりながら、YouTubeでキョンシー映画の解説動画を観たりしている日々です。

インターネットは最新の情報だけではなく、子供の頃に観ていたものや好きだったものを、今になって掘り起こして観たり知ったりできるところがすごい。

そして、昔はレンタルビデオ屋でレンタルしてこないと観れなかった昔の映画を、ネット配信で手軽に観れるところがまたスゴイ(^▽^;)

 

小学生だった頃、日本中キョンシーブームが巻き起こってまして、私ももれなくテレビ放映された「霊幻道士」「幽幻道士」を鑑賞。コメディーの面白さとカンフーアクションのスゴさと、そしてキョンシーという中国独自ゾンビの怖さをこの2本の映画で知りました。

あまりキョンシー映画に詳しくない方におさらいとして、2本のシリーズものの違いを簡単にご説明。

 

「霊幻道士」は香港製作映画、1980年代香港アクションスターであるサモハンキンポーが、1900年代の中国を舞台にした妖怪コメディーアクション映画を製作し、その続編として1985年にラム・チェィン道士を主役にしたホラーアクションコメディー映画として公開されました。

 

「幽幻道士」は翌年1986年「霊幻道士」をオマージュして台湾で製作、美少女道士テンテンを始めとする子供達が活躍するキョンシー映画として公開され、テレビ放映されるとたちまち大人気となりました。

 

この2つのシリーズ以外にもキョンシー映画は数多く製作公開されたそうですが、日本ではやはりキョンシーというとこの2大巨頭の「道士」映画が思い浮かぶ人が多いと思います。

どちらも大ヒットして続編が作られ、霊幻道士の方は現在も製作されているそうです(キョンシーは出てこないけど)

 

私の記憶の中では「霊幻道士1」「幽幻道士1.2」で止まっており、それ以降の続編を観たかどうかすらも覚えてなく(^▽^;)

と言うか、この3本を何度も繰り返し観ていたから、強烈に記憶に残っているのだなあと、この前アマプラで見返した時、全部の場面が鮮明に蘇ってきて、大人になった今観ても面白さは色褪せなかったです(*^_^*)(むしろカットされた?と思われるシーンも思い出した)

先代キョンシーや親方キョンシーの恐ろしさ、渋いラム道士のカッコよさ、弟子のチュウサムとモンチョイの面白さ、美少女テンテンやベビーキョンシーの可愛らしさ(n*´ω`*n)

ホラーものは苦手(特にリングみたいなジャパニーズホラー系)な私だけど、なぜかキョンシー映画は観れる(笑)

コメディーとホラーのバランスがとてもいいし、どの映画も起承転結がハッキリしていて、強くて恐ろしいキョンシーを最後は皆が力合わせて退治し、よかったよかった💖めでたしめでたし♪で終わるところがスッキリする。鑑賞後の後味が非常にいい。

 

これを機会にアマプラで配信されている続編を観てみよう(≧▽≦)と思い、まずは「幽幻道士3」を観たのですが……

当時の日本でテンテンたちが、今で言うところの大バズり(笑)したのをきっかけに、TBSが台湾のドラマ制作に携わってキャストそのままでテレビドラマを作ったそうです。そのドラマと同時期に製作された3は、前半はまだキョンシー映画しているものの、後半からは子供向け特撮ヒーローっぽい展開になっていて…子供の頃なら楽しめたのかもしれないけど、幽玄1.2の雰囲気とは違ってしまったなあ……(◎_◎;)と若干残念な気持ちになってしまいました。

子供達は可愛かったですけどね(^▽^;)

幽玄シリーズ映画は5まで、あとテレビドラマシリーズが残っているので、そっちも徐々に観て行こうとは思います。

 

一旦気持ちが萎えてしまったので(笑)気を取り直して霊幻の続編の方に切り替えました(;^_^A

「霊幻道士2」は字幕版しかなく、他のシリーズと違って公開当時(1980年代)の香港が舞台なので、体調いい時に集中して観ようと思い後回し(なんとなくおぼろげに観た記憶もあったし)

「霊幻道士3」と「霊幻道士4」は吹き替え版があったので、先にこっちを観ることにしました。

 

※以下感想はネタバレありなので、まだご覧になってない方、ネタバレしたくない方はスルーして下さいm(_ _)m

 

 

 

 

 

「霊幻道士3 キョンシーの七不思議」

 

各地を旅しているマオ道士が、とある村のお屋敷に呼ばれ幽霊退治を頼まれる。

家族が見守る中、法術を使って襲ってきたキョンシーを華麗に退治!と見せかけて、そのキョンシーはマオ道士が連れている身寄りのない幽霊の兄弟。彼らが凶悪なキョンシーのフリをして金儲けをしようとしていたのだった。

