【極上の相場格言】― カネがなくても知恵がある!― -5ページ目

…相場格言…「金がない相場師は、翼のない鳥とおなじ」(ウォール街の格言)

…相場格言…

「金がない相場師は、翼のない鳥とおなじ」(ウォール街の格言)


ウォール街に「貧乏人が市場を通り抜けるのははやい」という格言があります。株は自分が売買したい気持ちと値動きの波動がマッチしたときがもっとも儲かります。しかし、どんな最新兵器を持っていても弾がなければ意味がない。肝心なときにお金がない!これほどくやしいことはありません。儲かるシステムづくりは財布の管理から始まります。トレードで得た利益を再投資することはリスク・マネジメントの基本ですが、その配分には十分注意を払う必要があります。
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◆「財布は、中身がなければボロきれと変わらない」(メルヴィル)

◆「ギャンブルは資金があるものが最後に勝つ」(ことわざ)

◆「地獄の沙汰も金次第」(ことわざ)

◆「命金には手をつけるな」(相場格言)

◆「いつまでもあると思うな、親と金。ないと思うな、運と災難」(修養訓)

◆「財布が軽ければ…心は重い」(ゲーテ)



…相場格言…「悪手が悪手を呼ぶ」(将棋格言)

…相場格言…

「悪手が悪手を呼ぶ」(将棋格言)


悪手とは囲碁将棋のよくない打ち方のことで、その反対が善手。ちなみに相手に対し嫉妬をこめて打つことを悪碁といいます。仕手株などに手を出して理屈をならべてカラ売り(悋気売り)をしたり、無謀な両建てや難平も悪手のひとつ。こうしたとき必要なのは死学問より活常識。定石を臨機応変に打てば悪手は封じられます。高等テクニックを覚えたからといって気軽に試してみるほど投資の授業料は安いものではありません。悪手は焼け石に水になるだけでやればやるほど傷口を悪化させます。
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◆「失敗する可能性があることは…必ず失敗する」(エドワード・A・マーフィー)

◆「指値は取り消すな」(相場格言)

◆「意地商いは破滅のもと」(相場格言)

◆「無知な友ほど危険なものはない。賢い敵のほうがましだ」(ラ・フォンテーヌ「寓話」)

◆「人間は不幸のどん底にいるときでも、たいそうな見得を張ることがある」(アンデルセン)


…相場格言…「プロは相場格言に従わない」(D・L・マークスタイン)

…相場格言…

「プロは相場格言に従わない」(D・L・マークスタイン)


おおくの人が格言やジンクスで動くのならば、自分はその逆を張ればよいわけです。そこまで行かなくとも常識にとらわれず自分の信念にそって臨機応変に動くことが売買の秘訣。相場は固定観念を捨て、常に流動的に考えなければいけません。マークスタインのプロ論はほかにも「プロは株と結婚しない」「プロは自分の相場と共に生きている」「プロは資金を分散せず集中する」「プロは売買の理由を知っている」「プロは大勢の意見に用心深い」「プロは弁解をしない」などがあり、いずれも基本的をしっかりと押さえたルールになっています。
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◆「相場師の最大の敵は自分である」(相場格言)

◆「誰もが記憶力のなさを嘆くが、判断力のなさを嘆くものはいない」(ラ・ロシュフコー)

◆「トレーディングは、自分の誤りを素直に認める人が勝利への道を歩むことになる」(ビクター・スペランデオ)


…相場格言…「相場師の舌を閻魔は持てあまし」(相場川柳)

…相場格言…

「相場師の舌を閻魔は持てあまし」(相場川柳)

競馬に「予想上手の馬券下手」という格言があるように、相場も講釈好きな人に限ってその腕前はからきし駄目なもの。勝負の世界では後講釈が達者な人を“講釈八段”といいますが、相場もあのとき売っておけば、買っておけばの「たら」「れば」は見苦しいものです。『呻吟語』に人間の資質には、聡明才弁・豪放磊落・深沈厚重の三種類があると書かれていますが、もっとも優れているのが深沈厚重だとあります。つねに物ごとをふかく考え、重厚な性格の人は投資をやっても無駄口を叩くことはありません。
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◆「講釈師、見てきたような嘘をつき」(相場川柳)

◆「強弱上手の商内下手」(相場格言)

◆大きな儲けの約束は警戒せよ(米国証券取引委員会)

◆「トレードについて決定するときの情報が多いほどその決定が間違う可能性が高いということに私は気づいた」(ジェイク・バーンスタイン)

…相場格言…「けなり売り、けなり買い、するべからず」(八木虎之巻)

…相場格言…

「けなり売り、けなり買い、するべからず」(八木虎之巻)


kabutoIM000010 けなり売買とは他人の儲けを羨んで売買することで、嫉妬による売買を悋気売買といいます。これらの愚行を諌めるのが「感情で張るな、勘定で張れ」という金言で、感情的な売買はギャンブルとおなじです。よそ見をすることなく自分の商いに集中しなければ相場で儲けることはできません。人の結果を羨望するだけでその原因を究めず、売り買いの浅いところで張っていれば相場の流れに取り残されます。やるべきことは、まず自分自身をよく観察すること。そして売買がうまい人と自分の違いを比較してみることです。

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kabu0000011 ◆「感情で張るな、勘定で張れ」(相場格言)

◆「腹立ち売り、腹立ち買い、決してすべからず」(本間宗久)

◆「クソ度胸、出すはよけれどヤケクソに、ならぬようにと心するべし」(近世いろは相場金言)



…相場格言…「心はやるときは三日待つべし」(本間宗久)

