花鳥風月日記

花鳥風月日記

食べること、本を読むこと、映画を見ること、娘と一緒にいること、ひとりの時間が大好きです。日々感じたことを綴っていきます。

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こんにちは。mikiです。



昨日ふと、昔の手紙を読み返したくなって、実家に野菜のおすそ分けをもらいにいくついでに(うちの母はご近所さんにしょっちゅう野菜やお花なんかをいただいているのです)、昔の勉強机の引き出しから手紙BOXを持って帰ってきました。




これは、昔もらってすごくうれしかったお手紙をまとめて入れているもの。友達や、カフェをやっていた頃のお客さんからのもの。




すっかり存在を忘れていたけど、読み返してみると、そこには今とは全然違う人みたいに思える“私”がいて、涙がぽろぽろこぼれた。


友達は『あなたはとにかく頑固。でも私はそんなあなたが大好きだし、尊敬する』と。別の友達は、『友達の話や、好きな人の話をする友達はいっぱいいるけど、私の考えてることや、奥底の気持ちを言えたのはみきちゃんだけ。私、友達で尊敬できるのは初めて』。


そして別の友達は、『私はみんなと一緒にいるために、合わない人にも合わせちゃうんだけど、あなたは絶対そういうことはしない。そういうところ、すごくいいと思うし、うらやましかった』




そしてお客さんからは、『ミキさんは本当に素敵です。静かな立ち居振る舞いで、やさしくて、温かくて、思いやりと愛情に満ちていて。ちょっとした気配りが、どれほど人をうれしい気持ちにさせるか、教えていただいています』


それらに散りばめられている“私”は、なんだか別の人みたいでびっくりする。とにかく頑固ってやたら書かれてて、私一体何やらかしてたんだろうとも思うけど(笑)




でもそれが、本来の私なんだろう。昔の私は、両親に愛されて、旦那さんにも愛されて、その自覚があったから、いつも自信があってのびのびと自分らしくいられた。そのままの私を受け止めてもらえる場所があったから。


今、職場に全くなじめなくて、ほとんど何にもしゃべらないまま一日が終わって、萎縮しちゃってるからか失敗ばっかりしてたまにブチ切れられて、もう自信もへったくれもないような状態だったから、昔にもらった言葉が宝石みたいで、涙がとまらない。




私が私のままでいたら最強のはず、って分かってるのに、どうしたらいいのか分からなくて苦しくて苦しくて、自分を全く出せないから人の役にも立てないし豊かさともどんどんかけ離れていく。


私にとっての大事な人達が伝えてくれる、『私のいいところ』が、全く通用しない世界にいて、私は何か間違ってたのかな、とか、どこか直さなきゃいけないところがあるのかな、とか思ってしまっていたのだけど、なんか、そんなことない!と思えた。


だって、そう思って努力しても何も変わらないし、それどころかますます状況がひどくなっていってる気がする。



頑固でも、のんびりしたペースでも、それでもそんな私を、『大好き』だって、『尊敬する』って、『素敵』だって伝えてくれる人がいる。私は、そっちを信じる。


だから、私がそんな私でいられる場所を作る。自分が自分らしくいられる生き方をするのを諦めない。だってまた、こんなお手紙もらいたいもん。





写真は、大事なお手紙BOX。何度読んでも号泣。でもその友達と今もつながっているかというとそうでもなかったりする(笑)


こんにちは。mikiです。


生きていくって、こんなに苦しいのか…という日々です。


がんばってるけど、仕事が全然できなくて失敗ばかりしていて、あまりにも失敗するから萎縮したりあせったりして更なる失敗を引き起こし、自分でも自分がなんでこんなに仕事ができないのか意味が分からなくて泣きたくなる。




こんなに仕事できないことあったかな? お店もしていたし、アルバイトも色々したけど、こんなに失敗ばっかりしてたことなかった気がする。



修行のつもりで始めたケーキ屋さんでの仕事も体調を崩して続けられなくて、自分のお店を持つためにパンの勉強をしたかったけどそもそもこの辺りに働けるパン屋がなくて、働きたいと思えるようなお店もなくて、あとはスーパーかドラッグストアのレジの求人しかなくて、せめて食に関わる仕事と思って始めた今の給食調理の仕事ではなんでか失敗ばっかりで、人の輪の中にも全然入れなくて、世界のどこにも居場所がない。



娘のために貯金したいのに、今の仕事は前職よりお給料が大幅に下がってしまい(時給制で、土日祝がお休みなので)貯金どころか毎月足りてないし、かといって実家に住むという選択肢は自分の中には絶対ない。