だが、本物の幽霊が現れてしまい、その家の家族共々お屋敷から逃げ出したマオ道士。

一方その村では、深夜に馬を盗みにくる窃盗団を捕まえるため、ラム道士を中心として若者たちが集まっていた。

女妖術師が妖術をかけて頑丈な体に仕上げた男たちを使って村人と戦うものの、ラム道士の法術で撃破され妖術師は退散する。

生き残った捕虜2人を捕まえ、その捕虜を助けに妖術師が戻ってきたところを再び退治するお話。

 

……って!!キョンシーじゃなくて妖怪、幽霊やん!!?Σ(゚◇゚;)

それに私これ昔見たわ、なんかところどころ記憶に残ってた( ̄▽ ̄;)

 

インチキ道士が連れている幽霊の兄弟、20歳ぐらいの若者と10歳ぐらいの少年。

最初キョンシーの恰好してたけど、それはわざとその恰好をさせていたみたい。

幽幻道士の方に出てくる特殊霊魂風の新しい服をマオ道士が2人に買ってあげて、そのままだと着れないから、一旦燃やして灰にすると幽霊の彼らも手にとって着替えることができる。

「でもシワくちゃだ」と文句を言う兄に「アイロンを使え」とアイロンも燃やして(燃えるの??)それを弟が兄の服にかけてあげるシーン、ここは覚えてる!!(*゚∀゚*)

 

ラム道士の傲慢で調子のいい弟子チャンにいたずらを仕掛けて、ラム道士に捕まってしまう幽霊兄弟。

マオ道士はオロオロして助けに行くけれど、ラム道士に「生きている者と死んでいる者は一緒にいることはできない、彼らのためにも離れるべきだ」と諭されて、今までインチキをして金儲けしていたけれど、根は真面目な人らしく、彼らが成仏できることを願って別れを決意する。

だけど兄弟たちはマオ道士の傍を離れず、彼が妖術師に襲われていると、危険を顧みず助けようとしていました。

マオ道士と幽霊兄弟の互いを思いやる気持ちが随所に見られて、なんかほろりとしました(T_T)

 

ちなみに弟幽霊のカワイイ男の子は、霊幻道士2でベビーキョンシー役を演じていた男の子だそうです。

私の中で「ベビーキョンシー」は幽幻道士に出てくる3歳ぐらいのカワイイ子の方(笑)

霊幻2の子は幽幻のベビキョンより少し大きいから、ベビー(幼児)じゃなくてキッズ(児童)キョンシーじゃないかなと思ってる(;^_^A

 

でもって、妖術師との戦いの方はあまり記憶に残ってなかったんだけど(^▽^;)

最後の方に出てきたツボに閉じ込めた幽霊を高温の油で揚げてしまう場面、油の温度が低かったから生焼けの天ぷら状態になったキョンシー??に襲われるマオ道士が面白かった(笑)ここはなぜか記憶に残ってた(;^_^A

炭を体に塗ると幽霊からは見えなくなるらしいので、全裸になって体中に炭を塗るものの、急いでたから足の裏とか背中とかが濡れてなくて耳なし芳一状態(笑)

生焼けドロドロのキョンシー?の気持ち悪さとコミカルさが相まって、すごくカオスな状態でした。

 

結局3は「キョンシーの七不思議」とサブタイトルついているけれど、出てくる敵は全て幽霊であって、私含め皆が思ってる純粋なキョンシーではない気がする。

でも中国人のYouTube解説動画の中で言ってたのですが、本場中国では「キョンシー」というと「妖怪、幽霊、ゾンビ」全般の総称を表すらしく、キョンシー映画を観ていた日本人の認識とは違うらしいです。

日本人が思い描くキョンシーは「清王朝の礼服を着て、お札を額に貼ってピョンピョン飛び跳ねてる遺体」それが人々を襲うから道士に退治されるのがキョンシー映画だと思ってました(;^_^A

昨今の「霊幻道士」シリーズも、皆が思ってるようなキョンシーは出てこないものが多いそうです。

この3もその一環だったのかもしれない。でもまあ、その点を除いて純粋に妖怪ものコメディー映画として観たら面白いです。

 

続いては「霊幻道士4 最後の霊戦」

 

 

 

霊幻3が全部記憶に残ってないけど過去に観ていたということに気づき、面白い事は面白いけど、霊幻1に比べて何か物足りない…と若干不完全燃焼していたので、霊幻4もガッカリしないといいなあと思いながら観始めました。