…相場格言…

「心はやるときは三日待つべし、これ傳なり」(本間宗久)

いわゆる「三日待つべし」の原文がこれ。三日とは日数の問題ではなく、日常生活でも衝動買いのほとんどが後悔することがおおいように、売買をするまえに昂ぶる心を静するという意味。株の売買は売り方・買い方の両面から客観的に判断するべきで、明治期に珍重された『六甲伝』には「三日待つべし、相場弱く見えるときは三日待って気を転じ買い方に廻ること。これ極意であり、常にこの心持ちを忘れてはならぬ。自分が強いときは人も強い。自分が弱いときは人も弱気になる。上げ詰めは下げの始め、また下げ詰めは上げの元を知ること」とあります。「自分が強いときは人も強気。自分が弱いときは人も弱気。」の部分が押さえどころで、もう少し様子をみれば陰陽が転換するとか、つぎの相場がやってくるともとれる格言です。

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◆「売買とも今日よりほか商い場なしと進み立つとき、三日待つべし」(本間宗久)

◆「迷わば休むべし、相場は常にあり、決すれば進むべし、機は瞬間に去る」(相場格言)


…相場格言…「当り屋といわれるころから曲り出し」(相場川柳)

…相場格言…

「当り屋といわれるころから曲り出し」(相場川柳)

kabu001123 当り屋とは的中率が高い予想屋のことで、その語源は弓道のマトを射抜いた当り矢からきています 。当り屋が世間に注目されると、当然のことながらその逆を張る勢力が出てくるので的中率が下がります。そもそも、売買する標的は動いているのです。この程度の予想を真にうけて売買していたらキリがなく、瞬く間に資金を使い果してしまいます。当り屋が登場する格言には「当り屋につけ」と「当り屋に向え」の二種類があり、なかには「当り屋につくより、曲り屋につけ」といった捻りを利かせたものもあります。これは予想がハズレている曲り屋の反対を張るほうが儲かる確率が高いという意味。いずれにせよ、ほとんどの予想屋は自分で売買することはなく、数打ちの予想でたまたま当たった“まぐれ当たり”を吹聴すればよいので傷つくことはありません。

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◆「当り屋につくな、曲り屋に向え」(相場格言)

◆「当り屋につけ、曲り屋に向え」(相場格言)

◆「曲り屋の逆を張ったらまた曲り」(相場川柳)


…相場格言…「相場中毒はアル中とおなじ」(相場格言)

…相場格言…

「相場中毒はアル中とおなじ」(相場格言)


「オレは、まだ酔ってない」という人にかぎってその足元はフラフラなもの。飲めると酔うは違います。市場にも常に建玉がなければ気がすまない人がいて、いつも売買の雰囲気に酔いしれ、あっちを売れば、こっちを買うといった状態で市場に張りついています。これでは二日酔いになるヒマもありません。むかしこの手の人を“相場中毒、株屋の宝”といったそうで、勢いにのぼせて休むことを忘れ、損が出ると焦って無駄玉を打つ。三度のメシよりカブが好きという人は、手数料ウンヌンはさておき、かなり危険な状態にあります。
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◆常に市場に居なければならないと考える者は決して金儲けできない(ウォール街の格言)◆「相場に淫することなかれ」(相場格言)

◆「相場で儲けて相場で失う」(相場格言)

◆「相場をするものは相場に倒れる」(相場格言)

◆「冒険で得、冒険で失う」(ことわざ(独))

◆「始は人酒を飲み、次に酒酒を飲む、終いに酒人を飲む」(ことわざ(日))


…相場格言…「おごるなよ、円い月夜もただ一夜」(ことわざ)

…相場格言…

「おごるなよ、円い月夜もただ一夜」(ことわざ)


kabuMoo0000211 月満つれば欠けるなり。地合いが良くなってくると、とりあえず買っておけば儲かるような気分になります。しかし、安定や安心は投資家の期待であり、眺めいて満足な相場は一瞬して消え去るもの。月に月齢があるように相場にも満ち欠けがあり、油断をすれば天井圏にいることがほとんどです。また、満月や新月の夜は重大な事件や事故が起こりやすいといわれます。安全を期するためには持株の比率を下げ、現金もしくはリスクが低い金融商品への疎開も検討するべきでしょう。

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◆「なにごとも七八分で止め、十分に張り詰めぬがよし。月ならば十三夜」(商人生業鑑)

◆「安心、それが人間のもっとも身近にいる敵である」(シェークスピア)

◆「月満つれば欠くる」(司馬遷)

◆「満つれば則ち覆る」(荀子)

…相場格言…「ブルもベアも、ときどき儲ける、だがホッグは決して儲けない」(ウォール

…相場格言…

「ブルもベアもときどき儲ける、だがホッグは決して儲けない」(ウォール街の格言)


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マコーレーの『英国史』によると一六八八年ごろ英国貴族のあいだで、牡牛(ブル)と熊(ベ ア)に闘犬(ピットブル)を闘わせる賭けが大流行したとあります。この格言はその闘いぶりから誕生したもので、 牡牛は強気、熊は弱気の象徴です。そして最後の貯金箱に象徴される豚(ホッグ)はたんなる欲張りのこと。ブルとベアは相場の強弱で売買をしているのでどちらかが儲けることになります。しかし欲張りホッグは日和見なので儲けることができません。「転んでもただでは起きぬ」といいますが、ホッグが転んだらあっという間にブルとベアの餌食になります。

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◆「市場には三種類の投資家がいる。強気と弱気、そして“のろま”だ!」(E・エズラ)

◆「ウォール街は欲張りの味方はしない」(ウォール街の格言)