条件だけで見たら、実家に住めばいいじゃんと誰もが思うかもしれないけど、今思い出しても、実家に住んでいる時は、心からほっとできる時間が全然なかった。仲が悪い訳じゃない。でも、合わない人と一緒には暮らせない。



仕事でもつらくて、帰っても心が休まらなかったら、本当に死にたくなると思う。だって今の私の唯一の楽しみが、うちにいて一人でのんびりするときや、娘と一緒に好きな番組や映画を見ながらご飯を食べる時間だから。




今だったら、もしまだ実家がお店をやっていたら、喜んで継ぐと思う。昔はそんなこと全然思わなかったけど、最近そんなことばかり考える。父と一緒に働いてみたかった。そんな人生もきっと楽しかったはず。




自分のお店があるって、すごいことだ。尊いことだ。父はすごく素敵なお店を作ったのに、その価値が分からなかった。それを守ってあげられなかった。


今お店はもう人に貸してしまい、多分出ていくような予定もないし、その家賃収入が母の助けになっているから、私があのお店を使えることはきっとない。一人でやるには大きすぎるお店だし。



雇われて、たくさんの人と一緒に働くと萎縮して力が出ない。独立したくても貯金が全くない。とりあえず家賃を払って生活していくために、収入は少なくても今の仕事をやるしかない。



ここは田舎で、誰がどこで働いてるとかをみんなが何となく把握していて、都会と違ってこれ以上転職を繰り返したらブラックリストに載ってしまいそう。

この負の無限ループから、どう抜け出したらいいのか分からない。


何よりつらいのは、そんなことを話せる相手がいないこと。母に言えば「みんなそうやってがんばってるんやから」と説教されるだけだし、(はいその通りです)娘には心配かけたくない。信頼できる人もいない。


何でこんなふうになっちゃったんだろう。どうやって希望を持ったらいいんだろう。




生きてることがつらいなんて、悲しい。死んだような顔で働きに行く姿しか娘に見せてないことが情けない。娘が毎日楽しそうにしてくれていることだけが、今の救い。



写真は、この間作ったイングリッシュマフィン。やたら美しくできた!仕方ないのでパンは独学。







こんにちは。ご無沙汰しています。mikiです。元気です!



今の仕事のいいところは、土日祝がお休みなところ!連休ということが毎週毎週うれしすぎて、お休みの朝起きた瞬間からにやけてしまいます。


これまで飲食の仕事ばかりで土日出勤が当たり前で、公務員とか会社員とか全く興味を持たずに生きてきたけど、土日祝がお休みの仕事もすごくいいものじゃないか…と今更ながらに知りました。


地元に帰って最初に就いた仕事はホテルだったので、年末年始も普通に仕事があり(むしろめっちゃ忙しかった!)、去年まではケーキ屋さんで働いていたから、クリスマスのこの時期は忙しすぎて疲労困憊で、年末年始のお休みはあったものの短く、年末の大掃除ができませんでした。


私は年末年始が大好きなので、年末にきちんと掃除をしたり休めなかったりしたことが本当に悲しくて、去年も一昨年もその前も、ちょっとモヤモヤした気持ちでいたけど、今年は!家の中の気になる所を着々と掃除していっています。


台所の換気扇(去年は力尽きて無理だった…)、ごちゃごちゃしていた押し入れの収納、お風呂のカビ落とし。


掃除をきちんとすると、想像していた以上に空気が変わるので、うれしくて仕方ない。


合間にお茶とおやつとAmazonプライム(今は『メンタリスト』。大好き!)で休憩したりして、至福。私本当に、ずっとうちにいられる。


私の望みって、小さい頃から全然変わらない。ずっとうちにいて、家族と一緒にいたい。ただそれだけ。

でもそれが、こんなにも難しい。


それが自分の望みだから、大学を出てそのまま元旦那さんのお店を手伝うことにしたのも、ただ好きな人とずっと一緒にいたかったから。(もちろん、食の仕事だったからというのもあるけど)


親にしてみたら、何百万も出して大学に行かせたのになんで飲食店?って思うよね。今なら本当に親不孝だな、と思うけど、でも、心の中にいる小さい私がずっと、「もうどこにも行きたくない。ただうちにいたい。家族と一緒にいたい」って言う。


もう大人で、働かないといけなくて、情けないし何言われてもしょうがないけど、それが自分の揺るぎない気持ちだからどうしようもない。


だから独立しない限り、この気持ちはずっと続くんだろう。たとえ土日は休めても、本当はどこにも行きたくないんだもん。


でもとりあえず、今年の年末年始は、一週間もお休み!楽しみすぎる。娘もバイトですっかり忙しくなってしまったけど、家族でゆっくり過ごします。


写真は、やっと掃除できた換気扇。2年分の汚れ落とし、すっごい大変だった…。