 

オープニングからいきなり、ほのぼのとしたBGMに乗せて、ジブリに出てきそうな(笑)可愛らしい山小屋のイラスト……

あれ??私見るもの間違えた??(◎_◎;)と嫌な予感がした(笑)

 

争いとは無縁そうな穏やかなおじいさんと孫娘のような女の子が登場。

どうやらこの家に住む和尚さんとその新しいお弟子さんらしいです。

近くの泉に水を汲みに行った和尚さんが、隣の家に住む道士の弟子の若者と再会し、新しい弟子を紹介する。

最初若い女の子だと知らずに「どうせおばあさんなんだろ?からかってやれ」とわざと抱き着いて彼女は大激怒!!

あどけないカワイイ顔をしているけれど、非常に気が強くて若者の腕を斬り落としそうになるのを和尚が止める(笑)

 

なんだ、このほのぼのコントみたいなの…( ̄◇ ̄;)

いや、面白いけど、若者も女の子も可愛いけど、これホントに霊幻道士??

 

そしてツッコミポイント(笑)和尚さんの名前は「あんぱん和尚」…アンパン??(◎_◎;)

え、何その日本っぽい名前(笑)ウィキペディアによると、原作では「一休和尚」という名前だそう(;^_^A

他の霊幻シリーズもそうですが、日本語吹き替え版になると役名が変わるものが多いです。

あのラム道士も、ガウ道士だったりチェン道士だったり、字幕と吹き替えでも違う。

にしてもあんぱんは…せめてあんまん和尚の方が中華っぽいのに(^▽^;)

ちなみにもう一人の主役の道士はゴクウ道士(この霊幻4だけラム道士不在)まあ、そっちはなんとなくわかるけどさ。

 

ゴクウ道士の弟子の名前はポテト(吹き替え版)原作は「カーロウ」らしいけど、ポテトの原型ないんだけど!?

どういう基準で命名しているわけ??(◎_◎;)

 

そして最大のツッコミポイント!

この映画紅一点のカワイイ女の子弟子の名前がチン〇ン(思わず伏字)

ウィキペディアでは原作名も一緒みたいなので、なんでそれを他の名前に変えなかった!!?\(◎o◎)/

一休→あんぱん カーロウ→ポテトに変えるんなら、彼女の名前こそもっとカワイイ呼び名に変えてあげてよ!!(≧◇≦)

広東語では別の意味があるのかもしれないけど、日本語では下ネタだしカワイイ女の子にその呼び名はセクハラ過ぎるわ(◎_◎;)

「リンリン」とか「シンシン」とか、いくらでも変えようがあるでしょうが!!!!

 

まあ…役名に文句言っても仕方ない……(ーー;)

幽幻シリーズの方なんか、チビクロ、デッパ、スイカ頭、デブ隊長だもん(笑)

それは最早役名ではなく、悪口に近いあだ名(;^_^A

 

場面は変わって夜の森の中、ゴクウ道士がキョンシー隊を連れて歩いています。

やっとキョンシーキターーー(*≧∀≦*)

お札を貼ったキョンシーたち、両手を前のキョンシーの肩に乗せて一列に行儀よく、そして先頭に道士がいて操っています。

道士の仕草と同じ動きをするので、倒木をリンボーダンスの要領で避けていくのが楽しい(n*´ω`*n)

ああ、やっとまともなキョンシー観れた(笑)

ラム道士とは違い、ゴクウ道士はちょっと不真面目な感じの道士。

操るのが疲れると言って、カエルに命令のお札を飲ませ、自動でキョンシーを歩かせる。

っていうか、他の映画のキョンシー隊とはちょっと操り方が違うのね(他の道士たちは、鈴を鳴らして操ってた)

その隙に女狐妖怪が現れキョンシーを盗まれそうになるが(盗んでどうするつもりだったんだろう)腕前だけは立派な道士(笑)

色仕掛けに一瞬惑わされるも、すぐさまメギツネ妖怪を退治して無事にキョンシーを自宅まで運ぶ。

 

と、キョンシーターンはここまで。家に帰ってからは、仲の悪い隣人のあんぱん和尚と子供のようなケンカバトルシーンの連続(笑)

まるでコントみたいなやり取りに呆れる弟子たちと視聴している私(笑)

子供の頃なら純粋にこういうのも楽しめたのかなあ…と思いつつ、いつになったらキョンシー映画になるんだ?と思ってました。

正直この辺りまで期待していなかったのです(笑)

 

それが大きく裏切られたのは、中盤に入って家の前を純金の棺を担いだ一行が通りがかった場面。

身分の高そうな子供と屋根付きの大きな棺、そしてそれに着き沿う道士、ゴクウ道士の後輩道士だそうです。

人力車に乗せられた子供は天帝の親類らしく周りから「殿下」と呼ばれていました。

棺に納められているのは、彼の叔父だそうです。

遺体がキョンシー化するのを防ぎながら都まで運ぶ道中なので、キョンシー退治には欠かせないもち米を分けてあげるゴクウ道士。

不吉な空気が立ち込めています。お、展開変わってきたぞ(*゚∀゚*)

 

夜になって雷雨が降ってきた森の中、急いでテントを張り、棺にかけられた墨の術が解けてしまわないようにと部下に命令する道士。

しかし、お付きのオネエ側近が「殿下を先に入れてちょうだい!死んでる者より生きている人間の方が先ヨ!!」なんて言い出してそれを阻止する。

殿下を丁寧にテント内に入れた後、棺を運ぼうとした時雷が落ちて棺の封印が解かれたーー。°°(≧□≦)°°。

はい、フラグ回収キター(≧◇≦)

 

棺からキョンシーが飛び出し、次々と側近たちを襲う。道士が必死に戦うも、強過ぎて歯が立たない。

キョンシーはテントにいた甥である殿下にも攻撃、殿下を守ろうとするオネエ側近も攻撃を喰らってしまう。

道士がなんとか食い止めて殿下を逃がし、オネエ側近は殿下を抱き抱えてあんぱん和尚の家へ逃げ込む。

キョンシーが現れたことを聞いて、和尚と道士は森へと向かい、キョンシーにやられた側近や部下たちを桃剣で刺している道士を見つける。

自分もキョンシーにやられ、キョンシーになってしまうから殺してくれとゴクウ道士に頼むがそれはできないと拒む。

それを見て道士は自分で剣を刺し自決する。周りを傷つけまいと立派な行いの道士に敬意を払い、彼らの遺体を燃やす道士と和尚。

 

殿下とオネエ側近を匿った家では、弟子たちが殿下の傷を治そうとしていた。

そこへ……不吉な影が…近づいてくるううーー(≧◇≦)

キョンシーにやられた3人の側近たちが、キョンシーになって襲ってきた!!!

家の中から外の様子を伺い、師匠に渡された剣や武器を持って立ち向かおうと構える弟子2人。

障子に映るキョンシーの影が怖い怖い。°°(≧□≦)°°。

「危ない!!チン〇ン!うしろ、うしろおおーー(≧◇≦)」と思わず教えてあげたくなるシチュエーション(だから、呼び名をもっと考えてよ、伏字にせんといかんから記述しにくい(笑))

 

これ、まさにこれだ!!(*゚∀゚*)

私が求めていたキョンシー映画、子供の頃に初めて観た霊幻1、そして幽幻1の時感じたあのスリル!!!

怯えて隠れていても、どこからか急に襲ってくるキョンシーの怖さ!!!

それをまるで自分も追従体験しているかのような錯覚に陥る瞬間!!!

霊幻3、幽幻3に足りなかったのはコレだったーーー!!(≧▽≦)

 

オネエ側近もついにキョンシー化してしまい、襲ってくるキョンシーが増えてしまう!!

危機一髪で和尚と道士が戻ってきて、キョンシーたちをやっつける。

その遺体を焼いて弔う和尚、弟子の傷を治して様子を伺う道士。

前半のコミカルさはどこへやら、2人とも協力し合って、どこかへ消えてしまった元々の狂暴キョンシーに備えます。

 

霊幻1の時から、凶悪なキョンシーは生前縁のある者の元へ帰ってきて、その者たちを襲う傾向にあります。

殿下のそばについていたチン〇ンの後ろから、あのキョンシーが襲ってくる!!!

道士がお札を貼っても力が強大過ぎて全然効かない。和尚が持っていた巨大な数珠を投げつけ、その数珠の球をキョンシーの両目に食い込ませる。ますますグロテスクで怖い姿になっていくキョンシー。°°(≧□≦)°°。

一旦逃げて行ったけど殿下の命を狙っているので、弟子たちに儀荘(キョンシー隊を保管している場所)の小屋に隠れるよう命令。

 

小屋の入口付近の床に水あめを塗って、キョンシーの動きを封じ込めようとしていたものの、床下から床板を突き破ってくるキョンシーが怖い怖い怖いーー。°°(≧□≦)°°。

このキョンシーメチャクチャ強い、霊幻1の先代キョンシー、幽幻1・2の親方キョンシー並みのしぶとさで、道士も和尚もなかなか倒せず、最終的には力づくで押さえつけて、キョンシーの弱点の毒やらマムシやらを無理やり飲ませてなんとか退治、めでたしめでたし♪というお話でした。

 

いやあ~~めっちゃくちゃ面白かった!!!

前半は何見せられてるんだろう…と思ってたけど、後半からはしっかりキョンシー映画だった!!

霊幻1幽幻1と同等の面白さと恐怖感がたっぷり味わえて、どっぷり映画の中に入り込めました。

最初は期待していなかったから、後半余計に楽しかった!(≧▽≦)

ラム道士は出てないけど、個人的には霊幻3や幽幻3よりも、断然面白かったです。

これぞキョンシー映画!というのが楽しめました。

 

それでいて今までの映画は、キョンシー退治=道士(道教)だけだったけど、仏教徒である和尚も参加していることで、今まで観ていた霊幻道士とは少し違う感じに見えました。

2人が対立していたのは、道教と仏教は違う教えだから仲が悪い?とか、そういった背景もあったのかな?

攻撃的な道士に対し「殺生はいかん!」と諫める和尚、あまり詳しくはないけれど、道教と仏教の違いも垣間見える作品でした。

 

今までの作品もだけど、中華文化圏のインテリアとか小物とかがとても素敵(*´ω`*)

今回のヒロイン(名前はアレだけど)も可愛くて好きでした。

隣り合わせの窓越しに、竹筒で作った糸電話を渡して、ポテトと糸電話で会話しているとこも微笑ましくて可愛かった(n*´ω`*n)

最初の出会い方は最悪だったけど、あんな山奥だから異性どころか人もあまりいなくて、ポテトにとっては初めての友達みたいで嬉しかったんだろうなあ(*´ω`*)

殿下を甲斐甲斐しく介抱している姿に、自分も構って欲しいとわざと「息がーできないーー!!」と人工呼吸を狙うが、彼女の代わりにオネエ側近が目を閉じてるポテトに熱烈キッス💘してしまうとこがお約束過ぎて笑えたwww

毎回ホラーとコメディーのバランスがちょうどいいので、怖くなり過ぎずに観れるのがいいです。

 

ちなみに、殿下役の男の子(ラストエンペラーみたいな礼服に辮髪姿だった)は、霊幻2のベビーキョンシー、霊幻3の弟幽霊役の子です。

主役のゴクウ道士は俳優の滝藤賢一さんに似てる(笑)もしくは若かりし頃の横山やすし(笑)

ゴクウ道士役の方は、霊幻1の最初と最後に出てきたラム道士の後輩道士もやってました。後輩道士から主役へと昇格(笑)

あんぱん和尚は霊幻1からずっと脇役で出ていたそうです。脇役からメインキャラへ昇格(笑)

ポテト役の人は初登場ですが、霊幻1の弟子チュウサム役の方の実弟なんだそうです。どうりで雰囲気や顔立ちが似てた(笑)

そして一番ビックリなのがオネエ側近役の人、霊幻1の先代キョンシー役の方だそうです(笑)キョンシーメイクがスゴ過ぎて素顔がわからんから気づかないわ(^▽^;)オネエ側近の時は、顔色の悪いジャック・スパロウっぽかった(笑)

 

そんな感じで霊幻シリーズは、歴代の役者さんが何役もやられてることが多いので、その辺も楽しめます(*^_^*)

霊幻5以降も観たいのだけど、アマプラには5~8までが配信されていない(T▽T;)

DVDを買ってまで観るかどうか(-_-;)それにAmazonのレビューによると、霊幻5以降は監督や製作陣が変わってしまい、1~4までの感じと違うものになっていったため、評判もあまりよろしくないとか。

霊幻9以降はラム道士から、弟子のチュウサム役の人が道士になって妖怪退治をしている映画になっているそうです。

こちらも元祖の霊幻1からキョンシー好きな人には、あまり評判よろしくないみたい( ̄▽ ̄;)

キョンシー研究所チャンネルの所長さんも、中国の映画検閲事情で昔のようなキョンシー退治をする映画は作れなくなっていってるから、その辺を知った上であまり期待を持たない方がいいとおっしゃってました。

個々の好みもあるので一通り観てみて、やっぱりこの展開の方が好きだなと自分の中で決めればいいかなと思います(*^_^*)

 

今回観た霊幻3と4、どちらも違う路線で面白いですが、キョンシーの怖さを再び味わえた霊幻4の方が私的に好きでした。

私は面白さとアクションとスリル、この3つがバランスよく揃ってるのがキョンシー映画に求めるものかなと思いました。

また他の作品も観てみよう(*^_^*)